上海人形家出禄   作:ルシャルシャ@黒P

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今回は七十五体目に出てきた幻想郷の昔話を詳しく、サタンが語ってくれます。

サタンは銀髪の幼女がいいな.....(願望)


番外編10 幻想郷の昔話

[どうも皆さん、サタンです。今回の内容は前書きどうりです。私が語ると言ってますが、あまり内容に変わりはありません。それでは.....ごゆっくり]

 

 

 

 

幻想郷を作ったのは八雲紫と龍神。これはどこの幻想郷でも同じ。だがここの幻想郷はそれにとある事が付け加えられている。

これは表の歴史から消された本当の歴史。

 

 

昔々、八雲紫は龍神と共に幻想郷を作ろうとしていました。

ですが、2人の力だけでは幻想郷を作ることは出来ませんでした。

 

八雲紫は悩みました。どうすれば幻想郷を作れるのか...と。

雨の日も、風の日も、そして暇な日も考えました。

そして一つの結論にたどり着きました。

それは簡単で誰もが思いつくような事でした。

 

誰かに手伝ってもらおう。

 

八雲紫は全国を周りました。日本だけでなく海外までも。

 

そして10人の協力者を集めることに成功しました。

 

1人

全ての死人の上に立つ亡霊。何よりも死を愛し、生を美しんだ。

その姿は見たもの全てを殺してしまうほど美しく、八雲紫以外の生きているものと会ったことは無いという。

その性格はおっとりとしており、八雲紫の頼みもあっさりと引き受けた。

その印は[美]

 

2人

全てを屈服させ従えさせる吸血鬼の神

ただ歴史に残る[ヴラド・ツェペシュ(ヴラド3世)]とは別人で、ヴラドはヴァンパイアのモデルである。

その吸血鬼は全てを破壊する程の力を持つ、がその力は八雲紫以外では自分のためにしか使わなかった。

その吸血鬼は血などは不味いので飲まないと言っていたそうな。

その印は[力]

 

3人

それは全ての魂を捌く者、初代閻魔。

全てを叩き伏せる力を持つ。吸血鬼と似ているがその力を振るうのは正義のためだけだった。

八雲紫に協力したのは、幻想郷は忘れられたもののたどり着く場所、それを初代閻魔は正義と見たのだろう。

その印は[正]

 

4人

人を殺める事を何とも思わぬ殺人鬼

殺人鬼はこの中では珍しい、歴史に残っている。

昔、霧の都と言われている街で人々を殺し続けた。

彼の呼び名は[ジャック・ザ・リッパー]意味は切り裂きジャック。

この中では唯一の人間。そして初代閻魔と仲が悪かったらしい。

その印は[血]

 

5人

全てを作り出す事が出来る小人

どこかのおとぎ話で靴屋の主人が寝ている間に、小人が靴を作ると言う話がある。その小人はこの人物だとかそうじゃないとか。

そして裁縫が得意らしい。

その印は[創]

 

6人

全てを許し全てに怒る仏

その顔はいつもニコニコと笑顔で、人々を癒していた。

だが、その力が強すぎるために幻想郷を作った後、封印された。実は裏で幻想郷を支配しようと企んでいたらしい。

封印されるその時の顔は怒りに狂っていたらしい。

封印された後に改心したらしい

その印は[悪]

 

7人

とあるおとぎ話のモデルとなった白兎

おとぎ話では体の皮を全て剥がれたと言われるが、実は違うのである。

本当は白兎が皮を剥いだらしい。

白兎は今も幻想郷に住んでいるという話がある。

その印は[白]

 

8人

それは全ての自然を作り出し、全ての獣の生みの親

親の姿は大きな鹿のような姿で、角が非常に大きいらしい。

[そこっ!!シシ〇ミ様とか言わない!!そこも、もの〇け姫とか言わない!!]

10人の協力者の中のモフモフ系癒しキャラだったらしい。

その印は[癒]

 

9人

海の神であり、人の姿にもなり海を荒し回った男。

海の神の名はポセイドン。人の姿では海賊をやり、その時の名はエドワード・ティーチもしくはエドワード・サッチ。

どちらも偽名の可能性が高いので[黒髭]と呼ばれている。

黒髭は死んでいるが、それは人間の時の体だけが死んだらしい。そのせいで幻想郷に海を作れなかったらしい。

その印は[水]

 

10人

暖かい優しさで全てを受け止め、熱き炎で心を燃やす太陽

太陽は仏を封印する時も最後まで反対していたらしい。

七福神の恵比寿のモデルと言われる程、優しげな表情である。

得意料理はおにぎり

その印は[陽]

 

 

この協力者達を八雲紫は集めた。土下座や色仕掛け、金や幻想郷の土地、あの手この手で協力してもらった。

その結果幻想郷は作られた。

 

 

幻想郷を作った後、10人は散り散りになった。あるものは死に、あるものは幻想郷に住んだ。

歴史は八雲紫が伝えたもの。他の協力者は何も言わなかった。

八雲紫と龍神だけの話は、八雲紫が伝えた偽物。この話が本当の話。

幻想郷は全てを受け入れる。それはそれは残酷な事なのです。

 

[以上があの昔話の全部です。これには色々と意味などが込められているそうですが、私には分かりません。皆さんで考えてみてくださいね♪]




[えっと.....作者からメモを預かっているので読みますね。これはこの幻想郷のみの話なので、原作や他の方の作品などに持ち込まないようにお願いします。ここに出てきた人達は出てくる予定は無いです。が!!異変が終わったら出てくるかも知れません!!楽しみにしておいてくださいね!!ですって。まぁ、次回もお楽しみに!!]

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