IS -インフィニット・ストラトス- if 作:人食いムンゴ
4月9日 夜
───1025号室──────
ピロン♪
一夏のスマホに一件の新着メッセージが届く。送り主はというと
「お、弾じゃん!」
五反田弾。中学時代によく遊んでいた友達の一人。
実家は五反田食堂という食堂屋をやっており、よくお世話になった。
さっそく、メッセージの内容を確認してみる。
弾:一夏!元気か?
弾:スタンプ
チャオッ!!
∧∧ ∩
(`・ω・)/
⊂ ノ
(つノ
(ノ
一夏:元気だよ。そっちは?
弾:ま、ぼちぼちってとこかな。
一夏:なんだよそれ
弾:別に学校なんて、普通のとこだし一夏のような特別な学校じゃねぇからな
一夏:確かに普通ではないなー
弾:だろ?で、どうなんだよ女子ばっかの学園ライフは?
一夏:思ったより大変。そりゃ入学するときは女子ばっかだからいろんなこと考えてテンション高かったけど現実は結構、厳しい
弾:なにが厳しいんだよ
一夏:まず授業についていけない。
弾:なるほど。
一夏:次に千冬姉が担任の先生で、めっちゃ厳しい
弾:千冬さんはIS学園に勤めてたのか
一夏:俺もびっくりしたよ
弾:お前、自分の姉の仕事わからなかったのかよ
一夏:ほとんど家に帰って来ないからなー。それはいいとして、千冬姉は担任だけじゃなくて俺が今住んでる寮長も兼任してんだよ
弾:なるほど。察しが着いた。変なことは出来ないってことだな。
弾:スタンプ
∧ _ ∧
( ´Д`) < はぁー…
/ \
一夏:よくわかったな
弾:お前との仲だ。それぐらいわかるよ
一夏:だから、バレたらどうなることやら…
弾:自分の部屋でイヤらしいもの見て慰めてろw
弾:スタンプ
┏┓
┃┣━┓
┛┣━┃
┣━┃
┓┣━┃
┗┻━┛
一夏:見れねぇよw
弾:なんでだよ
一夏:言ったら弾怒るから言わねぇ
弾:まさか!お前!女の子と同室なのか!?
一夏:なんでわかるんだよ…さすがというか
弾:スタンプ
マ ジ デ !? (;゚◇゚)z
弾:お前だけ美味しい思いしてんじゃねぇか!
一夏:いやまぁ確かに美味しいけどさ
弾:だろ?そんな美味しい思いしてんなら慰めれないくらい我慢しろ!
というか同室の女の子に慰めてもらえw
一夏:無理だろw同室のやつは不埒な行為をしようとするとすぐ木刀持って殴りかかってくるから
弾:お前、試したのか?
一夏:いや、そうじゃないけど。幼なじみだからさ
いろいろと性格知ってるんだよ
その幼なじみ胸大きいから触ってはみたいけど
弾:同室が巨乳の幼なじみなのか?お前、マジでエロゲ世界の人間だわ
一夏:エロゲ世界の人間だったら木刀で殴られることはしねぇだろw多分触ったら半殺しだわ
弾:でもそういった殴る蹴るで愛情表現するやつもいるぜ
一夏:その幼なじみはそれに近い気がする。木刀で殴られたりしてるけど、多く作り過ぎたとかみえみえな理由で実際昼飯とか作ってくれるし。
弾:ほんと。つくづくお前がうらやましいよ。
一夏:悪い気はしないなw
一夏:ごめん。俺、明日大事な試合だからそろそろ寝るわ
弾:お、了解。頑張れよ。また連絡するわな
弾:スタンプ
_,,..,,,,_
/ ,' 3 `ヽーっ おやすみ
l ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''"
「いよいよ。明日はセシリアとの対決か…」
弾との連絡の取り合いで不思議と緊張感が薄れていった。
不安要素はあるけど───やるしかないよな。