BanG Dream!外伝 青い薔薇と白銀の戦士   作:リョースケ

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特別編 ベストマッチ!!

《exceed charge》

 

「はぁぁぁぁ!」

 

「あぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

クリムゾンスマッシュをラビットオルフェノクに決めると、Φの紋章が浮かび灰になった

 

 

「帰るか」

 

変身を解除し、オートバジンに跨り、その場を後にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、俺はこの時気づいていなかった…

 

 

 

 

 

 

「よし!ウサギの成分ゲット!」

 

 

「それで、さっきのがファイズか……彼の成分も採取しないとな!」

 

 

 

 

 

 

俺が去った後、一人の男がそこに来ていた事を………

 

 

 

 

 

 

 

特別編 ベストマッチ!!

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇねぇリサ姉!これからりんりんと新しく出来た喫茶店行くんだけど、リサ姉もいかない?」

 

 

Roseliaの練習後、あこがリサに話しかけていた

 

 

「あー、ごめんね。今日、これからバイトなんだ」

 

「そっかー、じゃあ、一也さん!どうですか?」

 

「んー……まぁ、する事ないし、いいぞ」

 

「やったぁ!」

 

 

という訳で、俺たちはその喫茶店に行く事になった

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、なんて名前の喫茶店なんだ?」

 

「nascitaって言うらしいです」

 

「へぇ…」

 

 

そんな話をしながら3人で歩いている時だった

 

 

 

「グァァァアォ!」

 

「!?」

 

 

突如、俺たちの前に上半身が青い怪人が現れた

 

「オルフェノク…?」

 

「いや、違う!」

 

オルフェノクの体の色は灰色のみで、目の前に現れた怪人には当てはまらない

 

 

「お前ら、どっか隠れてろ」

 

《5・5・5》

 

《standing by…》

 

「変身!」

 

《complete》

 

 

「はぁ!」

 

俺はその怪人に向かっていた。が…

 

 

「グォォォォ!」

 

「ぐっ!」

 

 

その肥大化した拳によって吹っ飛ばされてしまった

 

 

「乾さん!」

 

 

それを見て、燐子が物陰から飛び出してきてしまった

 

 

「グァァァア!」

 

 

そして、それを見て怪人が燐子に向かって行った

 

「えっ…」

 

「燐子!」

 

突然のことで燐子も固まってしまった

燐子に怪人が迫る。しかし、このままじゃ間に合わない!

 

その時…

 

 

カチカチ…

 

 

何かの音がした。そして…

 

 

 

 

「よっと!」

 

「何!?」

 

 

怪人の拳が空を切る。燐子がその場から消えていた

 

当たりを見回す。そして、上を見上げると、男が燐子を抱きかかえて、飛んでいた。

 

 

「りんりん!」

 

「あこちゃん…」

 

「大丈夫?怪我ない?」

 

 

あこが燐子に駆け寄った。見たところ怪我は無さそうだ

 

それと、あの男…何者だ?

 

 

「お嬢さん、少し下がっててもらえるかな?」

 

「え?」

 

 

その男が一歩前に出て、怪人と向き合う

 

 

「さぁ!実験をはじめようか!」

 

 

懐から何かを取り出し、腹に付け、赤と青のボトルのようなものを振り始めた

 

 

《ラビット!》

 

《タンク!》

 

《ベストマッチ!!》

 

そして、ベルトにそれを差し込み、ベルトに付いてあるレバーを回す

 

すると、ベルトから管が出現し、その男の前に赤と青の半身が成形された

 

 

《Are you ready?》

 

「変身!!」

 

 

二つの半身が男を包むように合体し、蒸気が噴出した

 

 

《鋼のムーンサルト!》

 

《ラビット・タンク!》

 

《イェーイ!》

 

「嘘!」

 

「変身……した?」

 

あこと燐子も驚いていた

 

 

「勝利の法則は決まった!」

 

 

そいつはゆっくり怪人の周りを見ながら、俺の所にやってきた

 

 

「お前…一体何者だ?」

 

「今はそんなことどうでも良いでしょ?それより、アイツを倒そう!」

 

「……言われなくても」

 

 

《rady…》

 

「はっ」

 

 

ファイズエッジとドリルのような剣を構えた

 

 

「はぁ!」

 

俺がファイズエッジで切りつけた後、怪人がその場からにげようとした

 

「ほっ!」

 

しかし、その戦士は足のバネを使い、怪人の上を飛び越え、先回りし切りつけた

 

 

「グゥゥゥ……」

 

 

二人の攻撃で怪人を追い詰めた

 

 

「これでフィニッシュだ!」

 

「あぁ!」

 

俺はエンターキーを押し、その戦士はレバーを回した

 

《exceed charge…》

 

フォトンブラッドが足に流れていく。そして、そいつは…

 

 

「ちょっと、待っててね」

 

「はぁ!?」

 

 

いきなり、後ろに走り出し、地面に穴を開けた

 

「嘘だろ!?」

 

俺が驚いていると、グラフの様なものが出現し、怪人の動きを止めた

 

 

「はぁ!」

 

そして、地面から出てくるのと同時に俺も飛び上がった

 

《ready go!》

 

《ボルテックフィニッシュ!》

 

《イェーイ!》

 

「「はぁぁぁぁ!」」

 

「ぐぁぁぁぁああ!」

 

 

二人のライダーキックが決まり、緑の爆炎を上げて怪人が倒れた

 

 

「よっと」

 

そいつは変身に使ったものとは別の透明なボトルを取り出し、何かを吸収した

 

そして、その場には人間が倒れていた

 

「お前……一体…?」

 

「あぁ、忘れてた。君の成分も貰いに来たんだった」

 

「は?」

 

「じゃあ、頂きます」

 

 

同じようなものをかざし、ファイズのスーツが粒子となって、俺の変身が解かれた

 

 

「じゃ、またね〜」

 

「おい!」

 

 

そいつは何も言わずにその場から去ろうとした。しかし、肩を掴み、俺は無理やり呼び止めた

 

 

「俺の質問に答えろ。お前は何者だ?」

 

「俺は桐生 戦兎。またの名を仮面ライダービルド」

 

「ビルド?」

 

「うん、作る、形成するって意味のビルドだ」

 

「お前も仮面ライダーなのか?」

 

「以後、お見知り置きを。see you!」

 

 

そして、その男、桐生 戦兎はその場を去っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんか凄かったですね!一也さん!」

 

「あ、あぁ…」

 

 

完全に振り回させた気分だがな

 

「りんりんもそう思ったでしょ?」

 

「………」

 

「燐子?」

 

 

あこが質問しても燐子には応答がなかった。そして、こう言った

 

 

「あの人……かっこよかった…!」

 

「嘘だろ…」

そう言った燐子の顔は完全に恋した乙女の表情だった……

 

 

 

 

 

 

 




ビルド面白かったですね!
エグゼイドが面白ずきただけに不安でしたが、今年も面白そうですね
あと、燐子がああなったのは、中の人ネタですねw

次回もお楽しみに!

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