この儚き幻想の地で為すべき事は。   作:マイマイ

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ルーミアが詳しい事情を知っている可能性がある。
そう思った霊夢と共に、僕は彼女を連れて博麗神社へと向かう事にした……。


2月27日③ ~妖怪の賢者~

 長い石階段を登っていく。

 相変わらず博麗神社に続く階段は長く険しい、こういった所を改善しないと参拝客なんて来ないんじゃないか?

 なんてどうでもいい事を考えていたら、後ろに居た霊夢に小突かれてしまう。

 

「いたっ、何するんだよ?」

「アンタ、今失礼な事考えてたでしょ?」

「……そのような事はありませんです」

 

 もしかして、霊夢もさとりさんと同じく心が読めたりする?

 これも博麗の勘というものなのだろうか、だとしたら彼女の前で余計な事を考えない方がいいな……。

 

「ん……?」

「霊夢?」

 

 突然飛翔し、一気に神社へと飛んでいってしまう霊夢。

 慌てて追いかけ、階段を登りきると。

 

「……なんでアンタがここに居るのよ?」

「あら、相変わらず冷たいのね、霊夢は」

 

 霊夢が、見慣れない女の人と対峙していた。

 長く綺麗な金の髪を風で靡かせ、日傘を差すその姿は美しく優雅に映る。

 導師風の服装に身を包み、口元には優しい、けれど何故か妖しく思える笑みを浮かべる女性は、こちらに気づいたのか視線を向けてきた。

 

「こんにちは」

「え、あ、こんにちは……」

 

 挨拶をされ、慌てて返事を返しつつ頭を下げる。

 凄い綺麗な人だ……幻想郷には、本当に綺麗だったり可愛いだったりと、容姿に優れた女の人が多い気がする。

 顔を上げると、女の人は僕に一度にこりと微笑んでから、視線をルーミアへと向けた。

 

「――“ルカ”の封印が、解かれてしまったわね」

「どういう事だ“紫”、あの封印が解かれるなんて……」

「形あるものはいつか壊れるもの、とはいえ今回のは腑に落ちないけれど……どうするつもりなのかしら?」

 

「……ちょっと、2人だけで話してないでこっちに説明しなさいよ」

「ああ、ごめんなさいね霊夢」

 

 文句を言う霊夢に謝りつつ、女性はゆっくりと此方へと歩み寄ってきた。

 その仕草1つ1つにどきりとする、綺麗だからというのもあるけれど……何故だろう、自然と身体が強張った。

 

「はじめまして。私の名は八雲(やくも)(ゆかり)、この幻想郷の創設者の一人にして妖怪の賢者と呼ばれる大妖怪です」

「え、あ……はじめまして、八雲さん」

「ふふっ、そんな堅苦しい呼び名は止してくださいな。気軽に“ゆかりん”と呼んでください」

「え、えっと……」

 

「なにがゆかりんよ。気持ち悪い」

「気持ち悪い!?」

 

 容赦のない霊夢の一言に、八雲さん撃沈。

 そ、そこまで言わなくても……ほら、なんか体育座りし始めたし。

 

「まあ見ての通り、妖怪の賢者なんて名乗ってるけどあくまで自称だから」

「自称じゃないもん!!」

「もんとか言わないでよ、歳考えたら?」

「がはっ!?」

 

 吐血した!?

 そんなのショックだったのか、八雲さんはそのまま動かなくなってしまった。

 ……見た目は二十歳ぐらいだけど、やっぱり妖怪だから長く生き続けているんだろうなあ。

 だから今の言葉はショックだったのだろう、でも痙攣するのはやめてください不気味です。

 

「胡散臭さが服を着て歩いているような存在で、出てくるだけで周囲に迷惑を撒き散らすだけだから、係わり合いにならない方がいいわ」

「もうやめて、ゆかりんのライフはとっくに0だから!!」

 

 あ、泣いちゃった。

 さっきまでのカリスマ溢れる姿など微塵もなく、子供のように泣く八雲さん。

 そんな彼女をあくまで冷たくあしらう霊夢、そして再び泣く八雲さん……なんだこの悪循環は。

 

「酷いじゃないの霊夢!! 彼の私に対する印象が最悪になったらどうするの!?」

「大丈夫よ紫、マイナスはどう足掻いてもマイナスのまま変わらないから」

「元々印象最悪だった!?」

 

「あ、そんな事はないですよ?」

「いいのよナナシ、こんなのに優しさを向けなくても」

「うぅ~……小さい頃はあんなにも可愛かったのに、育て方間違えたのかしら……?」

 

 よよよとしな垂れる八雲さんだが、同情されたいのか時折霊夢をチラ見している。

 ……うん、霊夢が辛辣になるのが少しわかった気がした。

 

「ナナシ~、霊夢がいじめる~!!」

「ちょ、ちょっと……抱きつかないでください……」

 

 む、胸が当たってる当たってる!!

 でも強引に引き離すのもさっきのやりとりを見ると可哀想だし、どうすれば……。

 

「やめなさいっての!!」

「ごきゅっ!?」

 

 八雲さんの顔が横にブレた。

 霊夢が容赦なく彼女の首に手刀を叩き込んだようだ、なんか聞こえちゃいけない音が聞こえたけど、大丈夫なのか?

 地面に突っ伏したまま八雲さんは動かない、生きてる……よね?

 

「さっさと起きなさい紫、こっちはいつまでもくだらない茶番をしてるほど暇じゃないのよ」

「…………ぅい」

 

 何事もなかったのかのように起き上がり、神社の奥へと向かう霊夢についていく八雲さん。

 どうやら大丈夫なようだ、やたらと首をゴキゴキと鳴らしているけど、大丈夫……な筈だ。

 

 ■

 

「それで、今回の元凶は一体何者なの?」

「……あの、その前にどうして私だけお茶が用意されていないのでしょうか?」

 

 控え目に手を挙げつつ小さな抗議をする八雲さんだったが、霊夢に一睨みされ呆気なく静かになった。

 妖怪の賢者の威厳なんて皆無である、ただ単に霊夢が色々な意味で凄いだけかもしれないが。

 流石にこれ以上の脱線は身の危険を感じたのか、こほんと咳払いをしてから八雲さんは話し始めた。

 

「元凶の名はルカ、闇を操る大妖怪であり、ルーミアの弟よ」

「ルーミアの、弟!?」

「お前達人間のような血の繋がりがあるかは疑わしいがな、私とルカは気がついたら闇の中から生まれていた。同じ闇の中で誕生したから姉弟という関係になっただけさ」

 

「彼女ら姉弟は妖怪の中でも抜きん出た力を有していたから、幻想郷創設の為に協力してもらおうと近づいたのが出会いだったわ」

「ふーん……でもこんな事をしでかす輩だから、協力なんて得られなかったってわけ?」

「……私は紫の話してくれた幻想郷に興味を抱き協力する事を誓ったが、ルカはそんな世界など認められないと言ってな……袂を分かったんだ」

 

 それから永い年月が経ち、漸く幻想郷の基盤が出来上がった頃。

 まるで見計らったかのようなタイミングで、ルカが多数の妖怪を引き連れ、幻想郷の地を攻め込んできたそうだ。

 人と妖怪の共存など認めない、そんな考え方を持つ妖怪達はその時代では今よりも多く、だからこそ幻想郷という場所を許容する事ができなかった。

 

「結局、私とルーミア、それとその時代の巫女の協力でその軍勢は纏めて叩き潰して、残ったルカは力の殆どを奪った後にこの地に封印しましたとさ、めでたしめでたし」

「なにがめでたしよ、なんでそんな危険な妖怪をこの地に封印したの?」

「ここは優れた霊脈が通っている土地よ、妖怪の封印場所としてこれだけの好条件は中々見つからない」

 

 八雲さん曰く、「他にも厄介な妖怪や妖獣を多数封印している」との事だ。

 これには霊夢も絶句し、僕も顔が引き攣ってしまう。

 

「本当は霊夢が一人前の博麗の巫女になってから教えようと思ったんだけどね」

「悪かったわね。……それより、どうして封印が解けたの?」

「それがわからないのよねー、あれには博麗の巫女と私、更にルーミアの力を封印してその力を用いてまで強化したのに……」

 

 ぶー、と唇を尖らせる八雲さん。

 

「……もしかして、僕がルーミアの封印を解いてしまったから?」

「それは違うぞナナシ、確かにお前は私に施されていた封印を解いたが完全にではない。何よりルカに施した封印が解ける程のものではなかった」

 

 だから気にするなと言ってくれるルーミアに、笑みを返す。

 だが、そうなるとその原因というのは一体何なのだろうか。

 大妖怪である八雲さんですらわからないのだ、考えても仕方がない事かもしれないが……少し、嫌な予感がした。

 

「今は分からない事を考えても仕方がないわ、それよりもそのルカってヤツの居場所を見つけないと……」

「見つける必要はないわよ、今夜も里に現れる……力を奪ってから封印したから、今のあの子はお腹が空いて仕方がないでしょうから」

「……なら、今夜そいつをぶっ飛ばせばいいわけね」

 

 そう言って握り拳を作る霊夢、でも……あいつが今夜も里を狙うのか。

 ……今日は、絶対に犠牲を出したりなんかしないぞ。

 

「お願いね霊夢、それと……ナナシも」

「えっ?」

「霊夢の手伝いをしてほしいの、やってくれるかしら?」

 

 まさかの言葉に、おもわず呆けてしまう。

 てっきり僕には何もするなと言ってくるだろうと思っていたから、驚いた。

 

「ちょっと、本気で言ってるの?」

「ええ。彼の……正確には彼の内に在る八咫烏の力は太陽の光、闇に生きる私達妖怪にとってこれ以上の武器は存在しない。

 あの地獄鴉のものとは違って、彼のは純粋な光の力だもの。周囲に悪影響を及ぼすものではないから協力してもらいなさい」

 

 言って、八雲さんは持っていた扇子を自分の横に振るった。

 それと同時に扇子が通った場所の空間が裂け、中から数多くの目玉が蔓延る不気味な空間が現れる。

 あれは“スキマ”と呼ばれる、隙間妖怪である彼女だけが扱える異空間だ。

 

「じゃあ、私は準備があるから一度帰るわね。ルーミアもいらっしゃい」

「……ああ」

 

 立ち上がり、八雲さんが作ったスキマの中に入っていくルーミア。

 と、その前に彼女は動きを止め、こちらに視線を向けながら口を開いた。

 

「ナナシ、正直……私はお前に今回の件に関わるのは反対だ」

「…………」

「だが、お前は本気でルカを止めようと思っているのだろう?」

「うん、僕1人じゃ何もできないけど……友達を傷つけて、無意味な犠牲を生んだアイツを放ってはおけない」

 

 改めて決意を口にすると、ルーミアは呆れたように僕を見て小さくため息を零した。

 やっぱり彼女も僕の考えが無謀だと理解しているのだろう、けれどそれ以上は何も言わず黙ってスキマの中へと入っていった。

 

「ふふっ、ルーミアもナナシの決意を汲んであげようと思ったみたいね。けれどナナシ、決して無茶をしては駄目よ?」

「はい、ありがとうございます八雲さん」

「いいのよ。あなたに頑張ってもらうのは……私の望みなのだから」

「えっ?」

 

 よくわからない事を口走ってから、八雲さんもスキマの中へと入り、そのまま消えてしまった。

 さて……僕も、一度永遠亭に戻ろう。

 準備するものなんてないけれど、夜になるまでゆっくり休んでおかないと。

 

「霊夢、僕は永遠亭に戻るよ」

「そ、私も丁度準備したいものがあるから助かるわ。……だけど、本当にアンタも来るの?」

「足手まといには、ならないようにするよ」

「それを願っているわ」

 

 神社を出る。

 階段を降りながら、ずっと静かだった八咫烏へと話しかけた。

 

(迷惑掛けちゃってごめんね、八咫烏)

〈気にすんな、お前さんの好きにすればいい。だがあの胡散臭いねーちゃんの言ってた通り、無茶だけはするなよ?〉

(この件に関わる事自体が既に無茶かもしれないけどね……ところで、八咫烏も八雲さんが胡散臭いように見えるの?)

 

 見た限り、中々にお茶目なお姉さんといったイメージなんだけど。

 大妖怪で妖怪の賢者と呼ばれる程の凄い存在には見えなかったのは、ここだけの話だ。

 

〈正直、あんな風に腹の底が見えない相手は苦手でな〉

(ふーん……)

 

 まあ、確かに何を考えているのかわからないけれど、胡散臭さまでは感じなかった。

 霊夢に散々いじめられていたからだろうか、どうにも情けない印象が拭えない。

 

〈とにかくだ。戦うと決めた以上はしっかりやれよ?〉

(う、うん)

 

 自身があるわけじゃないけれど、とにかく霊夢の迷惑になる事だけは避けないと。

 あ、それと……鈴仙達には内緒にしておかないとな。

 まず間違いなく反対されるだろうし、最悪永遠亭から出してくれない可能性もあるから。

 

 ■

 

 夜の里は、恐いくらいに静かだった。

 あのような凄惨な事件があったからだろう、周囲の家屋の明かりは完全に消え去っている。

 その中を、堤燈を持ちながら歩く僕と霊夢、そして……僕のように今回の件に首を突っ込んできた魔理沙。

 

「こうも静かだと、さすがにちょっと不気味だな……」

「なら帰りなさいよ魔理沙、今回の相手は弾幕ごっこで片付けられるヤツじゃないんだから」

「そうはいくか。私だって妖怪退治屋なんだからな、手柄を独り占めされるのも癪だ」

 

 異質な空気に包まれた中を歩いているというのに、魔理沙の態度は相変わらずだ。

 今まで霊夢と共に数多くの異変を解決してきたスペシャリストは伊達じゃない、緊張して身体が震えそうになるのを堪えている僕とは大違いだ。

 

「それにしても、ルーミアの弟かあ……本当に退治してもいいのか?」

「これだけの事をしておいて、退治しないなんて選択肢はないわ。完膚なきまでに叩き潰さないと」

 

〈勇ましいもんだねえ。見た感じお前よりも年下のお嬢ちゃんだっていうのに〉

 

 まったくである、霊夢も魔理沙もいつものような調子を崩さない。

 見た目では一番の年上であろう僕が緊張しているというのに、場数の違いか。

 けど僕だって遊びに来てるわけじゃない、借り物の力でもみんなの助けになれる筈だ。

 

〈あんまり気負うなよ? それとなナナシ、確かに元はオレの力だが、それを扱うのはあくまでお前の力量だ。自信持て〉

(ん……ありがと)

 

 そこで会話を止め、ただひたすらに里の中を歩く。

 当然ながら人とすれ違う事はなく、けれど誰かに見られているような奇妙な感覚を覚えた。

 その視線を、僕は知っている。

 

 居るのだ、この里のどこかに、アイツが。

 どこから仕掛けてくる? それとも、僕達が警戒する事を悟って今夜は仕掛けないつもりか?

 警戒心は最大まで高め、いつ襲われてもいいように全身に力を込める。

 

「おいおい、いくらなんでも警戒し過ぎじゃないか?」

「……魔理沙、ナナシは一度今回の元凶と戦ってる。それだけ相手の恐ろしさが判ってるって事よ」

「ふーん……でもさ」

 

 立ち止まり、懐から八角形状の物体を取り出す魔理沙。

 マジックアイテム“ミニ八卦炉”を右手に持ち、前方に構えながら。

 

「――随分と、相手はこっちをなめてるんじゃないか?」

 

 音もなく現れた、ルカを睨みつけていた。

 

 こちらに視線を向けながら、ルカは口元に歪んだ笑みを浮かばせている。

 それはまるで上質な餌を見つけられたかのように映り、自然と握り拳を作ってしまっていた。

 椛さんを襲い、そしてこの人里に生きる人達を食い漁ったコイツを、改めて許せないと怒りを湧かせる。

 

「よかった。お腹が空いてる時に餌が自分からやってきてくれて」

「……餌、ね。随分な物言いじゃない」

「当然だろう? お前達人間なんて、こっちからすれば餌でしかないんだから」

 

 世界の常識を語るかのように、ルカは言い放つ。

 尊大で、傲慢な態度を隠そうともしないその言葉に、その場に居た全員の表情が険しくなった。

 と、ルカは突然視線を僕へと向け――まるで塵を見るかのような目を見せながら。

 

「まずお前から喰ってやる。――人間風情が、ボクの身体を傷つけて許されると思うなよ?」

 

 絶殺の意志を見せながら、瞬時に自らの身体の中から漆黒の闇を溢れ出させた。

 それはすぐさま槍のような形状に変わり、数十もの闇が僕の身体を貫こうと迫る。

 

 それを。

 

「やっぱり、私達をなめてるみたいだな!!」

 

 ミニ八卦炉から放たれた光が、闇の槍を全て消滅させた。

 それと同時に、霊夢がルカに向かって踏み込む。

 

 右手に持つお払い棒を横に構えつつ、真っ直ぐルカとの間合いを詰める霊夢。

 その速度は疾風の如し、瞬く間に互いの距離をゼロにした彼女は、殺気を込めてお祓い棒を横一文字に叩き込んだ。

 ルカは追撃する余裕などなく、そのまま彼女の一撃は相手の胴を薙ぎ払って。

 

「!?」

 

 刹那、霊夢の表情が驚愕に満たされる。

 一撃を受けたルカの身体は、確かに上下真っ二つに薙ぎ払われた。

 だがそれと同時に分けられた身体が黒く染まり、網のように霊夢へと襲い掛かったのだ。

 

 突然の事態に霊夢の反応が遅れる。

 あれでは間に合わない、そう判断した僕はすぐに八咫烏の力を引き出した。

 

〈プロミネンス・レイ!!〉

「通れっ!!」

 

 右掌から撃ち出される、黄金の光。

 それは霊夢を覆い尽くそうとした闇を貫き、霧散させる。

 

「霊夢、大丈夫か!?」

「……ええ。悪かったわねナナシ、助かったわ」

 

 霊夢に駆け寄る魔理沙、僕もその後に続こうとして――横に跳んだ。

 

「ぐっ!?」

 

 脇腹に走る衝撃と鈍痛、受身も取れずに地面に転がってしまう。

 顔をしかめながら立ち上がり、攻撃が来た場所へと視線を向けると。

 

「本当に邪魔だなお前、そんなに死に急ぎたいのなら……先に殺してやるよ!!」

 

 膨れ上がった殺気を隠そうともしないルカが、僕に向かって闇の剣を討ち放とうとしている光景が広がっていた。

 

 

 

 

 


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