ようやくジュエルシード絡みの異変の話を書ける………
この話の主な登場人物は霊夢と大輝です、なのは達は前回の後書きの通り活躍はもう少し後なので……
それとタイトルでお気づきかと思いますが、彼女を出そうと思っています
霊夢side
「夢符『夢想封印 散』!」
[ギ、ギギ、…………]
ふぅ~……ようやく片付いた……何で日も出てない時間帯に暴れまわるのよ………しかもけっこう強い魂………もうクタクタだわ……
(霊夢さん、こちらも終わりました)
(そう、んじゃ帰りますか)
(え、学校はどうするんですか?)
(……こっちは朝っぱらから叩き起こされてまだ眠たいのよ、それに学校?今日は休み、休日にしておいて)
(む、ずる休みですか?)
(違うわよ、ただ疲れたから休みたいだけ)
(それをずる休みと言うんですけど………そういえば今日大輝さんが一日泊まりに来るんですよね)
(なんか普段私がどんな鍛え方してるのか知りたいんですって)
それはそうと最近黒田も絡んでこなくなったわね……何か企んでるとか?
………一応結界でも張って…………!?
「なに!?」
「クゥ………」
狐?何で狐からこれだけの妖力が…………
(霊夢さん!どうしたんですか!?)
シェーネの焦った声が頭のなかに響く。そうだシェーネに聞いたら分かるかも
(なんか狐みたいなのがいるんだけど……シェーネ、知らない?)
(き、狐?いえ、見てないので知りませんが)
(そいつから妖力を感じるのよ、しかもバカみたいに量が多いわ)
(妖力!?……霊夢さん、それは多分“久遠”です)
(久遠?久遠て確か………)
(神咲那美さんの神社にいつもいるあの妖怪狐ですよ)
神咲那美?神社にいつもいるあの妖怪狐?……………………………あ!?
(今度はなんですか!?)
(狐が逃げちゃう、悪いけどまた後で!)
(ちょ、霊夢さ───)
もし狐にジュエルシードなんて厄介なものが取り付いたら余計面倒なことになる……とにかく追いかけなくちゃ!
「居ない…………見失った」
あの狐にジュエルシードや魂が取り付いたら本当に面倒なことになる。あ~、どこ行ったのよあいつは!
「霊夢じゃないか、こんなところでどうしたんだ?」
「大輝?……そういえば今日泊まりに来るんだっけ…」
すっかり忘れてたわ……あ、そうだ
「大輝、久遠て狐知らない?」
「なに!?どこだ!?」
「ちょ、いきなり大声出さないでよ」
「おっと悪い悪い」
「ふぅ………で、その狐知らない?てかあんたが興奮するなんて珍しいわね。あの狐そんなに人気なの?」
「いや、俺個人で………だってかわいいじゃん。それと俺は見てないぞ」
確かにかわいいわね……
………と、それはおいといて、見てないか……かなり小柄だったからどこか建物の隙間にでも入っちゃったのかしら
「……もしかして厄介事か?」
「そうね……大輝、久遠のこと知ってるみたいだけどよかったら教えてもらえないかしら」
「え、お前知らないのか!?」
「悪かったわね、知らなくて!」
「あ、悪い……で、久遠についてだが……戦闘能力的には今の俺等で敵うかどうか分からん………それだけの存在って訳だ」
ルナティックに生身でチャレンジしてるようなものか……こういうときなのは達が居たらある程度はなんとかなる………って思ってたけど、ダメね。3人とも経験が浅すぎる……ん?あれ、確かあいつは………
「よう、2人揃ってデートか?」
「はぁ……なにしに来たのよ武範」
最悪………よりによってこんなときに絡んでくるなんて
「盗み聞きした訳じゃないんだが………俺もつれてってくれないか?邪魔はしないから」
「え」
「え」
「………」
「………本当に邪魔する気はないんだな」
「この通りだ!!」
ガバッ
は!?こいつなんで土下座なんかして
「俺は………本当は気づいてたんだよ……、なのは達に嫌われてるって」
「あ、一応自覚はしてたのね」
「ふぅん………それじゃ何で見ない振り何てしてたんだよ」
「俺、前世では皆から“豚男”って呼ばれてたんだ、周りの奴等は皆影で笑って『こっち見んな、気持ち悪い』とか『キモいから近寄らないでくれる?』とか………それでこんな生活が嫌になって自殺したんだ……でも誰一人悲しまなかった……いったい俺がなにしたってんだよ…、おかしいだろ!………でもこの世界に来て俺は喜びを覚えたんだ、もう誰にも豚男なんて呼ばせねえ、ハーレム作るぜ!って」
「だけどなのは達にはお前ご自慢のニコポもナデポも通用しなかったと……そりゃ主人公組にそんな気味の悪いもん通用したら今頃あいつらはお前にメロメロだろうな」
「逆に嫌われてる姿が目に浮かぶわ……」
「それであのとき霊夢は……『なのは達に迷惑をかけるな、この変態』て言ったよな?………あれ言われてからずっと考えてたんだ……………今俺がやってることって前世の奴等に近いやり方じゃないのか?って……だから俺は決めた、3人に謝る、もう二度と迷惑をかけませんて!」
「いや、やめといた方がいいぞ」
「!?何でだよ!」
「何でって…………お前の言い分だとかなり前からあいつらにちょっかい出してたみたいじゃん、そんでいままで何かとべたべたしてきたりしてた奴がいきなりごめんなさい、もうなにも迷惑かけないので許してくださいって言ってみろ?絶対何か企んでるんじゃないかって思われるぞ……あと3人だけじゃなくフェイトとアリシアもな」
そういえば2人にもちょっかいかけてたわねコイツ………
「あ、あぁ………俺はなんてことをしたんだ!」
「………」
「………」
「………ちょっと大輝、あんたが泣かしたんだから責任とりなさいよ」
「まて、これ俺の責任か?」
そうして私達は久遠の事をこの時だけ忘れて武範が泣き止むまで見守った……。
それが後に大きな災害を起こす前触れだと言うことを知らずに……
よし順調順調、文字数少ないけど別に大したことはないな
久遠についてですが、今は戦闘はありません
(だってExtraの後とか出るじゃないですか、Phantasmとかあれとかそれとか)
今のところはですけど、Phantasmステージで出す予定です
(時期的に闇の書Extraが終わった後です)
3人目の転生者はいつ出すんだ!と言われそうですが、一番めんどくさい奴は最後が輝くと思いませんか?
そして今回、武範が心を入れ換えましたね。恐らくは霊夢のあの一言が彼に止めを刺したと言ったところでしょうか
(実のところ、作者がどうしようかと一番悩んでいた設定の部分のひとつでもある)
でもそうなると『黒田がサヨナラ、こんにちは宗也』となってしまう、そこで皆さんにアンケートをとってみようと思います
(ちなみに自由参加なので書かなくてもいいですよ)
おいちょっと待てさっきからなんなんだお前は……てかシェーネさん、君何でここにいるの?そして何故自分の邪魔ばっかするの?
「いえいえ邪魔なんてしてませんよ……というかアンケートとったところで来なかった場合、StrikerSで霊夢さんの怒りを買って消されると言う最後を迎えるんで───」
言っちゃダメェェェェ!!何で大事な霊夢と黒田の対決部分を明るみにしようとしてんの!?
「だってかわいそうじゃないですか、さらに暴露すると───」
もういい!分かったから!出番増やすから暴露しないで!
「仕方ありませんね………」
何で小説内と後書き内で性格違うんだよ…………あ、ひとつだけ伝えることがあった
「伝えること…………強化ですか?」
そう、だって久遠戦までに鍛えておかないと2人が殴り込みに来るかもしれないし
「2人………霊夢さんと大輝さんですね………ところで霊夢さんと誰を結ばれる様にするんですか?」
そりゃ大輝君だよ、彼は何かと面倒見がいいし、霊夢に転生したのが原因かわからないけど性格が本人そのものになってるみたいだからね……こないだ財布落としたときに持ち逃げされそうになったし、等の本人は体が勝手に動いたとかでなにもわかってなかったみたいだし……ちゃんと財布は返してもらえたから良かったよ
(そのまま取られていれば良かったものを)
まてやこら、聞こえてるからな
「地獄耳ですね…」
それと黒田が霊夢の怒りを買って消されると書きましたがそれはStrikerS編になればわかります
(主に黒田の発言に関係があります)
ではまた
「行きましたね………皆さん夜遅くの投稿申し訳ありません……ここだけの話ですが現在なのはさん達はテスタロッサ姉妹と模擬戦をしています……理由は霊夢さん達は強いのに自分達は弱いとかそれだけです……………おっともうこんな時間ですか、それではまた次回まで」