東方では幽々子様が好きなので書いてみました。
後で感想等を受け付けております。
僕の名前は西行寺 陽12歳だ。突然だが僕には前世の記憶がある。でも、記憶があるっていうだけでその記憶にいた人は今の僕じゃない。そんな珍しい体験を頻繁にする僕だがはたして、それは僕だけなのだろうか
気になったので調べた
不思議な体験をよくするのだけど、それって僕だけなのかな?って父さんと母さんに聞いた所、僕の両親の家は両方ともオカルト?に通じているらしく、父さんの両儀家は退魔の一族で母さんの西行寺家は物の死を管理するっていう結構特殊なオカルトだった。ここで両家の特徴を述べてみた
両儀家
何か見える目がある
二重人格?みたいなのがある
強い
西行寺家
死に敏感
何か見える目がある
昔、半分幽霊の使用人がいた
皆よく食べる
と、こんな感じだ。分かったことはどっちも何か見える目があるということだ。ちなみに僕の両親はどの力もなかったらしいです。うん、今回の調査で確信したよ、僕には特殊なものがある。だっておかしいよね、夜、寝てるときに夢で冥界?に行けるし、そこで凄い人とお話できるし、死なせてあげたいって思ったらそれが死んじゃうし。
その事を話した所、夏休みに両儀家にお呼ばれしました。正直、行きたくないだって父さんのお妹さんヤクザだし、そう聞いたし。でも行かなきゃいけないらしい。
ねー父さんー行きたくないー
「駄目だ、陽の力を見極める為に妹の知り合いの専門家が来るらしい。行って見てもらうだけだ、長居はしないさ」
「じゃあその専門家に来てもらえば?」
「・・・・・・・・今日はお寿司食べに行こうか」
どうしてもダメらしい、でもお寿司ごときで屈する僕ではn
「やったぜ。」
今日は何を先に食べようかな・・・・・・
その後、気づいたのは出発当日の7月24日だった
5月30日の夜僕はまた、冥界に来ていた。いつも思うのだけれどもどうやって来ているのだろうか、布団に入って寝たらいつの間にかここにいる。
前には和式の大きな門、後ろには気が遠くなるほどの長い階段。そして一面の桜と中央に咲いていない巨大な桜の木。
いつもは適当にぶらぶらして、時間がたてば帰れるのだけど今日は違った。どうやらまれに見るお客さんが桜の木の下でお酒を飲んでいた。
「ん?お主は一体?」
「貴方こそ、こんな夜に花見ですか?」
「おうよ、きれいな桜だったのでのう、つい酒をとってきてしもうた」
「それ、物干し竿ですよね、あなたはもしかして」
「ほう、これが何かわかるか」
実は僕は刀が詳しかったりする
「ああ、察しの通り拙者の名は佐々木小次郎お主、名は?」
「僕の名前は西行寺 陽 貴方と同じしがない剣士です。」
僕は小次郎さんに名前を言ったが本人は名字のところで少し引っ掛かったようだ。あ、にやっとした
「西行寺、ほう、幽々子の、面白い」
「陽よお主、我が秘剣を見てみぬか?」
秘剣?秘剣ッッッテアレダヨネあれだよね燕だよね。マジかマジですか!絶対盗む見て盗む!
「見ます!絶対見ます!」
「よし、良いだろうだが、一度、一度だけだ」
小次郎は石畳の上で構えをとる、静かだがうちに秘めた剣気は相当なものだ。風が吹き、桜がまう。最後の桜の花びらが地面に落ちたとき、小次郎の体は動く。
「秘剣、燕返し!」
小次郎がそう叫び終えたときにはもう燕返しは終わっていた。だが陽は見逃さなかった
「三撃同時の剣なんて、あり得ない、、」
期待通りの答えを聞いて小次郎は嬉しそうにする
「ほう、やはり見えたか我が秘剣が。その目があれば儂までとはいかずとも現象を起こすくらいならできよう。そなたのこれからを期待しておるぞ」
そうして小次郎さんは消えていってしまい僕も目が覚めた。今は朝の5時半、早速練習だ、まだ残っている内に夢で終わってしまう前に早く、この剣を物にしたい!
15分後
「何かできた」
と言う少年と三つの痕がついた木があった。
え、何かできたんだけど、同時に撃てたんだけど。こんなあっさりできていい技だったっけ!?これ。あー自信沸いてきた。僕、天才かも!今なら殺れる!ヤクザのおばさんなんて敵じゃない!
このあとめちゃくちゃ燕した
お昼に眼鏡をかけて片目を髪で隠した男の人にあった
「君、今って学校の時間だよね、今日は休みなのかい?」
うん、確かにこの人の言う通り今は学校の時間で今日は休みでもない
「いいや、サボってきました」
「ダメじゃないか、僕だったから良かったものの誘拐犯だったら危ないよ」
なんだこのオセッカイマンは。というかその言葉
「あなたの言い方が誘拐犯ですよ」
「あはは、ほんとだ」
あははじゃないでしょ
「お兄さん、名前を聞いて良いですか?」
陽がそういうと男はひとつ笑って
「両儀 幹也よろしく」
両儀、両儀か。最近よく聞くな。まったく、どこまでもついてくるよ。父さんに兄、弟はいない。と言うことはヤクザのおばさんの夫か。
「西行寺 陽ですよろしく。近い内にまた」
「うん、またね」
幹也が陽と離れた後、交差点の喫茶店で赤髪の女性と話し合っていた。
「どうだった?あの子は」
「最初、会ったときに無償に身を投げて死にたくなりました。ほんの一瞬ですが、確かにそう思いました」
(やはり、早めに手を打っておくべきか、ちゃんと覚醒してから根っこをとるか。とても悩む)
「あー西行寺の力が悪いほうにいったかー。これは厄介だな。まだ荒耶とかが手を加えているなら簡単だったんだが、あの子は自力で力を覚醒させている。」
「起源が目覚めているんですか」
幹也はそう言って悲しそうな目をする。幹也は今まで起源が目覚めて本能が押さえられなかった人たちを見ている。さっきあった男の子が彼らと同じような道をたどってしまうのは辛い。
「いや、起源は目覚めてないだろう。まだ、な。式にも連絡を入れておこう」
「お願いします。」
どうだったでしょうか?まだ至らぬ点もあるかもなので「こうしたほうがいいよ!」というのがあれば感想でお願いします