IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

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戦闘シーンがほとんどないです。
本編ネタバレ注意。


第89話 マイティ brother's

ゴーストに好機が訪れた一方で、織斑一夏の状況は変化していなかった。ゲノムスに地面に叩きつけられた状態だ。すると、ゲノムスが一夏のポケットの中に手を入れマイティアクションXガシャットを取り出す。すると、それをドライバーに入れる。そして、自ら所持していたプロトマイティアクションXを起動させ、ゲーマドライバーの空きスロットに入れる。すると、大量のバグスターウイルスが一夏へと流れる。そこへゴーストが近づき、ゲノムスに触れる。すると、ゴーストにあるビジョンが流れ込む。泊さんに見せてもらった映像と酷似している。おそらく消える直前の記憶だろう。そして、衝撃的なものが見える。それは、ベットに寝ていた人物。その人は………織斑一夏。

「まさか、四年前お前が実験していたのは!」

「そう、彼こそがバグスターウイルスの世界初の感染者!彼から新たな生命体バグスターを生み出そうとしていたのだ!」

一夏の顔に幾何学模様が浮かび上がり、右はオレンジ、左は青緑に発光していた。そして、マイティアクションXとプロトマイティアクションXのガシャットが融合する。すると、二つのスロットを使うガシャット出来上がる。一夏は、そのガシャットを起動し、ドライバーに装填する。

「変身」

『マイティブラザーズXX(ダブルエックス)!ダブルガシャット!ガッチャ〜ン!ダブルアップ!俺がお前で!お前が俺で!ウィーアー!マイティ マイティブラザーズ!ヘイ!ダブルエーックス!』

エグゼイドが真っ二つに割れ、空中に散布されていたバグスターウイルスが二つに分かれたエグゼイドに集まっていく。すると、左右非対称なライダーが生まれる。片方はオレンジ色で左肩にレベル1フェイス?の半分が、もう片方は青緑色でレベル1フェイス?の逆側半分が右肩についている。また、髪型も左右非対称になっている。また胸部の操作ボタンも変わっており、キーパッドのようになっている。

「「ノーコンティニューでクリアしてやる。」」

ゲノムスに向かって2人同時に走り出す。すると、ゲノムスが即座に攻撃を仕掛けてくるが、全く効いていないどころか無傷で走り続け同時にゲノムスを殴る。

「これじゃあ、攻略しがいがない。」

「敗者確定だ。もう終わらせよう。」

『ガッチョーン キメワザ!ガッチャ〜ン!マイティ!ダブル!クリティカルストライク!』

2人の足に同時にエネルギーがチャージされていく。そして、2人同時に駆け出しダブルライダーキックを放つ。ゲノムスはそれを受け切ろうとしたが耐えられず、その野心を廃工場に散らすのだった。

 


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