きょうはなにもないすばらしいいちにちだった。
これをやった人は少なくは無いはず.....
上海可愛い
[蓮子の実家~上海side~]
とりあえず教授を背負って山を降り、家に戻る。
教授を客間の布団に寝かせ、安静にさせる。
きっと明日には良くなっているだろう。
教授を客間に残し、みんな食堂に集まった。
メリーには八雲紫からの要望で、目隠しをしてもらっている。何故目隠しなんて.....
1通りの出来事をおばあちゃんと八雲紫に話し、2人の様子を見る。
「あっちの世界.....まさかね.....」
「心当たりあるの?」
「.....いや、知らないわね」
どうやら八雲紫は心当たりがあるのか、目が泳いでいる。
すると蓮子が喋り出す。
「とりあえずあの神社は、普通じゃないって事が分かった。それと、教授の言葉で別のどこかに行くということも分かった。ので!!」
と言い机を勢いよく叩く。
「明日には上海を元の時代に返せるようにしよう!!」
「いきなりね...」
「ほら、あれよ。何事も早い方がいいでしょう?」
すると八雲紫が口を挟む。
「あなたがそういうのなら仕方ないわね.....分かったわ、私の妖力でできるだけ手伝ってあげる」
「なんだ?急展開過ぎないか!?」
「上海、それは言っちゃダメな話よ。」
「え~.....」
気にしちゃダメなら仕方ない。それより手伝うってどうゆうことだろう.....
すると八雲紫はこちらの考えを読んだかのように、胡散臭い笑顔を浮かべながら
「それはその時になったら分かるわ」
と言った。
「とりあえず教授が目覚めてから話の続きをしよう、今日はもう遅いし...」
と言うとみんな立ち上がる。すると八雲紫が私に話しかけてくる。
「あ、上海は私と来て。あなたに色々教えてあげる。」
寝ようと寝室に向かおうとした私を、八雲紫が呼び止めてくる。
色々教えるってなんだろう.....
「あっそう、じゃあ私達は寝るわね。ほらメリー、行くわよ~」
「おやすみ~」
蓮子は目隠しをされたメリーの手を引っ張って、寝室へと向かう。
「さぁ、外に出るわよ。」
と八雲紫に言われ、私は外に出る。
[蓮子の実家・裏庭くらい~上海side~]
外に出ると、真っ暗でほぼ何も見えない。まぁ今は真夜中だから仕方ない。
「それで何を教えてくれるんだ?」
「あなた...元は人形でしょ?なら妖術や魔法なんかも扱えるわ。それを鍛えてあげる。」
「.......無理無理...私に妖術や魔法なんて.......私にも扱えるの?」
「もちろん!!」
と八雲紫は胡散臭い笑顔をまた浮かべる。
その顔は闇の中でも不気味に浮かび上がっていた。
.........また話の出来が悪くなってきた.....これがスランプって奴か.....