IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

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第56話 父親の True feeling

はい、更識簪にぞっこんで、引退したら彼女の為だけにゲーム作ろうかなとか思ってたりする織斑一夏です。現在地はフランスのデュノア社の応接室。そこで待たされてます。因みに簪と先生方以外は黒服に変装してます。

 

 

数分してようやく、社長が出てきた。

「いやはや、お待たせしたね。私か社長のハサン・デュノアだ。」

正直に言おう、おそらくこの場にいるこちら陣営はこう思った。

((((((うわぁ〜、縁起悪い))))))

「失礼ですが、随分と日本風な名前ですね。」

「ん?あぁ、両親がFat○の呪腕先生が好きでね。日本のアニメは素晴らしいよ。」

「なるほど、それで日本語もお上手なんですね。」

「両親の影響が大きいよ。」

「そろそろ本題に入らせてもらいます。」

「!?………ま、貴重な土日に来るくらいだものな。なんだね。」

「実は我が幻夢コーポレーションは、今度新作ゲームを出すのですが、フランスは中々接点がなく少々伸び悩んでいる、という報告を受けていましてね。」

「それが、我が社に関係あるのか?」

「いえ、ただ業務提携しませんか?というお誘いだったのですが。」

「あ、あぁ。す、すまないな。なにか勘違いしていたようだ。」

「で、条件なんですがね。そちらには、売り上げの45%でどうでしょうか?」

と、ハサン社長の前に一枚の紙を置く。

「も、もちろんだとも。是非お願いしたい。」

と、すぐさま紙にサインをしようとした。

「はぁ、後々言われても面倒ですからね…。」

僕は一度紙を引き戻した。

「ど、どうして?そちらから申し出た契約ではありませんか?」

「いえ、気が変わったとかではありません。ただ、こちらが45%渡すだけではあまりに不平等でしょ?」

「そ、それはそうだが…。」

「ですから、そちらも対価を払う必要がありますよね?」

「……なにを払えばいい。」

「僕が望むのはたった一つ。シャルロット・デュノアさんの身柄です。」

「…わかった。彼女自身それを望んでいるなら、何よりそれで彼女が解放されるなら。シャルロットをよろしくお願いします。」

「だそうですよ。シャルロットさん。」

この言葉でシャルロットさんは変装を解いた。 「………お父さん。」

「シャルロット、何故ここに?」

「知りたかったんだ。お父さんの本当の気持ち。良かった、ありがとう。」

「シャルロット、幸せにな。」

「はい!」

こうして、無事にデュノア社との業務提携を契約して戻れた………

 

 

 

 

 

………空港までは。

 

空港に着き、すぐに帰りの飛行機を幻夢コーポレーションで手配する。が、ここで問題が発生した。

「待ちなさい!」

誰かに呼び止められるが、あえて知らん顔で入場ゲートまで歩みを止めない。

「へぇ〜、無視するんだ。ならこうよ!」

シャルロットが振り返る。すると、顔が青くなっていく。

「お義母さん、何をする気。」

「何って、こうするのよ!」

シャルロットのお義母さんは、手に持っていた眼玉?のボタンを押し、怪物へと姿を変えた。




はい、番外編ならもうらここで済ませばいいやん!
って考えてたprotoです。次回、察しのいい方なら
もうお分かりですよね?

さて、ここらで失礼しますね。
また次回お会いしましょう。

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