IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

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お待たせしてしまい申し訳ありません。
今回は千冬の過去。一夏がゲーマドライバーを作り始めて
から、モンドグロッソまでの話となります。


第3話 織斑千冬の DEAD or ALIVE

私は、ISの国際大会『モンドグロッソ』の第2回大会に出場する事になった。第1回にも出場し、総合優勝しているが、今回は相手国側も対策や作戦を練ってくるはずだ。そう簡単には優勝させてくれないだろう。そんな緊張気味の私の側には精神安定剤とも言える最愛の弟一夏が居なかった。

「い〜〜ちぃ〜〜〜かぁ〜〜〜〜。どこいったんだよぉ〜。お腹空いたよぉ〜〜。」

私は空腹だった。私は女だが家事が一切できない。一夏が全部やってくれる。故に!料理できないからご飯か食べられません!ん?女としての威厳?そんなもん、一夏の家事力みたら速攻で捨てれるぞ?やべぇよ?女として負けた・・・ってガチで思っちゃうよ?ん、ん!ま、まぁそういう事だ。私は一度一夏に連絡を取ろうと携帯を取り出した。そして、一夏に電話をかけようと思ったらメールが来ている事に気づいた。そのメールを開くと一夏からだった。

「ん?メール?しかも緊急って書いてあるな。」

 

『千冬姉

 

少々面倒な事になりそうなので、束さんのラボに住み込んで作業します。ご飯はなんとかしてください。通帳のお金は月1万円までの使用でお願いします。使い過ぎると後々面倒なので。

一夏』

 

・・・え?帰ってこない?どゆこと?

 

現在織斑の家計は一夏の収入で賄われている。つまり、通帳の金は一夏の物と言うわけだ。私は使いにくいのだよ、弟が稼いだ金を使うなど。

 

こうして私はほぼほぼ通帳の金に手を付けず、水だけで生きていた。そして、モンドグロッソの一週間前、政府の役人どもが私の家に迎えに来た。

「「織斑千冬殿、お迎えに・・・、え?」」

私はゾンビのようになっていた。実際水しか飲んでいないのだ。地味にだが生死の境を彷徨ったぞ。

 

とりあえず、政府の役人どもに飯を食わせてもらい(まぁ、脅したけど)、とりあえず生き延びた。こうして、私はモンドグロッソへと出場した。

 

私は順調に試合を勝ち進み、準決勝も苦もなく終わり、いよいよ決勝というところで事件が起きた。私を優勝させまいとどこかの国がうちの山田君を誘拐した。私は面倒な事になったと思い、すぐさま誘拐されていると言う場所へ向かった。

 

20分後、山田君は無事救出された。(あぁ〜、誘拐されたのが一夏なら私に惚れ直しただろうに。ってか、一夏居なくて死にそう。)私はモンドグロッソの決勝を放棄したとされたが、対戦相手側の意向により決勝はなかった事になった。また、山田君の居場所の情報を掴んだドイツに恩返しするため、二年間ドイツ軍の教官をやる事となったのだった。




はい、protoです。
いやー、書き溜めてたら投稿するの忘れてました。
次も一夏の過去になります。
そして!あの方が登場します!

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