Fake/startears fate   作:雨在新人

81 / 172
八日目ー一期一会の昼・前章

 

『勝手な事ね、道具(マスター)

 部屋を出た所で、左からそんな声が掛けられた

 

 ……聞こえる。その声が何の問題もなく認識出来る。その事に一瞬疑問を感じ

 いや、そもそも左耳が消し飛んだ所で、鼓膜までは届いてない。いや、あの時は確かに風で破れたが、腕とは異なり修復が十分に効くレベルでしか無かった。ならば、聴こえるのは何も可笑しくないな、と思い直す

 

 「悪いな、セイバー。そういうことだ」

 左を向きながら、そう告げる

 『まあ、良いのだけれども。あれだけの事を私にさせたのだもの。休みくらい、くれるでしょう?』

 「ああ、その通りだ」

 笑顔なく、真剣な眼差しで此方を見据えるセイバーに、頷くように返す

 「ただ……」

 『ただ、なにかしら?

 言っておくけれども、道具(マスター)。私には、貴方に従う理由なんて欠片も無い。それは分かっていて?』

 「令呪は使いきった。そんなこと、俺が一番分かっているさ」

 正確には、神父様から貰ったあと一画の令呪は、未だこの手に存在している。けれども、この令呪は、本当に預託令呪なのか?となる程には疑わしい

 令呪である事は確かだ。それだけの魔力をこの手の痣に感じる

 だが、この力をセイバーに向けて振るおうとしても、振るえない。まるで、パスが繋がっていないかのように

 ……だが、それは可笑しい。サーヴァントとは、令呪に従う事を聖杯に誓い、それをもって現界している。だからこそ、基本的にサーヴァントは令呪に逆らえない。逆らわない事を契約に含んでいるから。従うなと命じた俺の場合はまた別だが、それでも使えない何て事は有り得ない。使った上で抵抗されるならばまだしも、だ

 有り得るとするならば、この令呪は……一度ランサーの消滅で回収され、されどもアサシンのように復活したことで、ランサーへの令呪としての機能を取り戻したのか、或いは……

 だが、考えても仕方はない。流石に俺には令呪なんてバカみたいに複雑な魔術を読み解くだけの知識はない。あのキャスター擬き(C001及びC002)達に訊ければ話は別だが、流石に神巫雄輝の携帯という連絡手段があるとはいえ、本人を呼び出すのは厳しい

 

 「これはセイバーにも意味を持つ事だ

 バーサーカー、ランサーの仇、セイバーの復讐を阻んだ憎き存在。それとの決戦には参加して欲しい」

 思考を切り上げ、セイバーの今は光の濁った、あまり綺麗ではない瞳を見て、俺はそう告げた

 『ええ、そうね……。やられっぱなしは性に合わないもの。それだけならば、手を貸すわ。悪いけど、ライダーやキャスターとの戦いは御免よ、随分と懐柔したらしいアサシンと苦闘しなさい』

 くすり、とセイバーは微笑(わら)いながら答えた

 「ああ、それで良い」

 俺は大人しく頷く

 このセイバー相手に気を付けるべき事は、基本的に相手を尊重すること。セイバーを優先すること。セイバーにとっての利をもって交渉し、やって欲しいことはあくまでも提案に留めること。マスターとサーヴァントとしての関係としては何処か可笑しいが、まあ、王妹という高貴な存在相手と思うならば仕方はない。俺は、アレ以外に方法を思い付かなかったとはいえ、幾度となくセイバーの地雷を踏み抜いたのだから

 「後、セイバー

 何度も俺を助けてくれて、有り難う、助かった」

 『ええ、感謝なさい』

 くすり、ともう一度セイバーは笑って

 『けれども、それを言うならばキャスターにも感謝することね

 あの日、襤褸切れみたいになった道具をあの捕食者(ルーラー)から拐ってくれたのは彼女よ』

 言うだけ言うと、セイバーは紫乃の隣の部屋に入っていく。時間があれば何とかなるものだ、とセイバーの為に取ったホテルの一室に

 

 ふと、キャスターにも感謝をという事がひっかかる。いや、セイバーの言葉にではない。その事実にだ

 まあ、確かにあの日あの時、俺を拐えたのはキャスターかフェイの元のホムンクルス達か……ギリギリで神父くらいだろう。ライダーは恐らくはアーチャーと戦っており、バーサーカーにそんな理由はない、セイバーはあの場におり、アサシンは死んでいた

 その中で、俺は勝手にフェイの元にまで連れてきたのだからフェイの元の彼等なのではないか、と思い込んでいた。ライダーが運んできた時というフェイの言葉もアルトリアを目指したフェイを通しライダーとある程度の縁はあるものだろうとそれを裏付け、キャスターという可能性を忘れていた

 だが、キャスターだとするとふと浮かぶ疑問がある

 

 キャスターが俺を拐うことに関しては特に可笑しくはない。都合の良い使いっ走りとして俺を求めていたのは、一度の邂逅で良く分かった。都合良く手に入れられる状況ならば、拐いに行くことは当然かもしれない。何処か未来を見ているようであったあのキャスターならば、拐えるタイミングがあそこで来るというのも確信していたのかもしれないし

 だが、それならば、何故俺はフェイの元で目覚めた?

 

 そう、其所に繋がらない

 ライダーの獅子の速力でなければルーラーに追い付かれた?或いはキャスター自身には俺を治す術が無いから一時的にその術を持つフェイ達に任せた?

 仮説は幾らでも立つ。当たり前だ、事実である必要はないからこそ仮説。どうとでも言える。だが、それらの理由でライダーに一度託したとして、俺が逃げられた事と矛盾する。キャスターが本当に未来を見れるならば、俺がヴァルトシュタインを出た時点で接触してきたはずだ。未来視というキャスターの力の仮説が外れているならば可笑しくはないが、それでも使い魔辺りで監視すれば追い付けたはずだ。少なくとも、そのまま放置する理由にはなり得ない

 有り得るとすれば、死にかけた俺はやっぱり要求スペックより弱いわと興味が失せたか、より良いものを見付けたか、或いは介入出来ない(・・・・・・)状態に陥ったか。(あか)いクラスカード、ビーストⅡ。ある程度制御された回帰の獣の力に対して、恐怖を抱いたという可能性も無くはないか

 何れにしても、キャスターと対話しなければ真実は解らないことではあるが、頭の片隅にでも疑問点として置いておく。キャスターを、俺への介入が出来ない状況にしてしまった何者かがこの聖杯戦争に居るという可能性。スペックでごり押せるかもしれないバーサーカーならざる脅威がキャスターを襲ったという、あり得て欲しくはない、低いながらも無視してはいけない仮説を

 その仮説を採用するならば、昨日のアレも理解は出来るのだ。幾ら魔術に長けるキャスターといえども、令呪による命令を完全無視は厳しい。特にルーラーからのものは、マスターが弱いからと劣化していたりはしないのだから。その上での完全無視。それが、自由に動けない程まで、キャスターが何者かに傷つけられての事だとしたならば。命令を果たせないと、令呪に判断される程まで、追い込まれていたとするならば、理屈は通る

 いや、これは脳裏に置いておくだけの与太話だ。そんな化け物がキャスターを襲ったとして、何故俺が生きているという話に繋がる。キャスターが俺を放り出して、ライダーがたまたま通りがかった?或いは俺をライダーに託して立ち向かった?そこまで殊勝だろうか、あのキャスター

 俺を求めたのも、単純にサーヴァントではなく、かつサーヴァントと戦えるというスペックのみを求めての事。ザイフリート・ヴァルトシュタイン、或いは神巫雄輝としてではなく、S346としてのもの()しか求めていない。どうしてか理解は及ばないが、俺個人に執着するアサシンとはそこが異なる。まるで恋する乙女であるかのように、俺を庇うような行動は取らないだろう

 ……だとすれば、そのキャスターという存在すら危機に陥るまで気が付かない化け物が居たとするならば。そう仮定するならば、だ

 その化け物は、キャスターを傷付けて俺を奪い、わざわざ俺をライダーに託し、或いはライダーの通り道に俺を置き、フェイの元まで運ばせるという、まるで俺を生かそうとするかのような行動を取った事になる。何だそれは、ふざけているにも程がある。その化け物に、俺を生かす意思と意味があるなんて、どんな理屈だ

 それが出来るとすればミラか、あの夢に出てきた腐れ魔術師のマーリン、或いはフェイの元に居る彼等の本体、即ち本物のキャスターのサーヴァントとしてのザ・グレイテスト・オンミョージ、安倍晴明くらいだろう。いや、ファム・ファタール、つまりはビーストⅡの精神でも出来るかもしれないが、それは有り得ない。ティアマト神はそんな存在では無い

 どれも、無いと言い切れる。ミラならば、俺を生かす理由はない。あの時の俺は、クラスカードとしてビーストⅡとしての片鱗を封じていないから。マーリンは、この現実にまで出てきてはいないはずだ。かつての聖杯戦争に参加したアヴァロンの魔術師☆Mとしてだとして、どうして介入出来るというのだ。そして彼等の本物、安倍晴明や九尾の狐ならば、マーリンよりも更に有り得ない。そんな化け物サーヴァント、9騎目として何故現れるなどと言えるのだ。俺以上の成功例ならばまだしも、彼等はそこまでサーヴァントに近しい存在では無いはずだ。というか、クラスカードに力を封じた状態の、聖杯戦争開幕時より弱い俺と同レベルでしかない。普通の魔術師よりは強い程度だ

 有り得ない

 

 『どうかした?』

 だが、その声に思考は中断された

 「……アサシン」

 ふと、俺の横に現れるのは、一人の……少女。やはりというか、その姿を今は、ほぼ常に青髪の少女として認識出来る。出来てしまう

 それが、考えてみればどこか不思議だった。あの日夢で見たアサシンは……もっと、不安定だったはずだ。あの、アサシンと契約する夢が何故あの時脳裏に浮かんだのか、そもそも何であったのかなんて俺には解らない。ただ、あの時のアサシンにくらべ、今のアサシンはあまりにも安定している

 とはいえ、だ。それでも、俺以外の面々からしてみれば、あのアサシンの姿は見る時によって違うらしい。ならば、何故俺には姿が固定されて見えるのだろう

 

 『?どうしたの?』

 じっとアサシンを見て考え事をしていたからだろうか、不意に、アサシンが首を傾げる

 「いや、アサシン。どうとも無いのか?」

 何も感じさせないように、そう呟く

 『問題ない。死ぬのは、慣れてる』

 「そうか、それは良かった」

 『けど、あまり……やりたくない』

 「……そう、だな」

 その通りだ。死ぬなんて、例え蘇るとして……あまりやりたくはない事だろう。当たり前だ

 ふと、右手の令呪を見る

 元々あった三画は、既に無い。薄い痣になっている。今この手に残っているのは、神父から渡された、預託だという一画のみ。だが、それは……既に使っていた二画のうち一画が復活したのではない。新たに刻まれたものだ

 

 いや、俺は預託令呪について何も知らない。だから、これが正しいのか、それとも違うのかも分からない

 けれども、何か違うのではと思う。この令呪は……ひょっとしたら……

 

 疑問を大抵解決する手はある。今此処で、この令呪を切る事。命令はそれこそ何でも良い。この、まさかな、という予想がもしも当たっていた場合、命令の種類はどうでも良い。効果がある事さえ理解すれば其で良い

 けれども、それは……やりたくない事。令呪という切り札を、こんな真実であればどうでも良い事なんぞに使いたくはない

 

 『……雰囲気、違う?』

 俺を見て、ふとアサシンは首を傾げた

 「そんなに違うか?」

 いや、自分自身、今の俺が何処か可笑しいことは自覚している

 その原因も、大体分かっている。アーチャーの爪痕なのだ、と

 けれども、だとしても、アサシンにまで言われるとは思っていなかった

 『違う。今の「ボク」の希望、怖くない』

 「怖さの問題なのか」

 苦笑する。確かに、今の俺は可笑しい

 あってはいけないことに、迷いがある。だから、俺を……俺なんかを神巫雄輝と同一視する紫乃の言葉にも、何も言えなかった

 『………………迷ってる?』

 「……そう、だな

 何時もの、夢を見た」

 『……夢』

 「ああ、俺が殺してきた……未来を奪ってきた、多くの者達の夢だ」

 そう、幾多のホムンクルス達。そして、魔獣等。たまにその夢を見るのは、何時もの事だ。俺の罪、悪の象徴。俺を悪魔たらしめる業

 そこに、一つの存在が加わった。それは、当たり前だ。彼の胸を穿ったのは俺の光。混ざらない方が可笑しい。アーチャー、紫乃の為に戦った、特殊な……まるで自分の召喚された目的がなさそうなサーヴァント

 

 ……だというのに。何故だろう

 「だというのに、何故彼は……」

 あのアーチャーは、俺の夢の中で、俺を庇ったのだろう。分からない。どうしても、それが分からない

 あれは、俺の夢だ。ならば、夢の中の彼等はすべからく彼等の未来を奪った俺を恨んでいるはずだ。何故ならば彼等は彼等そのものでなく、俺の後悔が姿を持ったものなのだから

 であればこそ、俺を責めこそすれ、護るなんて事は有り得ない。俺自身が、本当は俺は正しいと言って貰いたかった、なんて事でもないと、だ

 そして、それもまた有り得ない。いや、俺自身の弱さが、それを望んでいた……事は情けない事に確かだ。その意思は殺しきれていなかった。夢の中では、自制心は低くなってしまうから

 

 ……だが、それでも、ならばこそ。そんな弱さが夢にも反映されるならば、あれ以前から誰か、俺を護ってくれる存在が出てきていたはずだ。例えば、フェイ。或いは、あのC001や002。俺が信頼していた彼等が

 それがないということは、あれは、あのアーチャーは、許して欲しいなんて言う俺の弱さから来るものではなかった……のだろう

 だから、分からない。あのアーチャーは……本物なのだろう。残留思念、という奴だろうか

 

 ……だから、だ。だからこそ、俺は……

 アーチャーの言葉を、信じてみることにしたのだ

 欲望をもって、世界を見ろというあの言葉を。本来の俺ならば、聞くはずの無いその言葉を……

 いや、違う。例えどれだけ揺らいでいても、紫乃の元に顔を出したのは、俺自身の償いの気持ち。アーチャーを奪った(もの)として、この聖杯戦争の終わりまで、紫乃を護る。全てを無かったことにしようという俺の目的(過去改編)からすれば、あまりにも白々しい謝罪と贖罪

 

 けれども、それに手を出した。俺の弱さゆえに

 全ての終わりは、近いのだから

 『痛む?』

 ふと、下からアサシンが、俺の眼を覗き込む

 「いや、問題ない」

 嘘だ。この心臓は、今も鈍い痛みを放っている

 フェイの言っていたように、想定以上に未来のザイフリート・ヴァルトシュタイン、いや神巫雄輝の魔力を、寿命を、存在を……未来全てを今の魔力へと回帰、添加して今の俺は成立している。俺となった時点で、肉体的に持って1年半、肉体の問題を万が一解決出来たとして、魔力消費量的に魔力を借りるべき未来が現在に追い付いて朽ち果てるまで3年あるかないか。聖杯戦争に参加した時点で、未来の魔力は、約2年で使いきる計算だったのだ

 だが、そんなもの、あの時点での、バーサーカーのサポートとして戦い抜いた所で半年以上は寿命が残る、という現実とは異なる試算でしかない。実際にはバーサーカーと敵対し、想定外に魔力を噴かせている。それは間違ってなどいない。そうでなければ、俺はとうに死んでいる。しかし、そうして生き抜いた結果として、俺に今残された時間は、間違いなく一昨日フェイに告げられた4ヶ月よりも少ない。その事は、既に肉体が持たなくなる以前に、魔力を借りて破壊する俺の未来は、現在と合致するということをも示している

 そうだ。限界はもう見えている。銀霊の心臓の軋みはそれだ。回帰するべき寿命が、俺のものである未来の魔力が、尽きかけているということ。ビーストⅡとしての資質を最初に引き出した時、それが何れだけの莫大な魔力を要求したのかは分からない。それによっては、まだ持つかもしれない。だが、アレがあまりにも大量の魔力を使ったのでもなければ、持って二戦

 間違いなく欠けただろうものはアーチャー、ランサー。その気になれば殺せるのはアサシン、セイバー。聖杯の起動には6つの魂が要る以上、キャスターとライダーとバーサーカーとルーラー、その何れか二人は殺さねばならない。キャスターがもしも仮説のように大きく傷付いているならば、多少は楽になるだろう。若しもマスターでもあるからと聖杯に取り込まれた上で起動が可能ならば、一人倒せば良くてかなり気が楽になる。超希望的観測として、キャスターは何者かに殺されており、俺が聖杯に取り込まれても起動できるならば、それこそ今此処で令呪の仮説を証明し、アサシンとセイバーを殺して死ねば、俺の中の英雄を含めた6つの魂をもってザイフリート・ヴァルトシュタインの存在否定は成る。だが、そんなものに懸けたくはない。失敗すれば今度こそ本当に、神巫雄輝(すくうべきもの)は死ぬのだから

 だからあれは、単なる女々しさ。限界が来る前に、少しだけ、享受しても良いじゃないかという、あまりにも悪魔(おれ)にとって都合の良い理論。死刑囚の最後の晩飯は多少豪華になる、と同様の理屈だ

 「っ、これは……」

 まだ持つのか、どこまで無理が聞くのか、強く思ったその時、見えない右目に稲妻が閃く。不意に、理解する

 残り……69日

 恐らくは、フェイは持って4ヶ月と言った以上、元々の寿命は110日あるかないか

 「69、か。充分すぎる」

 あと二度、戦える。終わったとき、アサシンが死んでいれば問題だが、そうでなければセイバーを斬り捨て、アサシンを滅ぼし、そしてヴァルトシュタイン邸地下に安置された聖杯に手をのばす。寿命など1時間も残れば充分

 『充分?』

 「俺の話だ、アサシン」

 

 「お待たせ、かーくん」

 そんな思索を続けていると、着替え終わったのだろう、紫乃が部屋の扉を開ける

 髪を二つくくりにする神巫雄輝の買った最後のクリスマスプレゼントのリボン。白いシャツの上に、紫の暖かい上着を重ね、下は緑のスカート。寒いからか、両手には茶色い手袋。割とよくある、カジュアルな紫乃の服

 「そうか。それなら、行くか」

 『ん、任せる』

 いや、付いてくるのか……というのは、アサシンの事を考えると寧ろ何故付いてこないと思った、となるため置いておいて

 もう、二度と無いだろう、穏やかな……紫乃との昼が始まる


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。