IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

126 / 149
第113話 DRIVE の活躍

一夏が戦闘を開始した直後の事だ。場所は第三アリーナ。一夏たちが戦っていたアリーナとは少々遠い。

『進ノ介。恐らくアレが…。』

「あぁ、ファントムタスクなる組織の人間だろうな。ベルトさん、一走り付き合えよ。」

『OK!START YOUR ENGINE!』

泊進ノ介は、シフトスピードを手にしドライブへと変身する。

『DRIVE! TYPE SPEED!』

ドライブへと変身し、スピードタイヤが超絶遠距離にあるはずのトライドロンから発射され、ドライブに装着される。

「おい、そこのおまえ!一走り付き合えよ!」

ISを纏っているファントムタスクの人間は、こちらへ向き直る。

「私の名前は、M。そして、この機体の名前は『サイレント・ゼフィルス』。」

「サイレント・ゼフィルス。確かイギリスで奪われたって。お前たちが犯人って訳か。」

「フッ。まぁ、いい。倒すだけだ。」

『進ノ介、ここは()()を使おう。この場に置いて高速で移動する以外、BTを避ける方法はないぞ!』

「わかった。来い!シフトフォーミュラ!」

ドライブは、シフトブレスに装填されているスピードレバーをフォーミュラに装填しなおし、フォーミュラレバーを押し倒す。

『DRIVE!TYPE FORMULA!』

F1カーモチーフのドライブ タイプフォーミュラへとフォームチェンジする。

「トップギアで倒す。」

フォーミュラレバーを三回倒す。

『FOR FOR FORMULA!』

シフトアップし、高速での連撃を叩き込む。熟練した戦士だけあり、その動きには迷いがない。右フック、ストレート、膝蹴り、多彩な打撃を繰り出していく。それをビットで対処できているあたり、敵もなかなかの手練れと見受けられる。

『仕方ない!フルスロットルだ!』

「あぁ!いくぞベルトさん!」

ベルトのイグニッションキーとブレスのボタンを押し、フォーミュラレバーを倒す。

『ヒッサーツ!フルスロットル!フォーミュラ!』

「はぁぁぁ、ハァ!」

サイレント・ゼフィルスはビットで凌ぐ。しかし、彼の仮面ライダーとしての覚悟は、思いはそれを上回る!防御していたビットに亀裂が入り始めた。ここだと言わんばかりにシフトアップする。

『FOR FOR FOR FORMULA!』

ドライブの蹴りの勢いは増し、ビットを全て粉々に砕いていく。

そのまま本体に直撃し、SEエンプティでISが解除される。

『念のため拘束しておこうか。』

『TYPE SPEED!タイヤコーカン!ジャスティスハンター!ヒッサーツ!フルスロットル!ハンター!』

ジャスティスハンターの檻でMを閉じ込める。

そのタイミングで一夏は合流するのだった。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。