IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

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第97話 千冬への Report

臨海学校からIS学園へと戻ってきた一夏。シルバリオ・ゴスペルのパイロットのナターシャ・ファイルスは本人の意向でこちら側にいる。シルバリオ・ゴスペルは幻夢コーポレーションで買い取った。中々に値は張ったが、たかだか1億ウン千万円だ。彼女の気持ちを考えたら安いと考えた一夏の判断だ。現在はIS学園で修復中だ。

 

一夏は千冬を部屋に呼んだ。一夏はベットの上に座って話をした。

「なにぃ!束がエグゼイドで黒いゲンム!?」

「違う、黒いエグゼイドが束さんでゲンム!」

全力で間違った千冬に全力でツッコミを入れる一夏。

「でも、なんで?究極のゲームを作るって。」

「それは、一夏のゲームがつまらn……。」

あ、一夏がすっげぇ落ち込んだ。千冬の一言が一夏のメンタルを抉り取った。例えるなら、鎧の大男に鎧オタクと言ったときのようだ。

「そうだよね……、俺のゲームなんて所詮…。ちょっと売れたからって調子乗ってすみませんでした。もう二度とそんな事しませんから、許してください。」

ここまでネガティブになった一夏を見たことがあるか?まぁ、一夏のそんな状態を見逃すほど人間関係は薄くない。逆にかなり濃い。

もちのろんで、彼の彼女は動く。

「織斑先生、一時退出を願います。」

「……クッ!何もしてやれない自分が悔しい!」

いや、あんたのせいだからね。とりあえず、一時的に出て言った千冬。

それを確認した簪は、ベットに体育座りしている一夏を押し倒し、優しく全てを包み込むが如く抱擁した。

「一夏。自分に、自信持って?一夏のゲームは世界中が楽しんでる。多分、千冬さんはプレイしてないから言えるんだよ。私が一番の味方……で、唯一無二のあなたの彼女だから。

「簪。ねぇ、もっと顔をよく見せて///。」

「うん、いいよ。一夏が求めてくれるなら。」

2人の顔はどんどん距離を詰めていく。そして、唇が触れ合い、お互いの柔らかい感触を感じ合う。

「ありがとう、元気でた。でも、あと30秒だけ抱き締めても……いい?」

「いいよ。30秒と言わず、いつまでも。」

そのまま、いい感じの雰囲気になりかけたその時、バンッ!という音を立ててドアが開いた。

「おい!それ以上は不純異性交遊になる!」

千冬が乱入した。

「あー、はいはい。それじゃあ、僕らは銀の福音を見てきます。それじゃあ簪、のほほんさん連れて行こうか。」

「そうだね。本音なら……。」

「え?ちょ、置いてかないでぇ〜(泣」

悲壮感あふれる悲鳴をあげ、一夏達についていく千冬の姿があった。




protoです。

終わります。

また次回。

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