IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜 作:proto
網走に着くと、すぐにオホーツク海へと向かう。夕暮れと言うこともあり、幻想的の景観がその場の雰囲気を支配していた。
「簪、そこに立って。うん、そうそう。そんな感じで、いきます。3、2、1…。」
シャッター音が鳴る。写った写真を見れば背景が簪を映えさせ……いや、簪が輝きすぎてちょっと霞んでる?まぁ、とりあえずOK。
流氷を見たその足で、寿司屋へと向かう。
そして、彼らの頼む寿司はこれだ。
一夏:マグロ、サーモン、イカ、炙りサーモン、エビ天、甘エビ、ズワイガニ。
簪:大トロ、中トロ、イクラ、サーモン、マグロなどなどを、注文。
「「いただきます!」」
届く寿司を正油に付け、口の中に一口。新鮮なネタが舌の上でとろける。それを皮切りに次々と箸を走らせ、寿司を口にする。そこにあった寿司はみるみる無くなっていく。最後の一貫を食べ、暖かい茶を飲む。
「「ふぅ〜、ごちそうさまでした。」」
そのまま店を出て再び車へ。目指すは十勝。目当ては十勝牛……は、翌日になりそうだ。
十勝へ到着しホテルへGO。部屋に入りシャワーを浴びて、二人とも一緒のベッドにイン。風呂は入れなかったら、体が冷えますよね?それを、お互い抱きつく事で解消する。あったかくなる、二人は幸せな気分を浸れる。一石二鳥ですね!
朝目を覚ました2人は、着替えや荷物を整理しホテルをチェックアウトする。車に乗り込み、事前に予約して早めに開けてもらう事になっていた店へ行き、十勝牛を味わう。芳醇な肉汁が口一杯に広がる……え?もうそろそろ行かないとやばい?飛行機の時間?夕張メロン!と、時間を忘れて楽しむのも乙だが、ここはビジネスマンの一夏。タイムテーブルは完璧な状態である。一片の抜かりもない。しっかりと肉を味わい再び車へ乗り込み。法的速度に引っかかるか、かからないぐらいのスピードで滑る路面を走行する。もちろん、滑らないように十分な準備を整えてあるので問題なくはない。滑るときは滑るのだ。
とにかく夕張に着いた一夏たちは、なんとか夕張メロンを入手した。急ぎ足で、しかし滑らないように一夏が簪をエスコートしつつ、即!車に乗り込む。
再び新千歳空港へと到着し、すぐに飛行機に乗る。あぁ、因みにビジネスクラスの席。ファーストクラスにしようとしたら簪に止められてました。一夏が幻夢コーポレーション代表取締役として出張する時は、明日那がファーストクラスの席をとります。一夏は口を挟めない。何故なら、知らないところで取ってるからです。
皆さま、今回は全くトラブルのない一夏と簪のデート追跡の旅にご同行頂いきありがとうございました。
実際の地名が出ておりますが、本作品はフィクションです。