超次元ゲイムネプテューヌ~緑の女神候補生~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回に引き続き特訓の内容になります。
大人数での戦闘描写は初めてなので、
今回の話を練習がてら執筆してみました。
ある意味初の戦闘描写ですので、おかしいところが
あるかもしれませんが楽しんでいただけると嬉しいです。

それではどうぞ。


第15話 女神救出に向けて5人で特訓

捕らわれた女神達を助ける為、

ルル、ネプギア、ユニ、ロム、ラムの5人は、

ベールが作った立体投影ゲームを使い特訓する事になった。

 

「…え? 僕が変身できた理由を知りたい?」

「うん。私達の中で変身できるのってルル君くらいだし……」

 

ネプギア達4人はルルの女神化を1度間近で見ている。

自分達はどうやったら変身できるのか直接聞いてみようと思ったのだ。

 

「ごめんね……僕、初めて変身できた時は無自覚だったからよく覚えてないんだ……」

 

ルルは4人に謝りながら説明する。

これを聞かされたネプギア達は肩を落としてしまった……

 

「僕、お姉ちゃんから聞いたんだけど…心のリミッターが解けたからじゃないかって」

「アタシも聞いた事ある。何かを怖がってるくらいしか分からなくて……」

「僕の推測なんだけどさ……」

 

4人を見ながら、

ルルは真剣な表情になる。

 

「ユニちゃんが今言った通り、何かを怖がってるっていうのは間違ってないと思う。ただその『何か』は人それぞれ違うと思う。だからネプギアちゃん達が女神化できるようになるには怖がってる『何か』を自力で見つけなきゃいけないと僕は思う。」

「確かにそれが分かったら苦労はしないわね……」

 

ルルの尤もな意見に溜息を吐くユニ。

するとラムが……

 

「でもでも、モンスターが怖くなくなれば変身できるかもって事なんでしょ?」

「…それが一番手っ取り早い方法かもね。」

「わたし…モンスター怖い(ぶるぶる)」

「誰だってそうだよ。結局は慣れしかないからね……」

「「「むぅ……」」」

 

少し怖がってるロムの頭を撫でながら、

安心させるように言うルル。

それを見て面白くなさそうに頬を膨らませてる子達が3名程いるが、

ルルとロムは全く気づいていない……

 

「じゃあ今からモンスターと戦うけど……何か戦いたいモンスターとかいる? いないなら僕が勝手に決めちゃうけど……」

「えっと……ルル君はどんなモンスターを設定しようとしたの?」

 

ネプギアがルルに恐る恐る聞くと……

 

「エンシェントドラゴン、フェンリル、ヴァナルガンドの3種類だけど……」

「初心者の私達でも戦えるモンスターにしてください!?」

「うん……分かった」

 

ネプギアの必死な表情を見て察したのか、

それ以上は何も聞かずに操作する。

 

「ねぇネプギア……聞いといて正解だったわね」

「うん、私もそう思う……」

 

何せルルが今言ったモンスターはどれも上級モンスターばかり。

もし戦いたいモンスターを言わずにそのまま戦う事になってしまったらと思うとゾッとするネプギアとユニだった……

 

「これでよし……みんな武器を構えて。一気にくるから」

 

ルルの合図でネプギア達は自分の武器をコールして構える。

出現したのはチューリップ10体だった。

 

「わたしから行っちゃうよ!」

 

先行したのはラム。

左手に持った杖でチューリップを思い切り殴る。

初心者向けのモンスターとあってか一撃で粒子をなり消えていく。

 

「へっへ~ん♪、ラムちゃん最強~♪」

 

余裕の笑みを浮かべているラムの背後にもう1匹が襲いかかる。

ちょうどその時、氷の魔法がチューリップに当たる。

 

「ラムちゃん…油断しちゃ…ダメ(プンプン)」

「あはは…ゴメンゴメン」

 

氷の魔法を放った正体はロムだった。

少しご立腹の様子だ……

その証拠に頬を膨らませてる。

 

「なんか珍しいわね…ロムが怒ってるのって」

「そ、そうだね、それになんか怖い気が……」

「案外、僕達の中で怒らせてはいけない人ナンバー1だったりして……」

「「た、確かに……」」

 

残っていた8体のチューリップを倒した後に、

ユニとネプギア、ルルが呟いた。

そしてロムを怒らせてはいけないと悟った3人だった。

 

「ユニ様ー? ロム様ラム様ー? お迎えの方が……」

 

するとアイエフが部屋に入って来た。

そしてルル達の様子を見て……

 

「これ…ベール様のゲームよね?」

「ギアちゃん達、ねぷねぷを助ける為に訓練してるんです」

「えっ?」

 

コンパの言葉に驚く。

それはつまり変身できるようにという意味である……

 

「アタシ達、みんなでお姉ちゃんを助けに行く事に決めたの」

「だから…ルル君に戦闘訓練を教わって助けに行く事にしたんです!」

「ちょっと待ってネプギア、ネプ子達でさえ捕まっちゃったのよ!?」

 

すると、

それを見かねたルルが言った……

 

「勝算ならあります。それに…ネプギアちゃん達だって女神の血を受け継いでいるんだから僕もできるだけ力になりたいんです。僕だってお姉ちゃんを助けたい気持ちは同じだから……」

 

別次元の姉とは言え、

その言葉には何故か重みがあった。

ここにいるルル以外の全員がそう思った……

 

「はぁ……何となくこうなる気がしてたわ。じゃあみんなで始めましょ! 私も手伝うわ!」

「怪我をしたら私が治しますので言ってくださいね?」

「「「「「はい!!」」」」」

 

 

こうして女神達を救う為、

5人の女神候補生は特訓を再開する事になった……

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございます。
だ、ダメだ…難しかったわぁ……(ライフ残り1)
じ、次回はいよいよ後半パートになります。
ギアちゃんの女神化を上手く表現できるか不安ですが……
次回もよろしくお願いします。

が、頑張らなきゃ……(冷や汗)

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