IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜 作：proto
はい、どうも一夏です。えー、皆さんにご報告があります。実は学年別トーナメントに出るライダー僕だけらしいんですよね。ちょっと寂しい……え？寂しい。そっか、僕は寂しいって感じれるんだ。あ、言いたかった事は2代目から爆走バイクガシャットを借りられたので、ボーデヴィッヒ対策は万全って事です。
学年別トーナメント当日。
俺はアリーナにてこの前とほとんど変わらない状況にある。唯一違うのはペアが居るか居ないかだ。こちらにはシャルロットが、向こうには篠ノ之が居る。
「シャルル、ボーデヴィッヒは俺がやる。篠ノ之程度なら、遊んでられるだろ？」
「う、うん。わかったよ。」
「それなら、シャルル。いや、シャルロット。この戦いに勝って、お前の運命は俺が変える。」
「うん！お願いだよ！
「ん？何か言ったか？」
「ううん！な、何も！」
俺はボーデヴィッヒの方へ向き直る。
「ボーデヴィッヒ、お前は俺が攻略する。」
「男のお前では、私には勝てない！」
「ノーコンティニューで、お前に力の真の使い方を教えてクリアしてやる。」
「かかってこい！この世の中強者が絶対だ！」
試合否、死合開始の合図が鳴る。
こちらの敗北条件は変身が解除したら負けだ。IS用に設定したから出来る事だな。
《ガシャコンブレイカー！》
俺は右手にガシャコンブレイカーソードモード、左手にはロケットアームを装備し、徹底的な連撃を繰り出す。が、向こうはこちらが飛べないのをいい事に飛行を開始し、レールカノンを放ってくる。だが、俺もバカではない。俺は自分の目の前にチョコブロックを展開する。展開したブロックはレールカノンの弾に当たって砕けるが、エナジーアイテムを出現させた。
『ジャンプ強化！』
強化跳躍でボーデヴィッヒと同じ高さまで飛び、キメワザスロットホルダーにゲキトツロボッツガシャットを装填。そのままボタンを2回押す。
『ゲキトツ！クリティカルストライク！』
ロケットアームを発射する。が、やはりAICで止められる。
「フン、所詮男か。学習しないな。」
ボーデヴィッヒはAICを発動したまま、地に足を付ける。それを待って居た！
『ガッシャット！キメワザ！爆走！クリティカル ストライク！』
目の無いレーザーを召喚し、ロケットアームに集中しているボーデヴィッヒを轢く。
「な、嵌めたな！」
「嵌る方が悪いんだよ！」
俺の予想的中、AIC発動には止めるものに集中してなくてはならない。ロケットアームに集中して居たボーデヴィッヒに、アームが無くなりバイクに乗れる俺はバイクで轢くという発想に至った。高速化のエナジーアイテムを取れなかった時の策だ。そして、そのままロケットアームにも当たった。俺はシャルロットの方を確認する。篠ノ之相手に遊んでるが、こちらの状況を確認して居たのでもうすぐ終わらせ………あ、終わったわ。
「くっ、あの男に負ける訳には！」
（あなたは、力を求めますか？）
あぁ！あの男を、叩きのめす力が欲しい！
《Valkyrie Trace System……complete！ Schwarzer Regen Awaykening！》
ボーデヴィッヒが暫く沈黙している。
すると、シュバルツェア・レーゲンが突如ドロドロに溶けて、とある姿を見せる。
「あれは……千冬姉。って事はまさか。」
アリーナ管制室で、同じ事を思っている人がいた。二人は同時に叫ぶ
「「禁止されてる筈のVTS ！」」
息ぴったりの姉弟だった。
ツイッターでは言ってましたが、
体調崩してました。明日0:00には
しっかり更新します。