IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜 作:proto
仮面ライダードライブ。彼は既婚者である。
「ちょ!そんな事どうでもいいだろ!」
と、本人から言われたのでやめるとして(というか地の文に干渉しないでください泊さん)、彼は正体を隠しながら戦っていたが、とある事件で正体を明かして戦った。その彼は……否、彼らはシフトデットヒートを使いロボルバグスターと戦っている。このタイプは暴走する危険性があるが、今の彼らなら問題ないだろう。しばらく互角のぶつかり合いが続く。そこで彼らの次のタイプチェンジが始まる。
「次はこれだ。」
『ドライブ!タイプ フォーミュラー!』
レーシングカーをモチーフとしたこのタイプフォーミュラは、超高速での移動が可能である。このスピードを生かしてロボルに高速で突撃する。シフトアップしなくてもかなりのスピードが出るこのフォームは訓練していないとまともに使えない。アドバンスドイグニッション、シフトブレスのボタンとシフトフォーミュラレバーの順に操作する。
『ヒッサーツ!フゥ〜ル スロットォ〜ル!フォーミュラ!』
ドライブはロボルに向かってフォーミュラドロップ(いわゆるライダーキック)を、それを相殺しようとロボルも全力で右のマシンアームで殴る。
『向こうのパワーもなかなかのようだ!』
「ベルトさん、弱音吐いてる場合か?またあれをやるから、もうひとっ走りつき合えよ。」
『OK 君を信じよう。』
ドライブは蹴りの体勢のまま、シフトブレスのレバーを操作し、シフトアップする。これは変身者にかなりの負荷を掛けてしまう。かつて、とある仮面ライダーとの戦いで使ったっきりだ。結果、ロボルを吹き飛ばすことに成功した。そして、トレーラー砲を準備する。トレーラー砲にシフトスピードとシフトワイルドを入れ、上部の穴にシフトフォーミュラを差し込む。
『ヒッサーツ!フォーミュラー砲!』
見事に隙を突いた砲撃で、かなりロボルにダメージを与えられた。
「ぬぅ、こうなったら。リミッター解除!」
ロボルの出力が一気に跳ね上がる。アームを地面に叩きつけ、衝撃波ががドライブを襲う。しかし、高速移動できるフォーミュラにとってその程度を避けるのは容易だった。だぁがしかし!避けた瞬間に衝撃波が放射状に放たれドライブに当たり、停まっていたトライドロン付近まで吹き飛ばされる。
『進ノ介!……よかった。無事のようだね。』
「あぁ、問題ない!」
ドライブは新たにシフトカー『シフトトライドロン』を取り出し、サイドのボタンを押す。
『ファイア! オールエンジン!ドライブ!タイプ トライドロォ〜ン!』
後ろにあったトライドロンが、アーマーへと変化していく。そこにシフトカー達が集結し仮面ライダードライブ タイプトライドロンへと変身する。
「俺はもう、二度と止まらない。」
『ヒッサーツ!フルスロットォ〜ル!トライドロン!』
必殺の蹴りがロボルを襲う。今まで機械生命体を相手にしてきたドライブには、分が悪かったのだろう。ロボルは爆散し、そのパーツを空に散らせた。
そして、2人はあらかじめ打ち合わせをしていたかのように、
「『Nice Drive!』」
と言ったのでした。