私は元気です。ちょくちょく投稿などと言っておりましたが.....まぁ、この結果です。諦めてゆっくり投稿していくことにしましょう。
上海可愛い
「言いたいことはありますか?」
「.......」
今、私達はさっきの襲撃者の尋問をしている。
場所は天子と衣玖さんの家、見た目も中身も和風の屋敷だ。
さっきの妖怪は柱に縛り付けられ、身動きができない状態になっている。
「では.....まずは私たちを襲った理由をお聞かせください」
「.......」
「そりゃ、私たちを殺そうとしたんでしょ?そこの小人は知らないけど.....なんで桃食べてんの?」
「無論、お腹が減っていたからだ。そういう天子もなんで寝転んでいるの?」
「無論、寝転びたい気分だからよ。」
「お二人共お静かに」
衣玖さんの一喝で場は静かになった。こういうのを鶴の一声って言うのかな。
「まあまあ衣玖さん、こういうのは何かを食べながらの方が喋るんですよ」
そう言いながら私はかじり掛けの桃を差し出した。
襲撃者はその桃を静かに食べ始めた。
「さて、名前は?」
「.......無い...」
「どこで生まれた?」
「.....分からない...」
「誰に頼まれて殺しに来た?」
「.....吸血鬼...」
「吸血鬼?」
「衣玖さん知っているのか!?」
「え、えぇ.....噂程度に聞いた話ですが、私たちなどの邪魔者を何とかするために妖怪の賢者が世界各地から協力者を集めているっていう話がありまして.....その中に吸血鬼がいたらしい.....」
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ちょっと補足
[どうも、お久しぶりです。本編の出番が回ってきましたサタンです。この補足は内容を理解出来ない人(作者)の為のものです。結構前に出てきた手紙に書いてあった過去に戻るということ。
例えばアリスが死んだ世界をAの幻想郷としましょう。そこから上海はAの現代から過去に飛びました。そして今、Aの過去の幻想郷にいる。つまり10人の協力者が幻想郷に集まってきている時という訳です。.....難しい.......理解が追いつかない?上海過去に来たって事が分かれば問題ないです。.....ちなみに吸血鬼の話は番外編にありますが.....興味がある人はどうぞ.....出番これだけ?]
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「名前がないと言っていたな、何故か聞いても?」
「私みたいな下級妖怪は名前なんてないのがほとんどだ.....」
「そうか...とりあえずこいつは命令されてやってきた訳だ」
「あの.....私も質問したいんですが.....」
「あ、どうぞどうぞ...」
残りの質問などは衣玖さんがやってくれた。
質問の答えをまとめると、森で寝てたら吸血鬼に頼まれた。金と家と名前を報酬に釣られて引き受けた。
そしたらさっきの太刀を貰った。その後は冷静さを失ってしっていた。
ということらしい。え?私は何してたかって?天子と一緒に昼寝してたよ。懐かしき故郷の夢だったよ。
季節の変わり目なので風邪などに気をつけましょう。