IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

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第87話 2人の Nice Drive!

仮面ライダードライブ。彼は既婚者である。

「ちょ!そんな事どうでもいいだろ!」

と、本人から言われたのでやめるとして(というか地の文に干渉しないでください泊さん)、彼は正体を隠しながら戦っていたが、とある事件で正体を明かして戦った。その彼は……否、彼らはシフトデットヒートを使いロボルバグスターと戦っている。このタイプは暴走する危険性があるが、今の彼らなら問題ないだろう。しばらく互角のぶつかり合いが続く。そこで彼らの次のタイプチェンジが始まる。

「次はこれだ。」

『ドライブ!タイプ フォーミュラー!』

レーシングカーをモチーフとしたこのタイプフォーミュラは、超高速での移動が可能である。このスピードを生かしてロボルに高速で突撃する。シフトアップしなくてもかなりのスピードが出るこのフォームは訓練していないとまともに使えない。アドバンスドイグニッション、シフトブレスのボタンとシフトフォーミュラレバーの順に操作する。

『ヒッサーツ!フゥ〜ル スロットォ〜ル!フォーミュラ!』

ドライブはロボルに向かってフォーミュラドロップ(いわゆるライダーキック)を、それを相殺しようとロボルも全力で右のマシンアームで殴る。

『向こうのパワーもなかなかのようだ!』

「ベルトさん、弱音吐いてる場合か?またあれをやるから、もうひとっ走りつき合えよ。」

『OK 君を信じよう。』

ドライブは蹴りの体勢のまま、シフトブレスのレバーを操作し、シフトアップする。これは変身者にかなりの負荷を掛けてしまう。かつて、とある仮面ライダーとの戦いで使ったっきりだ。結果、ロボルを吹き飛ばすことに成功した。そして、トレーラー砲を準備する。トレーラー砲にシフトスピードとシフトワイルドを入れ、上部の穴にシフトフォーミュラを差し込む。

『ヒッサーツ!フォーミュラー砲!』

見事に隙を突いた砲撃で、かなりロボルにダメージを与えられた。

「ぬぅ、こうなったら。リミッター解除!」

ロボルの出力が一気に跳ね上がる。アームを地面に叩きつけ、衝撃波ががドライブを襲う。しかし、高速移動できるフォーミュラにとってその程度を避けるのは容易だった。だぁがしかし!避けた瞬間に衝撃波が放射状に放たれドライブに当たり、停まっていたトライドロン付近まで吹き飛ばされる。

『進ノ介!……よかった。無事のようだね。』

「あぁ、問題ない!」

ドライブは新たにシフトカー『シフトトライドロン』を取り出し、サイドのボタンを押す。

『ファイア! オールエンジン!ドライブ!タイプ トライドロォ〜ン!』

後ろにあったトライドロンが、アーマーへと変化していく。そこにシフトカー達が集結し仮面ライダードライブ タイプトライドロンへと変身する。

「俺はもう、二度と止まらない。」

『ヒッサーツ!フルスロットォ〜ル!トライドロン!』

必殺の蹴りがロボルを襲う。今まで機械生命体を相手にしてきたドライブには、分が悪かったのだろう。ロボルは爆散し、そのパーツを空に散らせた。

そして、2人はあらかじめ打ち合わせをしていたかのように、

「『Nice Drive!』」

と言ったのでした。


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