BanG Dream!外伝 青い薔薇と白銀の戦士   作:リョースケ

11 / 16
今回のイベントストーリー面白かったですね

いつかはパスパレ編も書こうかな


第10話 新たなライダー

「………」

 

「どうしたの?難しい顔して?」

 

「いや、別に…」

 

昼休み、俺は今朝届けられていたベルトの事を考えていた

 

ファイズギアもこんな感じで届けられたが、何故、二つ目のベルトが来たのか全く分からなかった

 

 

この前のファイズアクセルといい、文化祭の時のオルフェノクといい、謎めいたことばかりだ

 

 

 

 

 

 

 

 

「いらっしゃいませー、って一也さんか」

 

「久しぶりに来たな」

 

 

スタジオに行く途中、俺は山吹ベーカリーに立ち寄ると沙綾が店番をしていた

 

おじさんが文化祭の時のお礼としてパンをサービスしてくれるのだ

 

 

「最近、来てくれないですけど…お昼どうしてるんですか?」

 

「……いろいろあるんだよ」

 

 

前まではほぼ毎日昼飯として買って行っていたが、最近はリサが弁当を作っているので、昼飯を買う必要がなくなった

 

 

それを聞いて、リサはニヤニヤしているが…

 

 

 

 

 

「山吹さん、パン焼けたよ」

 

「あ、ありがとう。じゃあ、ついでに並べてくれる?」

 

「うん、いいよ」

 

 

パンを選んでいると、山吹ベーカリーのエプロンを着た見覚えの無い男子が立っていた

 

見た感じ、俺と同じくらいか?

 

 

「あ、一也さんは初めて会いましたよね。今、うちでアルバイトしている、木場 勇介。」

 

「初めまして、木場 勇介です」

 

「あ、ああ、どうも…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勇介side

 

「それじゃあ、行ってくるね〜」

 

 

店から山吹さんが出てきた。

 

今日はポピパの練習日。俺もたまに見学に行ってるんだ

 

 

 

 

談笑しながら市ヶ谷さんの蔵に向かっていると、男の人が道の真ん中に立ち塞がっていた

 

「今度は、邪魔者が居ないようだな」

 

「そうとも限らないよ」

 

「何?」

 

「……下がってて、山吹さん」

 

「うん……無理、しないでね」

 

「うん」

 

 

山吹さんが数歩下がるのを確認すると、俺は体に力を込めた

 

すると、体が灰色の馬のような怪人に変化する

 

これが俺のもう一つの姿、ホースオルフェノク

 

 

「貴様か、オルフェノクを狩るオルフェノクというのは」

 

「そうだ。彼女に手出しはさせない」

 

「そうか……なら、お前ごと連れていくまでだ!」

 

 

そう言い終わると、剣を構えこちらに向かってくる

 

 

「はぁあ!」

 

「ふん!」

 

 

俺を剣を使い応戦する。

剣と剣がぶつかり合う中、隙を見つけ、懐に向けて剣を振った

 

攻撃が決まった……そう思った

 

 

しかし……

 

 

「その程度かぁ!」

 

「ぐはっ」

 

攻撃をした所には傷も付か無かった。相手は俺の剣を持ち、さらに、腹に向かって蹴りを決められ、後ろに吹き飛んでしまった

 

思っていた以上に、体が硬かった。ダメージをあたえるどころかむしろ、こっちがダメージを受け、人間の姿にもどってしまった

 

 

「勇介!」

 

その状況を見て、山吹さんが駆け寄ってきた

 

「山吹さん…来ちゃだめだ…」

「でも!」

 

 

彼女を守るためにも、力を振り絞り立ち上がる

 

 

「そんなもんか?」

 

「ッ……!」

 

クロコダイルオルフェノクが1歩1歩近づいてくる

ダメージもかなり受け、状況としては最悪だ

 

 

 

 

 

 

 

 

その時―――

 

 

 

 

 

 

 

《singlemode》

 

「ん?」

 

 

俺の後ろから光弾を誰かが撃った。

 

そこには、銀色の戦士が使う携帯を持った男が立っていた

 

確か、あの人は数日前に店に来てた……まさか、彼が……

 

 

 

一也side

 

「間一髪だな…」

 

「一也さん…!」

 

 

紗綾から連絡を貰って、急いで来たが、間一髪だった。

 

沙綾を襲ったオルフェノクは文化祭の時のクロコダイルオルフェノクだった。

 

こいつは確かに倒したはず…

 

それと、木場とかいうやつ……生身で耐えたとは思えない…まさか……

 

 

「どうした?かかってこないのか?」

 

いや、考えるのは後か…

 

「まぁ、こいつを試すのにはちょうどいいか…」

 

「何?」

 

 

俺はいつも使うアタッシュケースをどかし、この前届けられたオーガドライバーを取り出した

 

 

《0・0・0》

 

「変身!」

 

いつもと違うコードを入力し、ベルトに差し込んだ

 

 

 

が……

 

 

 

《Error》

 

「は?うわっ!」

 

 

まるで、ベルトが拒否反応を示すように離れ、その反動で俺も吹っ飛ばされた

 

「どうなってんだ!?」

「はぁっ!」

「おっと!」

 

呆気に取られていると向こう側が攻撃をしてきたがそれを交わす

 

使えないなら、いつも通りやるしかないか

 

いつもと同じ銀色のベルトを取り出し腰に巻く

 

《5・5・5》

 

《standing by…》

 

「変身!」

 

《complete》

 

「はぁっ!」

 

手首のスナップを聞かせ、拳を握り相手に向かっていく

 

 

「てめぇ、何で生きてんだ!?」

 

「蘇りの術を使ったのさ。お前を倒すためになぁ!」

 

「ぐっ」

 

 

確実に前より強くなってる。

そして、よく見ると姿も少し変わっていた。

 

 

これは、一人じゃやばいかもな…

 

 

 

 

 

 

勇介said

 

彼は果敢に戦っている。けど、少しずつ押され始めていた

 

 

俺には無いも出来ないのか……!

 

 

そして、俺はそんな姿を見ながら、無意識のうちに拳を握っていた

 

 

「勇介…」

 

山吹さんが何かを察したように俺に声を掛けた

 

「分かってる……でも……」

 

次の言葉を言いかけた時、地面に転がっているベルトが目に入った

 

あれを使えば……!

 

そう思った時には体はベルトを取ろうと動いていた…

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ……はぁ……」

 

「以前の借り返さしてもらう!」

 

「そうはさせない!」

 

「何!?」

 

 

突然上がった俺の声に反応して2人がこちらを向く

 

「お前!」

 

彼が僕がベルトを付けていることに気がつき声を上げた

 

けど、そんな事は気にせず、コードを入力した

 

《0・0・0》

 

《standing by……》

 

 

「変身!!」

 

 

《complete》

 

 

俺の姿が黒いボディに金のラインが入った戦士に変わった

 

《rady》

 

腰に付いていた剣をオルフェノクに向けて構えた

 

 

 

「こい!」勇介said

 

彼は果敢に戦っている。けど、少しずつ押され始めていた

 

そして、無意識のうちに拳を握っていた

 

「勇介…」

 

山吹さんが何かを察したように俺に声を掛けた

 

「分かってる……でも……」

 

次の言葉を言いかけた時、地面に転がっているベルトが目に入った

 

あれを使えば……!

 

そう思った時には体はベルトを取ろうと動いていた…

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ……はぁ……」

 

「以前の借り返さしてもらう!」

 

「そうはさせない!」

 

「何!?」

 

 

突然上がった俺の声に反応して2人がこちらを向く

 

「お前!」

 

彼が僕がベルトを付けていることに気がつき声を上げた

 

けど、そんな事は気にせず、コードを入力した

 

《0・0・0》

 

《standing by……》

 

 

「変身!!」

 

 

《complete》

 

 

俺の姿が黒いボディに金のラインが入った戦士に変わった

 

《rady》

 

腰に付いていた剣をオルフェノクに向けて構えた

 

 

 

「こい!!」

 

 

 

 

 

 





次回もお楽しみに!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。