上海人形家出禄   作:ルシャルシャ@黒P

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明日予定ができたのでのでペース上げて書いていきます。
今回はレミリア回です。1話で収まりそう...

上海可愛い


八体目 上海と吸血鬼

最上階のドアを片っ端から開けていくが、全く当たらない。これがどこかで聞いた[運命を操る程度の能力]か...

どのドアもハズレならば最後に残ったドアにいるに違いない。そして最後に残った部屋はこのドアノブにドアノブカバーが付いているこの部屋だけだ。この長く苦しい戦いもこれで終わりか.....そう思いながらゆっくりとドアを開ける。その中にはレミリア・スカーレットが.......いない.....

その時廊下の奥から「咲夜~?どこにいるの~?」と言う声が聞こえてきた。その声の主はもちろん、この館の主レミリア・スカーレットであった。

「あら?」どうやらこちらに気づいたようだ。自分が動けることも隠さずに堂々と目の前で言葉を発す。「今までどこにいたんですか?」「へぇ、あなた喋れるの?今までは咲夜を探して館中を探し回っていたわ。一体どこに行ったか知らない?」あぁ、なるほどそれなら仕方ないなんて言うと思ったか…これが奴の能力か...とか言ってた自分が凄く恥ずかしい...「あの人なら疲れて自分の部屋で眠っているよ」「あら、そうなの...たまには休憩も必要だものね...」

休憩ってそんなにないのか...「そういえばあなたはどうしてここにいるの?」「ここで働くためです」店を開くための資金を集めているのだが...ここは言わないでおこう...嫌な予感がする...「なら、いいわよ。あなたを雇ってあげる」え?「え?早くない?即決?」「そうよ。さぁ、あなたは何をしてくれるの?」「何でも屋みたいなものです…」未だに同様は収まらない...「なら、今日は咲夜の代わりをやってもらおうかしら。どうせ咲夜が寝たのもあなたが原因だろうし」何故かは知らんがバレてる...「分かりました...今日は咲夜さんの代わりをしましょう。ただし!!ほうs」「報酬は弾め...でしょう?分かったわ」「契約成立ですね。」「改めて、ようこそ紅魔館へ。この館の主レミリア・スカーレットが心を込めて歓迎するわ!!」「シャンハーイです。これからよろしくお願いします」

「そういえばあなたって喋れる人形なのね」今更だなぁ...「はい」

「それじゃあまずは紅茶でも入れてもらおうかしら?分からないことがあればジュリーに聞きなさい。ジュリー!!」その声と共に銀髪のメガネをかけた賢そうな妖精メイドが入ってきた。「はい、お嬢さま」「紹介するわ、妖精メイドの中でも特に優秀なジュリーよ。」「ジュリーです。よろしくお願いします」「今日からここで働くことになったシャンハーイです。」「ジュリー、この子の仕事を手伝ってあげてね」「はい、お嬢さま。それじゃあキッチンへ行きましょう。まずは紅茶の入れ方から教えてあげるわ」




今回は一回でまとまったレミリア回でした。次回は日常紅魔館編です。お楽しみに...

今日の晩ご飯は結局寿司にしました。美味しかったです。

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