IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜 作:proto
はい、更識簪にぞっこんで、引退したら彼女の為だけにゲーム作ろうかなとか思ってたりする織斑一夏です。現在地はフランスのデュノア社の応接室。そこで待たされてます。因みに簪と先生方以外は黒服に変装してます。
数分してようやく、社長が出てきた。
「いやはや、お待たせしたね。私か社長のハサン・デュノアだ。」
正直に言おう、おそらくこの場にいるこちら陣営はこう思った。
((((((うわぁ〜、縁起悪い))))))
「失礼ですが、随分と日本風な名前ですね。」
「ん?あぁ、両親がFat○の呪腕先生が好きでね。日本のアニメは素晴らしいよ。」
「なるほど、それで日本語もお上手なんですね。」
「両親の影響が大きいよ。」
「そろそろ本題に入らせてもらいます。」
「!?………ま、貴重な土日に来るくらいだものな。なんだね。」
「実は我が幻夢コーポレーションは、今度新作ゲームを出すのですが、フランスは中々接点がなく少々伸び悩んでいる、という報告を受けていましてね。」
「それが、我が社に関係あるのか?」
「いえ、ただ業務提携しませんか?というお誘いだったのですが。」
「あ、あぁ。す、すまないな。なにか勘違いしていたようだ。」
「で、条件なんですがね。そちらには、売り上げの45%でどうでしょうか?」
と、ハサン社長の前に一枚の紙を置く。
「も、もちろんだとも。是非お願いしたい。」
と、すぐさま紙にサインをしようとした。
「はぁ、後々言われても面倒ですからね…。」
僕は一度紙を引き戻した。
「ど、どうして?そちらから申し出た契約ではありませんか?」
「いえ、気が変わったとかではありません。ただ、こちらが45%渡すだけではあまりに不平等でしょ?」
「そ、それはそうだが…。」
「ですから、そちらも対価を払う必要がありますよね?」
「……なにを払えばいい。」
「僕が望むのはたった一つ。シャルロット・デュノアさんの身柄です。」
「…わかった。彼女自身それを望んでいるなら、何よりそれで彼女が解放されるなら。シャルロットをよろしくお願いします。」
「だそうですよ。シャルロットさん。」
この言葉でシャルロットさんは変装を解いた。 「………お父さん。」
「シャルロット、何故ここに?」
「知りたかったんだ。お父さんの本当の気持ち。良かった、ありがとう。」
「シャルロット、幸せにな。」
「はい!」
こうして、無事にデュノア社との業務提携を契約して戻れた………
………空港までは。
空港に着き、すぐに帰りの飛行機を幻夢コーポレーションで手配する。が、ここで問題が発生した。
「待ちなさい!」
誰かに呼び止められるが、あえて知らん顔で入場ゲートまで歩みを止めない。
「へぇ〜、無視するんだ。ならこうよ!」
シャルロットが振り返る。すると、顔が青くなっていく。
「お義母さん、何をする気。」
「何って、こうするのよ!」
シャルロットのお義母さんは、手に持っていた眼玉?のボタンを押し、怪物へと姿を変えた。
はい、番外編ならもうらここで済ませばいいやん!
って考えてたprotoです。次回、察しのいい方なら
もうお分かりですよね?
さて、ここらで失礼しますね。
また次回お会いしましょう。