IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜 作:proto
そして、policeと言えば……
IS学園学園祭3日前
一夏はとある人に連絡を入れていた。
「もしもし、泊進ノ介さんで間違い無いでしょうか?」
『あぁ。もしかしてエグゼイド…織斑一夏か?』
「はい。ご無沙汰してます。」
『元気そうで何よりだ。で、どうした?』
「実は……。」
一夏は3日後の学園祭のことを伝えた。
「それで、何か嫌な予感がするんです。泊さんにご協力いただけないかと。」
『なるほどな。わかった。市民の安全を守るのが俺たち警察の仕事だ。』
快く受けてくれそうだった。しかし、
『だが、流石にIS学園へとなると。国が干渉できない以上どうやって中に入るか。そもそも、俺はドライブには変身できないし。』
そう、IS学園は国も干渉不可。まぁ、暇そうなお偉い方々がたまに来るが。その問題点は、一夏さん解決済みです。
「それなら、招待客としてきましょう。IS学園の学園祭は一般公開されます。と言っても、中の人間からチケットを受け取らねばなりませんが。」
『そうか!一夏君が送ってくれれば。」
「中に入れます。」
『だが、ドライブには…「ご安心を。」え?』
「既に、ベルトさんは説得済みです。」
『一体誰が……。あのベルトさんを説得できる人なんて。』
「暗部が動いてくれました。」
『それ、大丈夫なのか?』
「えぇ、問題ありません。そんなわけで、心配するところはありませんよ。ベルトさんは当日会場にて手渡し可能ですが……。」
『わかった。よろしく頼む。』
「それでは、よろしくお願いします。」
これで布石は揃えた一夏だった。
IS学園 学園祭当日
校門前に
「やぁ、一夏君。」
「泊さん!お待ちしてました。すみません、ご足労いただいて。」
『進ノ介。また会ってしまったね。』
「ベルトさん。本当に来てたんだな。」
『全く、鎧武といい一夏君といい。人使いが荒いぞ。』
「すみません。ただ、不安要素に対する策はさておきたいので。それでは、何事も無いように祈りつつ、僕の新作ゲームも楽しんでってください。」
「そうさせてもらう。さ、ベルトさん。また一走り付き合えよ。」
『ハハッ、そうしよう。』
そう言って泊さん達は中へ入って行った。
一年一組前では
皆がゲームのコスプレ(幻夢コーポレーション提供)をして接客に努める。因みに篠ノ之は、マイティの大きな着ぐるみを着ている。そして一番長い行列ができている理由は一夏の新作ゲーム。その名も『ジュージューバーガー』!
ハンバーガーを作り、敵キャラのバガモンを喜ばせるゲーム。かなり人気なのでIS学園名義で商品化してもいいかもしれないと思った一夏だった。