BanG Dream!外伝 青い薔薇と白銀の戦士   作:リョースケ

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一也「おい」

作者「はい…」

一也「何か言いたいことは?」

作者「更新がかなり遅くなってしまい申し訳ありませんでしたぁぁあ!」



ほんとにすいません。資格試験の勉強とか大学の課題とか色々やってるうちにかなり遅れてしまいましたm(_ _)m


第14話 世界中に笑顔を

「ここか…」

 

 

俺は、公園や病院などでライブをやっている、ハロー、ハッピーワールド!というバンドがあると聞いて、これからライブ予定の公園に向かっていた

 

 

街では、そこそこ噂になっているのでオルフェノクも狙ってくるだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「意外と人が集まってる…」

 

 

俺が着いた時にはたくさんの人がいた。

 

人、と言っても、子供が多かった

 

 

こんな所で暴れられたら一溜りもない

 

気を引き締めて行かないとな

 

 

 

「お兄さん、難しい顔してどうしたの?」

 

 

そんな事を考えながら周りを見回していると、1人の男が話しかけてきた

 

「別に…お前には関係ないだろ」

 

 

「そういう訳にも行かないな。

彼女たちはさ、世界を笑顔にするためにライブやってるんだから。

そのライブで辛気臭い顔されたらたまったもんじゃないよ。お兄さんも笑顔になってよね」

 

 

「はぁ?」

 

 

「じゃ、僕は行くねー」

 

 

 

 

そう言うと、その男は立ち去っていった

 

 

なんだったんだ、あいつ……?

 

 

 

 

そうこうしていると、ライブが始まった。

流れてくる音楽は、確か、電波系ってやつだったか?Roseliaとは全く違うものだった

 

 

来ていた子供たちにも受けがよく、会場は笑顔で溢れていた

 

 

 

それにしても、世界を笑顔に、か

 

ふと、さっき男が言った言葉を思い出した

 

そう言えば、最後に思いっきり笑ったのはいつだっただろうか…

 

 

俺も、リサやRoseliaのみんなとそんなふうに笑い合える日がくるのだろうか……

 

 

 

 

 

 

いや、そんな日は来ないだろう

 

 

だって、俺は………

 

 

「きゃぁぁぁぁ!」

 

「!?」

 

 

俺の思考を打ち破るように、子供たちの悲鳴が聞こえた

 

 

演奏をしている方に目を向けると、オウルオルフェノクが空から降りて、ボーカルの奴を掴もうとした

 

 

「させるか!」

 

《1・0・6 burst mode》

 

 

素早くコードを入力し、ファイズフォンを変形させ、引き金を引く

 

 

「ぬわっ!」

 

空中に浮かんでいたことももあり、オルフェノクが行きよいよく飛ばされる

 

 

「今のうちにさっさと逃げろ!」

 

 

と、言うが周りにいるほとんどが子供たちだ。

 

 

いきなり現れた怪物に驚き、泣き叫び、混乱状態にあった

 

 

 

「今のうちだ!」

 

「ふぇ?」

 

 

手間取っていると、フクロウオルフェノクは近くいたバンドでドラムをしていた女子をを掴み、飛び上がった

 

 

「ふぇぇぇぇ!?」

 

「クソっ!」

 

 

うち落とそうと、ファイズフォンを構えるが、ちょうど攫われた子が盾になるように持っていた

 

 

「ハハッ!ここまで来てみろ!」

 

「くっ!」

 

 

やばい、このままだと…!

 

 

そう思った時だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だったら、僕が行ってあげるよ!」

 

「何!?」

 

 

オルフェノクのさらに上、そこに1つの影が入った

 

そいつは人質を奪い、地上に向かってオルフェノクを蹴り落とした

 

 

 

「大丈夫?かのちゃん♪」

 

「れ、玲央くん!?あ、ありがとう…」

 

 

ゆっくりと降りてきたそいつは、白いボディに青い線。そして、俺のとよく似た銀色のベルト。

 

こいつは、間違いなく…

 

彼女を地上に下ろすと、俺の前に来て変身を解いた

 

 

「お前、さっきの…」

 

「自己紹介がまだだったね。僕は仮面ライダーサイガ。大空 玲央だ。よろしくね?」

 

「あ、あぁ」

 

 

 

 

「貴様!よくもやってくれたなぁ!」

 

「詳しい話は後のようだね。かのちゃん、君はどっか隠れてて」

 

「わかったよ。無茶しないでね」

 

 

そう言うと、後ろにいたバンドメンバーと共に逃げていった

 

 

 

「さて、一緒に戦おうよ。ファイズ」

 

「なんで、初めてあったお前と…」

 

「僕はね、親の仕事の関係で世界の色んな所に行ったんだ」

 

「そこであった人がこう言ってだんだ『ライダーは助け合いでしょ』ってね」

 

「………」

 

「そういう訳だけど…どうする?」

 

「……わかった」

 

「よし!じゃあ、さっさとケリを付けようか」

 

 

 

大空がニヤリと笑いながら、オルフェノクの方を向いた

 

《5・5・5》

 

《3・1・5》

 

《standing by……》

 

 

「「変身!」」

 

 

c()o()m()p()l()e()t()e()

 

 

「行くよ!」

 

「あぁ!」

 

 

 

 

 

 

 

「はぁっ!」

 

 

握った拳を一直線に繰り出していく

 

「くっ!」

 

「逃がさないよ!」

 

「ぬぉっ!」

 

 

羽を使い、宇宙へ逃げようとするオルフェノクが撃ち落とされた

 

後ろを振り返ってみると、バックパックを前に突き出し、銃として構えるサイガがいた

 

 

そして、好機を逃がさす、畳み掛ける

 

 

「これで決める!」

 

「OK♪」

 

e()x()c()e()e()d() ()c()h()a()n()g()e()

 

 

俺は右手に握った、ファイズショットに、サイガは、バックパックを外し、そこから現れた2本のトンファーにフォトンブラットが流れていく

 

「やぁぁぁぁぁ!」

 

「はぁ!」

 

サイガが先に走り出し、トンファーによる2連撃を決め、続けて俺も腹に向かって、深く拳を突きつけた

 

 

「ぬぉぉぉおぉぉぉ!」

 

 

青いΨと赤いΦの記号が浮かび、青い炎を上げて、オルフェノクは灰になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前、オルフェノクの事について知ってる事があるのか?」

 

「それよりさ、お兄さんはオルフェノクのことをどう思う?」

 

「それは……」

 

 

俺は言葉に詰まったが、大空は続けた

 

 

「僕はオルフェノクと人間は共存出来ると思う」

 

「何を根拠に……」

 

「だって、僕がいるから」

 

「……?」

 

「僕、オルフェノクと人間のハーフなんだ」

 

 

 

………………は?

 

 

一瞬、思考が停止したが、すぐにこいつの言ったのことを理解した

 

 

 

「あれ?聞こえなかった?僕ね、」

 

「いや、聞こえてる!それよりも、どういう意味だ!説明…」

 

 

「あ!オルフェノクについてだったよね!ひとつだけ気になってる事はあるよ」

 

 

「人の話を聞けよ……」

 

 

大空は俺の話を聞かずに、オルフェノクについて話し出した

 

こいつ、身体の割に意外と年取ってないんじゃ…

 

 

「スマートミュージックレコードって知ってる?」

 

「スマート…?」

 

「SMRともいうかな。ほら、フューチャー・ワールド・ロックフェスなんかを主催してるとこ」

 

「!?」

 

 

 

俺はその言葉を聞いた時驚愕した。

 

たしかに、レコード会社が黒幕となると、音楽関係の人間が連れ去られていることに納得がつく

 

けど……それよりも……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???side

 

 

──SMR 社長室

 

 

「5人目のライダー、ですか」

 

「はい、以前盗まれたサイガドライバーで変身したものと思われます」

 

「そうか、報告ご苦労。君は下がっていい」

 

「はい」

 

 

報告してくれた人物とは別の人物が入れ替わりで入ってきた

 

 

「どうするのかしら?」

 

 

「なに、私達がやる事は変わらないさ」

 

「それもそうね。それより、彼女の件、私がスカウトに行くことになったから」

 

「そうですか。なら、安心ですね。期待してますよ」

 

「えぇ」

 

 

 

 

ベルトの戦士が5人いるとはいえ、計画は順調だ

 

 

 

ただ、気がかりなのは、ファイズが現れる前にいた、オルフェノクを狩るオルフェノク…

 

最近では現れませんが、正直やっかいな存在です…

 

 

中の上、といったところか……

 

 

 

 

 

一也side

 

 

「SMRか…」

 

 

誰もいない公園のベンチに座り呟いた

 

 

もし、大空が疑っていることが、事実なら、フューチャーワールドロックフェスも何かしら関係してくるかもしれない

 

 

フェスに参加することは危険な行為だ。

しかし、参加を辞めさせることは、友希那の目標を……いや、夢を奪う事になる

 

 

俺にそんな事ができるのか……?

 

 

 

 

 

 

 




という訳で、5人目のライダーも登場しました!

さぁ、次回からは1章後半戦!ではなく、1度オリジナル回を挟みます。簡単に言えば、コラボってやつです。


次の更新はなるべく早くするつもりなので、また気長に待っていてください


PS 簡単にですが、現時点での設定まとめです


乾 一也
羽丘学園 2年

リサと友希那の幼なじみ。家もリサの家の隣(乾家、今井家、港家の順番)

オルフェノクの動きが活性化する前からファイズとして戦っている。

過去に何かあったようだが…?



木場 勇介
花咲川高校2年

山吹ベーカリーでアルバイトをしている
家族全員で事故にあい、他の家族は全て亡くなったが、その時にオルフェノクになった

自分がオルフェノクだと隠すため、周りの人間が危険な時しかオルフェノクにはなっていなかったが、一也にオーガドライバーを託されてからは、一也と共に戦っている




三原 烈

羽丘学園 1年
After glow メンバーの幼馴染

デルタの変身者になると自らから名乗り出た
その背景には、蘭たちのオフェノクに怯えた顔を見て、自分が守ると決意した。

5人の中では、正義感が1番強い
ただ、戦闘力は1番低く、日々努力している



草加 隼人

羽丘学園 2年
音楽指導としてパスパレと関わっている。最初は彼女達を嫌っていたが、次第に打ち解けていった。
クラスは友希那や麻弥と同じ


家族をオルフェノクに殺されており、オルフェノクに強い憎しみを持っている。


とあるオルフェノクを探しているようだが…?




大空 玲央
年齢不詳(体格は高校1年くらい)

海外から帰国したばかりの帰国子女。とある人からベルトを貰った

オルフェノクと人間のハーフでありるが、オルフェノクには変身できない。そのため、サイガドライバーを使えても、力をあまり引き出せていない

弦巻こころの考えに共感し、ハローハッピーワールドに加わった

学校には通ってなく、オルフェノクの事について探っている




スマート・ミュージック・レコード

通称 SMR。スマート・ブレインの関連会社であり、フューチャーワールドフェスを開催している

大空 玲央の推測では、オルフェノクをあやっているらしい



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