少女達の真影、正義の味方の証明   作:健氏朗

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お待たせしました!! 読書の皆様の中でも気になっていた幕間編です! 今作品は人理修復後からカグラ界転生の間の時間軸となります。慌てて書いた部分もありますので誤字が目立つかと思われます。その際は指摘され次第に修正を施しますのでよろしくお願いしますm(_ _)m


カルデア幕間劇、衛宮士郎旅立ち"まで"の戦い
そして安まらない日々が始まる


祝い事は大切なものだ。古来より祭りの類は様々な意味合いや用途を用いて行う。それこそ一団の未来への祈願、地元の神々への感謝、目的の達成といくらでもある。そして宴というものは大小あれど騒がしいものだ。

 

しかしだ、物事には限度というものがある。そしてそれは祝い事に関しても例外ではない。

 

「センパイ♪ グラスが空ですよ。私がお酌しますのでどうぞこちらに」

 

「やはりシロウの料理は美味しいです。あの頃より更に腕が上がりましたね…、む、もう切れましたかおかわりです」

 

「もっきゅもっきゅもっきゅもっきゅもっきゅ…、ハンバーガー12ダース追加だ」

 

「シロウ、これはどういう料理ですか? こんなの初めて食べます! ああ、主よ…このような美味な食事に感謝を」

 

「…一体その体のどこにそんな量が入るのよ。見てるだけで胸焼けするわね」

 

「シ〜ロウ♡ 作ってばかりでいないで食べて食べて♪ あ、おねえさんがあ〜んしてあげよっか?」

 

「あらあら、では私が…、士郎 母が食べさせてあげますよ」

 

喧騒が激しく、一部は未だに呑んだくれ、また一部は酔っ払って絡んで、またまた一部は物凄いペースで料理の皿が空になっていく。ここは人理救済機関カルデアの食堂、現在食堂では古今東西の英霊、カルデアのスタッフがみな集まって飲めや食えや騒げやの真っ最中である。

 

数日前、最終特異点にて士郎たちは死闘の果てに魔術王ソロモン…もとい魔神王ゲーティアを倒し、無事人理修復を果たした。重症を負い、2、3日ほど回復に専念した後にダ・ヴィンチからお祝いしようと提案したのだ。

 

これにはスタッフ側から賛成の一択が上がり、サーヴァントたちは特に反対意見もなく宴が決行された。…それはさておき、この人理救済に貢献し、パーティーの主賓である士郎と立花は何をしているのかというと。

 

「ねえ、士郎さん。 そろそろ手を止めてみんなと食べようよ」

 

「ああ、これが終わったら行くよ」

 

パーティー料理の調理である。立花に至っては料理に舌鼓をうちながら士郎の参加を促している。主役に料理を作らせるなどパーティーにあるまじきことだが本人が進んでやると言い出したからには強い反対はなかった。何よりスタッフもサーヴァントたちも士郎の料理の腕をよく知っているため文句が出るはずもない。とはいえ、士郎一人に料理を任せるのも忍びないとブーディカや頼光などといった料理の腕に覚えのあるサーヴァントの手伝いもあって苦も無く用意ができた。

 

「よし、焼き上がりだな。おーい、アタr…」

 

「もしやアップルパイか?」

 

さっきまで誰もいなかったはずの士郎の背後にはいつの間にかアタランテが立っていた。

 

「…ああ、今運ぶからテーブルで待っていてくれ」

 

「うむ、早くするのだぞ」

 

内心、アタランテの出現に心臓が飛び出そうになるも全力のポーカーフェイスで抑えることに成功する。閑話休題、ようやく作業が一段落し、士郎もテーブルに着く。着席の瞬間に士郎の両隣に立花とマシュが陣取る。

 

「先輩、どうぞグラスをこちらに」

 

「主役は一緒に座らないとね」

 

甲斐甲斐しく酌をしてくれる後輩にグラスを差し出し、自分の妹かと見紛うほど容姿が似ている少女が隣をキープする。

 

「はい、シロウの分は取っておいたよ」

 

「ありがとう、ブーディカ」

 

料理の乗った皿を運んできてくれたブーディカに感謝しつつ早速実食に移る。パーティーのために用意された料理は種類が豊富であり、頼光が和食、士郎が和食時々中華、ブーディカが洋食を担当して作った。もはや大人数用のバイキングだ。

 

「(しかし…、どうしたものか)」

 

料理を堪能しながらも士郎は別のことに考えがいく。それは今後のことである。長い旅路ではあったものの、特異点から特異点へと飛び移り人理焼却の元凶を見事打ち倒して切嗣も士郎もが夢見た正義の味方の体現を成し得たのだ。

 

犠牲もあった、やむなしとはいえ切り捨てたものも確かにあった。それでも自らの原点を見失わずに救えたものはあった。…だが、次はどうする?人類が消え去る事態は阻止できても世界のどこかで誰かが苦しんでいるのかもしれない、そう思うとじっとしていられなくなる。

 

以前、カルデアに正式に就職しないかとドクターやダ・ヴィンチに誘われたことがあった。確かにそれも悪くはない…、立花やマシュそしてカルデアスタッフのみんなと一緒に働く光景を描いてみるととても眩しく映る。

 

……それでも…。

 

「士郎さん? 」

 

立花に声を掛けられて思考を中断する。どうやら没頭しすぎたのか二口目から料理にほとんど手をつけていなかったようだ。

 

「先輩、食欲がありませんか? もし具合が悪いのでしたら…」

 

「いや、大丈夫だ。ようやく終わったのかと思うと気が抜けてしまってな」

 

「アハハっ、そうだね…思えば長〜い旅だったよね」

 

「ええ、でも無事に終えて良かったです。先輩、立花さん、本当にお疲れ様でした」

 

今までの特異点のことを思い出しながらも料理を口に運ぶことを忘れない立花にマシュは微笑みながら飲み物を注ぐ。

 

「(……明日、みんなに話そう。流石に今言うのはマズイか)」

 

せっかくの祝いの席を台無しにするのは気が引けた士郎は気を取り直して食事を再開する。ブーディカ特製のチキンポットパイを口に運ぶ、パイ生地独特のサクッとした軽い食感になかに詰まったクリームチキンが柔らかい口当たりを広げる。

 

「(本当に優しい味だな)」

 

カルデアに召喚されたブーディカは第一印象からとても面倒見のいい姉のような人だった。いや、アルトリアやマシュに対して世話焼きで可愛がりな所は母親のようにも見える…、実際子持ちの母親だったから当然か。

 

ブーディカの世話焼きは士郎にも及び、事あるごとに甘やかそうとする。…具体的に言えば膝枕をしようとしたり、挨拶がわりにハグしたりといった内容である。その度にアルトリアの絶対零度視線やマシュの「不潔です、先輩」が飛んできたりと穏やかなままでは終わらなかったが。

 

当の士郎は母親というものを知らずに育ったせいか彼女にはどうも弱い。そんなブーディカの人となりが料理にも現れたのだろうか、腹だけでなく胸も暖かくなる。…明日のことを考えるとその暖かさに申し訳なく思ってしまうほどに。

 

 

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翌日、カルデア食堂にて

 

「ふわぁ〜…、うー、まだ眠い」

 

寝ぼけ目を擦りながらも足取りはしっかりと食堂へと向かう人物の名は藤丸立花。人理救済に貢献したもう1人のマスターである。

 

遅くまで騒いでいたこともあってほとんどの人はまだ寝ていることだろうと食堂に入ってみるが意外にもう起きている職員が。ただし、二日酔い中なのか全員がテーブルに突っ伏している、比較的元気そうな人は頭をおさえながら料理ができるのを待っている。

 

「お待ちどうさん、食べられるなら食べといた方がいいですよ」

 

グロッキー状態の職員に気を使ってシジミの味噌汁や消化にいいものが出てくる。

 

「おはよう立花、今日の朝食は鯖の塩焼きがあるけど食べるか?」

 

「うん、お願い! まさかここで焼き鯖が食べれるなんて夢にも思わなかった」

 

よほど楽しみなのか先ほどまでの眠気はキレイさっぱりと消えて今か今かと料理を待つ。食堂内では全員ではないものの昨夜の宴会で飲まなかった者、酒量を控えたサーヴァントたちがすでに集まっていた。…他の人? 当然二日酔いでダウン中である。

 

お待ちかねの朝食が届き、士郎も食事に参加する。朝食は和やかに進み、次々とサーヴァントたちが食堂へと集まる。昨夜の宴会ほどでないものの、それなりに賑やかになっていた。

 

 

____________________

 

「ご馳走さまでしたー、ふぅ〜…満足満足♪」

 

朝食は恙無く済み、立花もサーヴァントたちも食後の余韻に浸ったり、お茶を啜ったりと思い思いに寛ぐ。そこに洗い物を終えた士郎が加わって腰を落ち着ける…、無論、自分の分のお茶も忘れない。

 

「お粗末様、味の方はどうだった?」

 

「うん! 文句なしに美味だったよ。むしろこれに物申すなんて罰当たりなくらい」

 

「そうですね、センパイの料理の腕はもはやプロのシェフと言っても過言ではありません」

 

遅れて参加したマシュが立花のセリフに同意して頷く。…ちなみに当のマシュは自分も料理を練習しなくてはと頼光と共にブーディカに教えを乞うていたりする。……何のためにそうしているかはあえて問まい…乙女デスナァ。

 

「そうか、そいつは何よりだ」

 

満足そうな顔でお茶を啜る。食堂内はまったりとした空間と化し、職員たちはいそいそと今朝の仕事に励もうと配置へと向かう。一部のサーヴァントは朝の鍛錬や日課に取り掛かろうと席を立とうとしたその時…。

 

「あ、すまん。行く前に少し時間いいか? みんな」

 

士郎の制止に立花やマシュを含めたメンバーは不思議そうな顔て見返す。対する士郎は真剣そのものの顔で湯呑みを置いてみんなの着席を待つ。真面目な話であると察したサーヴァントたちは次々と座り、自分達のマスターに耳を傾ける。そんな中、彼らの声を代弁するかのように立花が話の続きを促す。

 

「何? 士郎さん。…多分だけど重要な話なんだよね?」

 

「…まあ、そんなところだな」

 

聞く姿勢を整えてくれたみんなを士郎はぐるりと見回して、お茶をもう一口啜る。熱すぎず、ぬる過ぎず、最適な温度の茶で喉を潤して一息つく。再び目を見開き正面を見据えながら士郎は言い放つ。

 

「実は…、旅に出ようと思っているんだ」

 

………………

 

「あ、レイシフトですか? 了解です」

 

士郎の発言に特異点の発生だと勘違いを起こしてしまったと慌てて言い直す。

 

「いや、そうじゃなくて…あー、つまりだな……」

 

よりはっきり伝えようと佇まいを直し、

 

「カルデアを…出ようと思うんだ」

 

 

(読者の皆様の脳内でお好きな爆音を再生して下さい)

 

__________________

 

「これより緊急会議を始めるわ!!」

 

ここはカルデア内にある会議室の一つ。この部屋には数多くの女性サーヴァントたちが集まっており膝を突き合わせている。殆どの者は深刻そうな顔をしており、会議の始まりを告げたイシュタルも中々必死な表情だ。

 

………ついでに言えば集まっているサーヴァントの数は相当なものであり、1番広い会議室を借りたにも関わらず、壁際など所狭しと並んでいる。

 

「議題は…、分かるわね。ずばり! あの朴念仁マスターをどうやって引き止めるかよ!!」

 

「うぅっ、士郎が、母を置いて何処かに行くなんて…よよよ(T ^ T)」

 

「士郎様…」

 

ある者はさめざめと泣きながら、またある者は悔しそうに歯噛みしながらことを進めていく。この場にいるサーヴァントは皆士郎と契約しており、その際に士郎の過去を夢という形で垣間見た。しかし、それだけでなく彼女達は衛宮士郎が内に宿す危うさをもその目で見たのだ。

 

「リツカ、大丈夫ですか?」

 

会議の出席者であり、議長でもある立花に声をかけるのはアルトリア。実はこのアルトリア、なんと冬木の聖杯戦争で士郎と共に戦ったあのアルトリア本人である。おそらく士郎に埋め込まれた聖剣の鞘、その縁によって再び召喚されたと予想されている。…それはさておき。

 

「あ、ごめんね…ちょっと考え事にしちゃって」

 

よほど没頭していたのか1人静かにしていた様子に心配かけてしまったらしい。

 

「…アルトリアは随分落ち着いてるね」

 

士郎のサーヴァントたちが激情を織り交ぜながら議論を交わしている傍で士郎に最も近しいと言えるアルトリアは取り乱すことなく事態を見守っていた。

 

「…ええ、シロウの事ですから何となくこうなるのではないかと思ってはいました」

 

困ったように笑う彼女の顔はまさしく士郎との付き合いの長さを嫌でも感じさせる。…それこそ、立花がちょっぴり悔しいと思うくらいに。

 

「そういうリツカはどうなのですか? 見たところ貴方は皆の者ほど慌てていませんが」

 

「そんな事ないよ…、本心を言えばわたしも士郎さんに出てって欲しくない」

 

そもそもこの会議に参加しているのは1人を除いて全員士郎のサーヴァントであり、そして何より士郎に好意を抱いている。……一部、性別的な問題もあるが。

 

「でもね、同時に士郎さんらしいなぁって思っちゃったんだ。…だからかな、止めることなんてできないって分かっちゃった」

 

同じような顔で笑う2人は見合っていると、おかしく思えたのかついに噴き出して笑う。

 

「もう…士郎さんってばしょうがないなぁ」

 

「ええ、全くです」

 

すっかり和んだ雰囲気になった立花とアルトリアを他所に、すっかり白熱化した士郎包囲網会議w に進展が見え始める。

 

「静粛に! みんなが言いたいことは分かるわ。 あの朴念仁はこれと決めたら一直線に突っ走るバカよ…引き止めるなんてまずは無理でしょうね…でも、私たちだからこそ取れる手段があるわ!!」

 

高らかに宣言するイシュタルにサーヴァント全員が一斉に注目する。士郎の事を話すイシュタルはどこか昔から知っているかのようで不思議だ。

 

(…イシュタルって冬木の聖杯戦争に参加してたのかな?)

 

……どうでもいいが、なぜ議長である立花ではなくイシュタルが会議を進めているのだろう? え? 細かいコトは気にするな?…ワカリマシタ。

 

「イシュタル殿、我らが取れる手段とは?」

 

「よくぞ聞いてくれたわ、牛若丸。方法は他でもない……」

 

「アタシの美声で聴き惚れさせるのね! オールナイトコンサートで小鷲にここを出て行くなんて考えを改めさせるわ!!」

 

「……やめて、…そんな事したら私が死んじゃう(いろんな意味で)」

 

藁にも縋る思いでエリザベートを止めんとするカーミラは…、相変わらず哀れだ(T ^ T)

 

「…あー、ドラ娘の発言は置いといて。ずばり! 私たちの絆を武器にすればいいのよ!!」

 

「「…はい?」」(立花&アルトリア)

 

絆の一言で皆が首をかしげる。どうやらいまひとつ何が言いたいのか分からないようだ。

 

「いい? 私たちは士郎のサーヴァント。特異点での冒険を経て、ここにいる皆は士郎とかなり仲を深めているはずよ!」

 

この場にいる英霊、反英霊たちは生前の複雑な事情によって様々な悩みを抱えてたりしていた。そんな彼女たちにたらしの英雄(爆)である士郎は手を差し伸べた。悩みがない者でも純粋に彼の人柄を気に入り、何だかんだ力を貸した。

 

「情に訴えて絆すもよし! 責任を問うて迫るもよし! な、何だったら…誘惑も許可するわ!!」

 

……どうやってというセリフは敢えて言うまい。

 

「(えぇ〜…そんな作戦で大丈夫なの? というかこんなの作戦って言えるのかな?)」

 

イシュタルの直球且つ、シンプル過ぎるアイディアに立花は微妙そうな顔を隠せない。しかし…

 

「…なるほど、いい案かもしれません」

 

「いいの!!?」

 

「ええ、シロウに正面から説得してもこちらが不利。ならば私たちの繋がりを盾に攻める方が効果的と言えるでしょう…幸い、シロウはその辺りの事に弱いですから」

 

身も蓋も無い話である、しかしながら事実だ。彼女達は士郎のサーヴァントだが当の本人は人として皆と接している。そのせいか士郎はマスターという呼称よりも名前で呼ばれる方を好む。ならば俗に言う、「わたしを傷物にして、置いていくの?」的な口実を武器にネチネチ責めるという作戦だ。……女って怖いね。

 

「へぇ〜…っていやいや!? だからってそれは理不尽過ぎない!!?」

 

…こう言ってはいるが頷きかけた立花も彼女達と同類であろう。

 

「なるほどな…ならば丁度いい。末弟子に師の元を離れるにはまだまだ早いという事を教えてやらねばな」

 

「うむ! では余はこの美しさをもってシロウを改めさせよう!」

 

「2人っきりの席で飲んで、すっかり酔ってしまい、勢いのまま…なんてよくある事よねぇ」

 

「お、おぉお、お兄ちゃんを…ゆ、誘わk……」プシュ〜

 

「はいはい、アンタは引っ込んでなさいイリヤ。お兄ちゃんは…ワタシがしっかり籠絡しとくから」ペロリ

 

「………フン、くっだらないわね!」

 

反応は様々だが反対意見がない以上、作戦内容は決定したと言える。…このカルデア、大丈夫なのだろうか?

 

「…士郎さん、このままいくと大変な事になるかも」

 

心配を露わにする立花だが、後に立花までもがこの作戦に便乗したのは本人のみぞ知る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




スカサハ「さて、作者よ。言われずとも分かっているな?」ゲイボルグで喉ツンツン

勘弁してください! 脅されるのこれでもう7度目です!!

スカサハ「ちっ、先を越されていたか。まあ良い…他は無視せよ」

イヤだぁぁぁあ!! もうロンゴミニアドやら、アンガルタやら、エクスカリバーやら、鶴翼やらでもうたくさんなんだぁぁぁあ!!!!

スカサハ「ならば私の宝具を受ければ考えが変わるやもしれんな」

人でなしぃぃぃいいい!!!

スカサハ「サーヴァントだからな、では歯を食いしばれ」

スカサハ「ゲイボルグ・オルタナティブ!!」

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