目が覚めたら巫女になっていた   作:霊夢

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ようやく投稿できた……

スミマセン投稿遅れちゃいました………東方幻想魔録やってて思いの外楽しかったので小説を書くのをすっかり(本当は間違って書いてる話を消してしまったのが原因です)

この話は全般が大輝目線になるかもしれません

それと今回は二人のうち一人のバカがいい方のバカになります。
何かやってほしいことがあったら感想をください

それではどうぞ


第9話 改心、心を入れ替えたバカ

大輝side

 

いきなりで悪いが言わせてもらおう………

 

どうしてこうなった…

 

 

「モブ、俺のなのは達を賭けて勝負しろ!」

「………理由聞いてもいいか?」

「理由ぅ?んなの決まってんだろうが!!」

 

 

何が!?てか何で俺コイツに勝負吹っ掛けられてんの!?誰か教えてヘルプミ~!!

 

 

「要はこういうことよ、あたし達がコイツの面倒を見ないから構ってほしいってこと。はい説明終わり~」

 

 

言うだけ言って霊夢は用意された椅子に座る、ちなみに今俺たちは高町家の道場を借りている。

 

(そして桃子さんがやたらいい笑顔だったんだが……気にしない方が良さそうだな)

 

それはいいとしていつもいがみ合ってる片割れが居ない…、まさかどこかで隠れて襲撃を目論んでんじゃあるまいな………

 

 

「ねえ霊夢ちゃん、黒田君が居ないけど何か知ってる?」

「……そういやあんた達は知らなかったわね、ほれ外見なさい、道路側の木の上」

「道路側の木の上って……………霊夢ちゃん、もしかして……あれって」

「しつこいからぶっ飛ばしちゃった、気にしないで」

「いや気にしようよ、流石に可哀相…………いや、これが普通なのかな?」

「アレだし、大丈夫でしょ」

「うん、アレだもん、なのはちゃんは気にしなくていいんだよ」

「う、うん」

 

 

いかん………3人の中での普通と言うものがおかしくなってきやがった。

て、それはおいといて………

 

 

「んで、勝負のルールは?」

「気絶か降参するまでだ」

 

 

気絶か降参するまで勝負は続くって訳か、それはそれでめんどくさく無いから楽だな

まて、確かあいつ『なのは達を賭けて』て言ったよな?勝った場合俺どうすりゃいいんだよ……あ、俺からも賭けを入れるか

 

 

「……俺もルールを追加してもいいか?」

「はぁ?」

「そうだな………負けた方は『無理矢理なことをしない』……そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『なのは達に関わらない』……てのはどうだ?」

「っ!?大輝君!!何言って」

「そうよ、あんたが負けたらどうするわけ!?」

「大輝君、今すぐそのルールを取り消し「わかった」え!?」

「俺はゼッッッタイ負けない、モブ……お前を地獄のそこに叩き落としてやる!!」

 

 

後ろでなのは達が何か言ってるが俺は目の前のバカに集中する。それにしてもフェイトとアリシア来ないな、どうしたんだ?

 

 

「霊夢ちゃん、フェイトちゃんとアリシアちゃんは?」

「娘思いの母に捕まってる、今桃子さんとお話ししてるけど行く?」

「プレシアさん……仕事いいのかな」

「リニスさんに丸投げしたみたいね」

「プレシアさんサボったの!?」

「……霊夢、あんたはさっきから何携帯弄ってるのよ、今から私たちの未来をかけた決闘が始まるのよ!?」

「安心しなさい………大輝は勝つわ」

「どこからそんな自信が来るのよ!」

「……友達が信じられないの?少なくとも大輝は吉彦に負けないわ。それと全部勘よ」

「勘でものを言うな~!」

 

 

………プレシアさん、あんた何やってんだよ……。また鬼にクラスチェンジしたリニスさんに説教されるぞ?

と……士郎さんが審判をやるみたいだな

 

 

「これより模擬試合を開始する、お互い前へ」

 

 

俺たちは木刀を持ち、お互い前に出てお辞儀をする……でもこのバカは何を考えてるのやらずっとニヤニヤしていた。………あれ、霊夢のやつどうしたんだ?いきなり俺に近づき、手を握る……それを数回繰り返したあと再び席に戻る。

一体なんだったんだ?

 

 

「霊夢ちゃん、何してたの?握ったり離したりしてたけど」

「単なるおまじないよ(あのバカの方……なのは達に感づかれずに魔力での強化してたみたいだけど、やっぱりバカね下手くそすぎるわ……大輝もそれに気づいてるはず、なのに何で強化してなかったのかしら………)」

「それでは始め!」

 

 

その声と共にバカは突っ込んでくる、しかし俺は最低限の動きでバカの攻撃をかわしている。

なるほど……霊夢のやつ、これを確かめてやがったんだな。近くに来ないと分からないくらいの魔力で身体能力に補助掛けてやがる

 

 

「(バカはバカでも……少し上のバカの方だったか!)」

「ヒャッハハハハハ!死ねやぁぁぁぁぁ!!」

「うぉっと!?」

 

 

俺の立っていた場所に斬撃の跡が残る、コイツ……最初から俺を殺す気か!

 

 

「………」

「ど、どうするのよ、このままだと大輝が負けるわよ!?」

「だ、大輝君!」

「私……これ以上見てられない……!」

「オラさっさと死ねぇぇぇぇ!!」

「っ!?あぶねぇ!!」

 

 

とっさに横に転がり攻撃をかわした。

武範の持ってる木刀が床に刺さる、これ当たってたら木刀でもヤバかったな……って

 

 

「しぶといなこのやろう!!」

「これ当たってたら確実神様に世話になってたな俺………」

「こうなったら奥の手だ…………うおぉぉぉぉ!!」

「!!何!?魔、魔力が……いきなり武範君の魔力が高くなって」

「ちょっと!魔法は反則でしょ!?」

「いえ、『魔法を使ってはいけない』ってルールは最初からついてないのよ。悪魔でも決めたのは賭けの方のルールだし」

「そんな!」

「全く……士郎さんに危なくなってきたら止めるのを手伝ってくれって言われたから見てるだけだったけど………少し叩きのめした方が良さそうね。交代よ大輝、あんたは休んでなさい」

「へ、交代?何故に」

「士郎さんに頼まれてたのよ『武範君のことだ、恐らく卑怯な手を使ってくるだろう。だから少し頼まれてくれないかい?』て、あんたも頭ではわかってたはずよ?何で強化してなかったのよ」

「あ~……いやその、まぁ、なんだ?すげぇ恥ずかしい理由なんだけどさ、俺………デバイスを家に置いてきちゃって……ヤバい、絶対拗ねてるぞあいつ」

 

 

く、こんなことなら寝坊するんじゃ無かったな……ハァー、俺は霊夢の座っていた席に戻る。

最初バカは霊夢にたいして何か言っていたが霊夢はその一言に何も返さずただ無表情で相手の出す攻撃の一つ一つを的確に潰していった

 

 

「霊夢!俺の言葉が聞こえないのか?」

「えぇ聞こえないわね、あんたの雑音だけはとくに」

「ざ、雑音って………お前はあのモブに操られて「話すより戦いに集中したら?」ッ!!」

 

 

………ハッキリ言って綺麗だ、霊夢の出す技の一つ一つがまるで生きてるかのように動いている。

武範が俺が渡した木刀を取り上げにかかってくるが霊夢は上に飛んで武範の背後に回り蹴りを打ち込む。

霊夢は突いては下がり、避けられたら足払いも加えて動いている………学校の時とは違う姿に俺はしばらく見とれていた。

そこから1時間後、武範は肩で息をしている。

しかし霊夢は涼しい顔をして攻撃を避け、逆に木刀の持ち手部分を急所に当てている

 

 

「あ、それとあんた。少し調子に乗りすぎよ、これは夢じゃないの、分かる?」

「な、何を言って───」

「ハッキリ言って目障りなのよ、だから私の前から消えなさい……そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは達に迷惑をかけるな、この変態」

 

 

その一言で気力が完全に抜けたのか最後に腹に一発受けて道場の壁に激突して気絶した

 

 

「そこまで!……霊夢ちゃん済まないな、僕がやっても良かったんだがそれだと彼は懲りないだろうと思ってね」

「まぁ、この方がコイツのためでもあるし結果オーライですよ」

 

 

にしても本当に霊夢強いな、普段どんな鍛え方してんだ?

………それはあとで聞くか、さてコイツは近くのゴミ置き場に置いておくか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武範side

 

『なのは達に迷惑をかけるな、この変態』

 

 

この一言だけが俺の頭の中で繰り返されている、負けたのか?俺は……この俺が嫁にフラれたのか?いや……違う、本当はわかってた、ここが現実なのも全部……なのは達に嫌われてるのを自覚していた、だけど認めたくなかった。

現世でもそうだ、周りの大人達は全部俺のせいにしやがって……だから勘違いした、自分だけが特別なのだと、自分だから転生出来たんだと。

………博麗霊夢、か

 

 

「あいつのあの目………まるで俺を見ていないような目だった」

 

 

いまさら思うとゾッとした、もしあいつの機嫌を損ねていたら骨のニ三本は持っていかれてたと思う。

いや…………それ以前に殺される………

 

 

「あ~……なんかもうどうでもいいや」

 

 

ハーレムとかもういい、明日からは普通の学校生活で普通に過ごそう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間後

 

大輝side

 

「なぁ武範、お前なんか変わったか?」

「ん、どこが?」

「雰囲気だよ、いつもみたいに高町さん達の所に行かないのかよ」

「あぁ、高町さん達のことか?ま、いろいろあったのさ」

 

 

あいつ………あんなキャラだっけ?なんか性格変わってるんだが……ん?そういえばあいつ、なのは達に最近絡んでこないな。しかも呼び方まで名前呼びから名字に…………何があったんだ?それに黒田のやつも見かけないし……休みか?

 

 

「おはよう、前から思ってたけど朝早いわね大輝」

「5時には起きるようにしてるからな」

「え、あんたいつも5時に起きてるの?……早すぎない?」

「起きようと思えば3時に起きることもあるが……そんな珍しくもないだろ」

「いや十分珍しいから」

「そういうもんか………ところでなのは達は?」

「なのはとアリサとすずかは今日は別の用事で休み。フェイトとアリシアも3人と同じ理由で休み、なんの用事か教えてくれなかったけどなんか………2人共燃えてたわね、主に心が」

「何かやる気にさせるようなもんでもあったのか?」

「さぁ?ただやたらとフェイトとアリシアが張り切ってたわ………お弁当も特盛だったし」

「………あいつら何しに行ったんだ?」

 

 

そう聞いても霊夢は知らないと答える、理由と同様行き先も教えてくれなかったとのこと。何かバレたら不都合なことでもあるのか?………そういえば黒田はどうしたんだ?

 

 

「黒田?鬱陶しいから───を蹴ってきた。反省も公開もしてない」

「反省しろよ!そして『こうかい』の字が違う!それに完璧に隠したつもりだろうけどなに蹴ったのか分かるから!てか公開するなよ!?あいつ人前に出れなくなったらどうするんだよ!!」

「黒田よ?Gの様にしぶといあの黒田よ?病院で一人寂しくオッサンの治療を受けてるに決まってるじゃない」

「…………看護師さんは?何でオッサン出てきたのかあえて聞かないけど看護師さんは?病院だろ?あいつ入院したの」

「………駅前の所に立ってる古ぼけた病院にいるけど?」

「廃病院じゃねえか!何てところに連れてってんの!?」

「大丈夫よ、悪いことはされてない………………………………………………はず」

「おいまて今の間はなんだ」

 

 

その前に何で残ってるのそんな危ないところ、早く撤去しろよ、地元の人が迷い混んだらどうすんだよマジで。

………………ま、それはいいとして武範は恐らく今後一切なのは達には絡んでは来ないだろう、結果的に俺が勝った訳じゃないんだが「大輝君は交代しただけだからこれは霊夢ちゃんとあなたの勝ちよ、それにルールには交代は無しなんてもの無かったし」て桃子さんが言ってたから、腑に落ちないが俺が勝ったことになっている。………とりあえず武範が何であんな状態になったか知らんが一先ずは安心だな。

そして黒田………助けようとは思わんが………………生きろよ

 

 

 

 




ようやく9話目投稿できた………

この長い期間大変でした、突然ビンが割れたりパソコンが壊れたり………とにかくいろいろ大変でした


と、それはともかく今回は自称オリ主の1人を綺麗にしたり霊夢が原作通りの強さになってきたり

何故武範の性格が変わったのか、それは霊夢との戦闘に関係があります……読んでたら気づく方もいると思いますが

それと一部変更した部分があります


武範宗也    無印編で登場、A's、StrikerSで出てくる。VIVIDでは出番が少なくなる予定もある(作者の都合で出番事態が消える可能性有り)

今のところはこれだけですが、少しずつ変更していくかもしれません

それでなのは達ですが、活躍は14話辺りにしようかと計画を立てています


ではまた

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