IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜 作:proto
先に謝ります。申し訳ありませんでしたぁ!
ブレイブはレベル50へと変身を遂げた。それは良かった。だが………
「うわぁぁぁぁ!!」
ブレイブの目は赤く染まり、魔王としての本質が現れる。大量の雑魚バグスターを呼び出し、一夏達に襲い掛からせようとする。一夏はなんとか体を起こし……敵に背を向け、簪がだけを守ろうとする。雑魚バグスターの剣が一夏に向けられた。その時だった。
「私は、世界で一番の姉になる!」
と、なんだかよくわからないようなわかるようなセリフを吐きつつも、力をコントロールすることに成功した。一夏に攻撃しかけていた雑魚バグスターをゲンム達に向かわせる。そして、必殺の一撃を食らわせるべくドライバーのレバーを閉じる。
『ガッチョ〜ン キメワザ!』
再びレバーを解放!
『ガッチャ〜ン!タドル!クリティカル スラッシュ!』
魔王らしく闇のオーラを纏い、回転しながら空中へ、そしてゲンムへ真っ直ぐキックを放つ!
「あはは、その程度なら撃ち砕く!」
『クリティカルエンド!』
こちらも黒いオーラを纏い、回転しながら上方に向かい蹴り返す。両者譲らなかった為、両方とも吹き飛ぶ。しかし、楯無への負担も大きく変身が解除されてしまった。だが、ゲンムとて無事では無かった。その能力ゆえ事なきを得たが、実質ライダーゲージがあればGAME OVERとなっていただろう。それを感じさせないよう
「ふっ、やはり所詮はそのてい……ん?」
と、言いかけた。が、一夏に守られていたはずの簪が、そのガシャットを手に取る。
「姉の二の舞になりに来たの?」
「お姉ちゃんはあんまりゲームとかしないから。でも、私は違う。こっちサイドのバンバンシミュレーションズ。これは多分だけど、一夏の作ったバンバンシューティングの派生品。いや、公式が作ったものでない以上、ただの2次創作。しかも、多分あなたはこのゲームに愛がない。そんなゲームを私が扱えないわけない。」
『バンバンシミュレーションズ!I ready for Battleship! I ready for Battleship!デュアルガッシャット!』
「第伍十戦術!変身!」
『ガッチャ〜ン!デュアルアップ!スクランブルだ!出撃発進!バンバンシミュレーションズ!発進!』
素体スナイプに戦艦のようなゲーマー『シミュレーションゲーマー』が装着される。見た目は提督や司令官といった感じだ。
「くぅっ!うぅ……。」
だが、全身に電流?が流れる。
「ほらほら、耐えないで諦めなよ!姉でも耐えれなかったんだからさ。」
「はぁぁぁぁぁ、はぁ!」
耐えた。気力と体力を最大限まで高めて、耐え切り新たな力を自らの物とした。
「チッ!」
ゲンムはガシャコンスパローの柄の底部分で、バグルドライバーのABボタンを押し、もう一度Bボタンを押す。
『クリティカルデッド!』
大量のゾンビがスナイプへと襲いかかる。だが、彼女とてゲーマーだ。ゾンビの弱点くらい熟知している。ドライバーのレバーを閉じる。
『ガッチョ〜ン キメワザ!』
もう一度開く!
『ガッチャ〜ン!バンバン!クリティカル ファイア!』
両腕に装備されたオーバーブラストキャノンを正面に合わせる。現れたゾンビの頭部をレーダーでロックオンし、全砲門…Fire。全てのゾンビ、その頭部に全てクリティカルヒット!
『ミッションコンプリート!』
ゾンビを全て排除、ゲンムにもダメージを与え、ゲンムは撤退。かなり負担のかかった楯無は、現場に来た千冬とポッピーが連れて帰った。ボロボロなのに輝いて見えるカップルは、一夏の全力お姫様抱っこで帰りました。
一夏作のゲーム愛の強さから、束が作ったゲームに愛が無い!と説き、レベル50の力を使いこなす。これで良かったのだろうか。こちとら満足したけど。
こんな風なのどう?みたいな感想あったら是非聞かせてください。
あと、多分次回は番外編です。