超次元ゲイムネプテューヌ~緑の女神候補生~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回はルルの闇の女神化無双になっています。
ネプ子達が空気や……(汗)
しょうがないじゃん?
だってギアちゃん達がメインなんだもん……(必死の理由)
楽しんでいただけると嬉しいです。

それではどうぞ。



第19話 闇の女神化

「"ダークシェアドライブLv2"……アクセス!」

『Access、Evolution……』

 

ルルがそう呟くと、

黒き光は輝きを増しながら

緑の女神候補生を包み込み始めた……

そして姿を現したのは……

 

「変身…完了……」

 

髪色が緑から黒と緑が混じりあった色に変化したルルがいた。

全身も禍々しい黒色に染まっている……

更に彼女の足元には風圧のような物が漂っていた。

その姿にネプギア達も……

 

「あれがルル君の……」

「闇の女神化……」

「でも…なんでか怖く感じないよ?」

「なんかさ…わたし達、少し下がった方がよくない?」

 

ラムの勘は当たっていた。

実際に今のルルからはアンチエナジーとはまた()()()()が纏わりついていた。

ここはルルに任せて下がった方がいいと判断したネプギアは、

3人にある事を伝える。

 

「今はルル君に任せて私達は隙が出来たら攻撃しよう」

「それが妥当ね、ただ待つのは癪だけど……」

「ルルくん…大丈夫なの?(オロオロ)」

「ロムちゃん、大丈夫だよ!」

 

ネプギア達はルルから少し離れた。

今は彼に任せようと……

 

「貴様…何者だ!!」

「…………」

 

マジェコンヌが問いかけるも、

ルルは何も答えずマジェコンヌを見据えたまま。

次の瞬間、ルルの姿が消えた。

 

「消えた? いったいヤツは何処に…「…スラッシュウェーブ」なんだと!?」

 

声に気づいたマジェコンヌが後ろを振り向くと、

衝撃波が自身に迫っていたのだ。

マジェコンヌは上空に飛び衝撃波を回避するが……

 

「…エクスマルチブラスター・ツインバースト」

「なにっ!?」

 

いつの間にか頭上にルルがおり、

右手にユニの銃、左手にはディバインキャノンを構えており、

銃口から光線が発射される。

 

「ぐおああああああああああああ!?」

 

光線をモロに浴びたマジェコンヌは地面に叩きつけられる。

 

「お、おのれぇ……!!」

 

悔しそうに呻きながらも立ち上がろうとした瞬間……

 

 

ーーバコン!!ーー

 

 

 

「ぬおっ!?」

 

マジェコンヌは何かに頭部を殴られた。

その何かはまた自身に接近している…しかも超高速で。

そして徐々に近づいてきたのを感じたマジェコンヌは防御の態勢をとる。

 

(なんだこれは……2本の杖だと!?)

 

近づいてきた正体は高速回転している2本のペン型の杖。

それはロムとラムの杖だった……

ではこれを操っている者は何処に?

マジェコンヌが杖の攻撃を防ぎながら上空を見上げる。

そこにはルルが左手で指揮している姿が……

 

(まさか……手の動きだけで2本の杖(こいつ)を操作しているのか!?)

 

するとロムの杖が高速回転を止めマジェコンヌから離れた。

そして先端が輝きだし……

 

「…アイスキューブ」

 

サイコロ型の氷が5つ出現しマジェコンヌに襲いかかる。

すると今度はそれに合わせるようにラムの杖が上空に移動し、

ルルの手に渡る……

 

「…エターナルフォースブリザード」

 

魔法名を唱えた瞬間、

マジェコンヌの足元が凍り始める……

このままでは自身ごと凍ってしまうと判断したマジェコンヌは、

ウイングのビットで足元の氷だけを溶かし上空にいるルルを切りかかる。

 

「魔法を使ったのが運の尽きだったな! クロスコンビネーション!!」

「「「「危ない!!!」」」」

 

ネプギア達が叫ぶ。

明らかに直撃コースだった……

するとここでルルの足元に纏っていた黒い風圧がマジェコンヌを吹き飛ばした。

まるで風圧そのものが意思を持っているかのように主を守ったのだ。

 

「…パンツァーブレイド」

 

ルルの右手にはネプギアのビームソードが。

そして空中からマジェコンヌに向かって急降下で加速する。

マジェコンヌはすぐさま後方に下がろうとするが……

 

「…チェックメイトよ」

「なに!?」

「…足元を見たら?」

 

目線を足元に向けると、

マジェコンヌの足が完全に凍りついていた。

 

「…終わりよ、"ダークドライブLv1"」

『ドライブ1、モードリリース!!!』

 

ビームソードに光が纏わりついた。

その輝きはズーネ地区全体を覆っていた。

ルルはビームソードに力を込めマジェコンヌに切りかかる。

 

「…これで……止め!!!」

 

5回斬りつけたルルは、

左手にシェアエナジーを集束させ……

 

「エクストリームバースト!!!」

「ぐおあああああああああああああ!?」

 

緑の光の奔流が放たれマジェコンヌを飲み込んだ。

同時にアンチクリスタルの結界が徐々にヒビが入っていき

粉々に砕け散っていく……

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ………」

『ドライブアウト……』

 

制限時間がきて闇の女神化が強制的に解除される。

それと同時にとてつもない疲労が襲ってきた……

危うく倒れそうになった時、誰かが僕を受け止めてくれた。

それは……

 

「お姉…ちゃん?」

「…ええ。あなたのお姉ちゃんですわよ♪」

 

お姉ちゃんだった。

優しい笑顔で微笑んでいる。

良かった…助けられたんだ……

ネプギアちゃん達を見ると自分達の姉に泣きながら抱きついている。

なんか少し眠くなってきちゃった……

ネプギアちゃん達が何か言ってる気がするけど眠くて聞こえないや……

 

 

(本当に良かった…お姉ちゃんを2度も失わなくて……)

 

 

安心した僕は重い瞼を

ゆっくりと閉じた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーおまけ・ルルが寝てしまった後のやり取りーー

 

 

 

 

 

 

「ルルくん…寝ちゃったの?」

 

ロムが寝てしまったルルに近づきながら言う。

するとロムはルルを抱えたではないか!

その様子を見た女神候補生3人は……

 

「あー! ロムちゃん何してるの!?」

「そうよ!! 何ちゃっかりルルを運ぼうとしてんのよ!!」

「そうだよ! ルル君は私が運ぶんだから!!」

 

ラム、ユニ、ネプギアが抗議の声を上げる。

あんまり大きな声を上げないのはルルを起こさないようにしてるのだろうか?

 

「だってルルくんは…わたしの王子様だもん(ドヤッ)」

「「「理由になってなーい!!!」」」

 

ドヤ顔するロム。

ちなみにルルはお姫様抱っこされてる状態である。

これじゃどっちが王子様でお姫様なのか分かったものじゃない……

そして誰がルルを運ぶかの乙女達の論争が勃発した。

これを見ていた姉達は……

 

「ロムがラム達に喧嘩を売ってるようにしか見えねえんだが……」

「そうね。ユニもあんな表情するなんて珍しいし」

「ネプギアの場合は無自覚かしら?」

「あらあら♪」

 

ブラン、ノワール、ネプテューヌ、ベールが言う。

特にベールは何やら嬉しそうだ。

さてこの状況をどうするかを考えていると……

 

「じゃあ私とコンパがルルを運ぶわー。コンパ、起こさないようにね?」

「はいです~♪」

 

 

結果、アイエフとコンパが運ぶ事になった。

それを聞いた女神候補生達4人は頬を膨らませながら唸っていたが、

姉達に宥められたとか、そうでないとか……

 

 

 

 

 

こうして女神救出作戦は5人の女神候補生の活躍により、

幕を閉じたのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございます。
短くなってしまい申し訳ありません(涙目で土下座)
どうしてもこれがやりたかったんです……
でも戦闘描写をもう少し頑張らないと……
しかも女神達が救出されとるし……(あれ? こんな筈では……)
ルルの闇の女神化の詳細です。

容姿イメージ:『サルゲッチュ・ミリオンモンキーズ』のウイルスチャル

性別:女(ただし闇女神化解除をすると強制的に変身前に戻る)

身長:152cm

一人称:私(ただしあまり喋らない)

武器:ネプギアのビームソード、ユニの銃、ロムとラムの杖



こんな感じになっています。
次回はオリジナルの話にしようと思ってます。
ギアちゃん達にとって新しい恋のライバルが出現!?
こんな作者ですが、これからもよろしくお願いします。

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