この儚き幻想の地で為すべき事は。   作:マイマイ

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幻想の地に、小さな闇が現れる。
それは少しずつ、確実に大きくなっていき。

やがて全てを巻き込む、大きな漆黒へと変化していく……。


~深淵の宵闇~
2月25日① ~蝕む闇~


「おっとっとぉ~」

「おいおいー、大丈夫かー?」

 

 夜の人里の中を、ふらふらとおぼつかない足取りで歩く2人の中年の男達。

 どちらも呂律は怪しく、たらふく酒を飲み泥酔状態であるのは目に見えて明らかな2人は、楽しげに口笛なんか吹きつつ千鳥足で里の中を歩く。

 既に里に光はなく、男達の持つ堤燈から灯る光だけが周囲を照らしていた。

 

「かあちゃーん、今帰るぞー!!」

 

 無駄に大きな声を上げつつ、2人はそれぞれの家へと向かって歩き続ける。

 辺りは暗いが家は互いにすぐ近くにある、異常なまでに静まり返った里の道を歩いて、酔っ払い共は帰路に着いた。

 

「…………んー?」

 

 けれど。

 酔って低下した思考でも、2人はいつも歩いている筈の道が“いつもの道”ではないような気がしてきた。

 少々盛り上がって閉店まで居酒屋に入り浸り、こりゃあ帰ったら怒られるなあと思ってしまう程に夜が深まった時間。

 

 それだけならば今まで何度も経験している。

 だが、2人の思考と神経はそれだけではないという認識を抱き始めていた。

 

 ……あまりに静か過ぎる。

 確かにもう夜は遅い、それでもまだ真夜中というわけでもない。

 だというのに、まるで世界に自分達しか居ないのではないかと錯覚させられるほどに、周囲には静寂だけが存在していた。

 

「……なあ、早く帰ろうぜ?」

「お、おう……そうだな」

 

 歩を速める、さすがに走りはしないが早歩きになった。

 既に酔いは醒めており、自然と荒くなりそうな息遣いを抑えながら、2人はただひたすらにそれぞれの家へと帰ろうとする。

 

 何を不安に思う事があるのか。

 別に周囲に変なものが居るわけじゃない、夜遅くなんだから静かなのは当たり前。

 そう自分に言い聞かせながらも、2人の中に芽生えてしまった不安と悪寒は消えるどころか増していくばかり。

 

 2人には何か特別な力などない、ただの一般市民だ。

 勘が優れているわけでもなく、だというのにただ漠然と「ここは危険だ」と自身が訴え続けている。

 早歩きだった足はいつの間にか小走りとなり、やがて全力疾走へと変化した。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……」

「は……は、はぁ……」

 

 つんのめるように走り、ただただこの恐怖から逃げたくて2人は走った。

 誰も居ない、居る筈が無いのに後ろを振り向けば第三者が居るように思えて仕方がない。

 

 ……自分達の家の前に着いたというのに、彼等は止まらずに全力でその場を通り過ぎる。

 止まれない、この恐怖が無くならない限り止りたくないと、喉がカラカラになり息も絶え絶えになっても走り続けた。

 走って走って走り続けて、とにかくどこか明るい所に行きたいと願い続けて、そして。

 

「え…………?」

「あ…………?」

 

 そして、2人は漸く理解に至った。

 里の外へと続く門の前で、2人は立ち止まる。

 家から遠く離れた場所に来てしまったと今更気づき、しかも何故急に止まってしまったのかも疑問に思った。

 

 そもそも、どうして自分達は正体も掴めぬ、見えもせぬ恐怖に脅え逃げ続けていたのか。

 あまりにも馬鹿馬鹿しい、自分で自分を笑いたくなる愚行だ。

 

「…………男かぁ、それもおじさん2人……まあ、しょうがないか」

 

 だって、最初から。

 自分達は、“ソレ”から逃げる事なんてできる筈がなかったのだから。

 

「でも残すのは勿体無いからね、キチンと食べてあげるさ」

 

 闇よりも深い、深淵の更に奥深くから聞こえてきそうな声。

 それを耳で広うと同時に、2人の目は見えなくなった。

 

「ぁ、ギ……!?」

「ぉ……」

 

 次に手の感覚が消え、動かそうとした足の感覚も同時に消え去った。

 その絶大な不快感と痛みに耐えかねて悲鳴を上げようとしても、もう喉どころか……2人の顔は完全に消えていた。

 否、消えたというのは適切ではない。

 2人の顔は文字通り溶けていた、ずぶずぶと、蠢く闇が咀嚼をするようにゆっくりと。

 

「…………ふぅ、不味い」

 

 蠢く闇の中から、小さな少年が起き上がった。

 十にも満たぬ小さな身体だが、内から溢れ出す深淵の闇を身に纏うその姿は、人間ではなく妖怪のものだ。

 少年は自身の黄色に近い金の髪をくしゃくしゃと掻きながら、不満げに唇を尖らし呟きを零す。

 

「やっぱり年老いた人間は美味しくないなあ、食べるとするなら子供か……若い女が一番だ」

 

 少年にとって、今の惨劇は単なる“食事”でしかなかった。

 食べたくない類のものであったが、少年には入り好みをしている余裕などない。

 

「封印が解けたのはいいけど、力を取り戻すまではもう少し掛かるかな……」

 

 消耗した自身の身体の修復の為に、少年は幻想郷にとって禁忌の1つである里での人喰いを行なった。

 尤も、つい最近まで外の世界で封印されていた少年にとって、幻想郷の掟など守る意味などないものではあるが。

 ……いや、それは正確ではない。

 たとえ少年が幻想郷に生きる妖怪だったとしても、このぬるま湯のような仮初めの世界など笑いながら蹂躙する。

 

「随分と人間に優しい世界になったもんだ……そんなだから腑抜けになるんだよなあ、妖怪共は」

 

 どこか侮蔑を込めた呟きを放ち、少年は自らが生み出した闇の中へと沈んでいく。

 僅か数秒、それだけの時間で凄惨な光景を生み出したこの場には何もかもが消え去ってしまう。

 里の中は再び静寂が訪れ、誰もがこの惨劇に気づく事はなかった……。

 

 

 ■

 

 

「――えっ、入れない?」

 

 今日は薬の販売の日、鈴仙と共に人里へと赴いたのだが。

 里へと入るための門の前で、門番であろう2人組の男性に入るのを止められてしまった。

 

「何かあったんですか?」

「……すまないが、暫く部外者を入れるわけにはいかなくなった、お引取り願おう」

 

 有無を言わせぬ物言い。

 詳細は話さないが、早く帰れと視線が訴えている。

 

 嫌な態度だ、鈴仙も向こうの物言いにムッとした表情を浮かべる。

 ……仕方ない、今日は戻ろう。

 踵を返し竹林へと戻っていく、隣に並んで歩く鈴仙は……やはりというか、不満顔。

 

「相変わらず、人里の連中は変わらないのね」

「けど何があったんだろうね?」

「知りませんよそんなの、まったくもぅ……」

 

 これは、かなり頭に来たみたいだな。

 まあ気持ちはわかる、あんな言い方じゃ相手の気分を害するだけだというのがわからないのか。

 それはともかく、薬の販売ができないとなると、暇ができる。

 時間が空いたのなら、八意先生に色々と勉強を教えてもらおうかな。

 

〈枯れてんなーお前、隣の兎ちゃんをデートに誘うとかないわけ?〉

(八咫烏、うるさいよ)

 

 なんてやり取りをしつつ、竹林の中を歩き永遠亭へと戻る。

 偶然入口で八意先生と鉢合わせし、すぐに帰ってきた僕達を見て首を傾げながら問いかけてきた。

 

「あら、どうしたの?」

「里の中に入るのを止められたんです、理由は教えてもらえませんでした」

「相変わらずでしたよ師匠、ホントに失礼な連中ですよね里の人間は」

「そう怒らないの。そうねえ……じゃあ鈴仙は今日は休みでいいわ」

 

 八意先生がそう言うと、鈴仙は目を見開いて驚きを見せる。

 いや、確かに吃驚するけどそこまで驚かなくても……。

 

「……ナナシは客間に行きなさい、あなたに客よ」

「えっ、あ、はい……」

 

 その場から逃げるように立ち去る、すぐに後ろからは「師匠、なんで耳を引っ張るんですか痛い痛い痛い!!」という鈴仙の悲鳴が聞こえてきた。

 誰だろうなあと思いつつ、途中で台所に寄ってお茶を用意してから、客間へと赴く。

 部屋の中に居たのは、白い髪に白い獣の耳と尻尾を持つ、白狼天狗の少女であった。

 

「お久しぶりです」

「えっ?」

 

 どこかで会った事があっただろうか、記憶を思い返すがいまいち思い出せない。

 僕が首を捻っていると、白狼天狗の少女はいきなり僕の前に跪き頭を下げ出す。

 

「あ、あの、何を……?」

「あの時は己の身も顧みず助けてくださって、ありがとうございました」

「あの時? あの時って……」

 

 …………あ。

 そこで僕は漸く思い出す、この少女は前に輝夜さんと一緒に妖怪の山に行った時に助けた子だ。

 結局碌に話す事はなかったけど、一番重傷だったから思い出せた。

 

「大百足の妖怪と戦ってた白狼天狗さん……でしたよね?」

「はい。犬走(いぬばしり)(もみじ)と申します、椛とお呼びください」

「……それはわかりましたから、まずは顔を上げてくれませんか?」

 

 まるで主に従う従者のような姿の椛さんに、おもわず顔が引き攣ってしまう。

 天狗は人間よりも遥かに上位の存在だし、天狗自身がそう思っている筈だというのに、今の彼女からはそれを感じられない。

 最大限の感謝と申し訳なさ、そして忠義のようなものだけが感じられた。

 顔を上げてくれた椛さんと改めて向かい合うように座り、とりあえず持っていたお茶を差し出してから用件に入った。

 

「それで、今回はどのようなご用件ですか?」

「……今更で大変申し訳ないと思いますが、あの時の恩を少しでも返したいと思いまして」

「恩? もしかして……傷の治療に関してですか? だとしたら、別に気にする必要なんか……」

「そういうわけにはいきません、ましてや私は貴方様にお礼の言葉すら言えず一月以上も何もしなかったのです。無礼に無礼を重ねてしまった事はお詫びのしようも無いかと思いますが……」

「い、いや別に僕は気にしてませんし……」

 

 だからお礼なんていいです、そう言っても椛さんは一歩も引き下がってくれなかった。

 確かにあれから一月ぐらい経つけれど、お礼とかそういうのは考えてなかったから正直何を今更な話なのだ。

 椛さんの気持ちも解るけど、そんな仰々しく考えられるのは苦手なんだよなあ……。

 

「何でも致します。それだけの恩を貴方様から与えられたのですから」

「うーん……」

 

〈何でもするって言ったな? よし、じゃあまず服を……〉

(エロガラスは黙ってて)

 

 必要はないけれど、せっかくお礼をすると言ってくれているのだ。

 ここはそのご厚意に甘えさせてもらおう。

 

「じゃあ、お願いしたい事があるんですけど」

「はい、何なりと!!」

 

 うわ、ものすごい目をキラキラさせ始めた。

 忠犬という言葉を頭に浮かべつつ、僕は椛さんにあるお願い事をして。

 

 やはりというべきか、彼女はそのお願いの内容を聞いてなんともいえない微妙な表情を見せてきたのであった。

 

 ■

 

「……欲がないのは結構ですが、いくらなんでも無さすぎではないでしょうか」

 

 竹林の中を飛びながら、椛は呆れを込めた呟きを零した。

 だが先程の彼とのやり取りを思い出せば、呆れもするというものだ。

 

 当初の彼は椛達“妖怪の山”の住人達にとって、侵入者でしかなかった。

 だが彼のおかげで数多くの白狼天狗達の命は救われ、特に助かる見込みもない程の傷を負った椛にとって、ナナシは誰よりも恩を報いたい存在であった。

 だというのに、彼が先程言ったお願いというのは。

 

【今度山の幸を分けてくれませんか? それと、僕と友達になって欲しいです】

 

 である。

 明らかに受けた恩と釣り合っていない。

 逆に何か企んでいるのではないかと勘ぐってしまったが、彼の目を見ればそれが本気である事がすぐに判り……違う意味で驚いてしまった。

 

 拍子抜けというか、いまいち釈然としなかったものの……椛にとって、彼の態度は好感が持てるものであった。

 図々しくないし、温和で礼儀正しい、頭に浮かぶ鴉天狗の上司とはえらい違いだ。

 話していて苦痛がないというのは、それだけで嬉しい。

 

「ふふっ……」

 

 自然と口元に笑みを浮かべながら、椛は楽しげに飛行を続ける。

 気が緩み、ふわふわとした気分のまま彼女は帰路へと着いていたせいか。

 

 

 自分を見つめる捕食者の存在に、気づくのが遅れてしまった。

 

 

「…………」

 

 地面に降り立ち、周囲に視線を向けながら背中に背負っている愛用の太刀を手に取り身構える。

 視界に映る範囲では竹林しか見えず、けれど彼女の研ぎ澄まされた感覚が自分を狙っている存在を感じ取っていた。

 

「……何者だ?」

 

 威嚇を込めた低く重い声を放ち、気配の正体へと問う椛。

 応答はなく、けれどその正体はあっさりと彼女の前に姿を現した。

 

「子供……?」

 

 現れたのは、まだ年端もいかぬ容姿の少年。

 金の髪に赤い瞳を持ち、黒を基調とした衣服に身を包んだ十にも満たぬ見た目の幼子であったが、椛は先程よりも更に警戒の色を濃くする。

 

 このような場所に居る以上、ただの幼子ではない事は明白。

 何よりも、椛の獣の如し直感と本能が目の前の相手を異端だと認識している。

 

「下っ端の犬風情でも、最低限の危険感知能力は備わっているみたいだね」

 

 見た目相応の、少し高い声で少年は楽しげに椛を挑発する。

 その小馬鹿にした態度の言葉を受けた椛だが、怒りよりも恐怖心が勝り彼女を縛り付ける。

 頬には冷や汗が伝わり、喉はカラカラと渇き、少しでも気を抜けば目の前の相手の威圧感に押し潰され倒れ込んでしまいそうだ。

 

「恐いの? でも恥じる事はないさ、ただ君は自分の身の程を弁えているだけなんだからさ」

「――はああああっ!!」

 

 全身を縛る恐怖心を吹き飛ばすように叫び、椛は地を蹴った。

 自身が出せる最高の速度で、一撃の元に相手を斬り伏せようと間合いを詰める。

 対抗する隙など与えない、幸いにも相手はこちらを完全に見下し侮っているので隙だらけだ。

 文句なしの踏み込み、剣士として優れた能力を持った椛の横一文字に振り抜いた太刀は、彼女の狙い通りに少年へと届く。

 

 

 否、届く……筈であった。

 

 

「っ、が……!?」

 

 刹那、彼女の右頬に襲う衝撃。

 当惑と痛みにより、彼女はおもわずたたらを踏みつつ後退してしまう。

 ……何が起こった? この痛みは一体何だ?

 ズキズキと痛む右頬を左手で庇いつつ、まだ混乱したままの思考で椛は正面を見て……固まった。

 

「身の程を弁えているかと思ったけど、所詮は駄犬。こんな程度か」

 

 何故、という疑問が椛の脳裏を占める。

 届いた筈の剣戟は届かず、そればかりか……少年に反撃を許された。

 それはこの際どうでもいい、この少年が人間ではなく何か得体の知れない存在なのは承知で立ち向かったのだ。

 彼女が疑問に思うのは、少年が何も獲物を持っていない事であった。

 

「素手、だと……!?」

 

 そう、素手で反撃を許した。

 太刀と素手、圧倒的なまでに間合いでは太刀の方が優れているというのに、尚も負けた。

 それが椛には信じられず、この状況下でも放心してしまう程の衝撃を彼女に与えてしまっていた。

 

「でも実力自体はそれなりにあるから、いい実験台になりそうだ」

「っ……!」

 

 後ろに跳躍して、更に後退する。

 自ら間合いを離してしまう行為ではあるが、一先ず後退して仕切り直しをしなければ。

 だが、彼女が後退し地面に着地した瞬間。

 

「っ、あ、ぐ……!?」

 

 彼女の額に、大砲のような衝撃が炸裂した。

 

「ぅ、くぅ……!」

 

 顔をしかめながらも、どうにか太刀を構える。

 訳が判らない、先程の跳躍で相手との距離はおよそ八メートルは離れていた筈だ。

 それを一息もかからずに詰められ、額に一撃を受けるなど冗談ではない。

 

 椛は既に少年に対し微塵も気を緩ませてはいなかった、だというのに容易く二撃目を許してしまえば困惑するのは当然だ。

 しかもその一撃も素手によるものだった、それも殴られるまで放たれた事すら理解できないほどに素早く重い一撃。

 

「実はさ、僕は今まで封印されていて、力を取り戻すために手当たり次第に人も妖怪も関係なく喰らってきたんだけどさ……」

「っ……!」

 

 互いの距離は再び詰められている、この距離では満足に反撃ができない。

 今度は追撃されないように、意識を集中させながら椛は後退しようとして、竹林の異常に気がついた。

 

「な、ん……!?」

 

 いつの間にか、先程まで広がっていた竹林は姿を消しており。

 辺り一面を、闇よりも深い漆黒の空間へと変化してしまっていた。

 出口などない無限に続いているのではないかと錯覚してしまう空間に、椛は完全に閉じ込められてしまっていた。

 

「それなりに力を取り戻せたと思ったんだけど、どの程度取り戻せたのかわからないんだ」

「チィ……!」

 

 この正体不明の空間を作ったのが目の前の少年なら、逃げる事は叶わない。

 ならばと、椛は剣にとって最適の間合いである一足一刀――ショートレンジまで移動してから、反撃に移る。

 

「かといって無闇に大妖怪に喧嘩を売れば負ける可能性も出てくるからさ」

 

 敵は動かない。

 椛にとって優位な間合いに移動しようとしているのに、少年はペラペラとよくわからない話を展開させながら。

 

 彼女の反撃など許さず、鳩尾を右の拳で貫いた。

 

「ぐ、ぎ……っ」

 

 空気が、強引に吐き出される。

 

 

 

 

「だから……お前で試させてもらうよ?」

 

 にっこりと、この場には似つかわしくない愛嬌のある笑みを浮かべながら。

 少年は、身体をくの字に曲げ咳き込んでいる椛の身体を、左の拳で殴り飛ばした。

 

 

 

 

 

 


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