でも肌に悪いから止めないとな.....
上海可愛い
[メリーの家~上海side~]
全く...私としたことが.....あの赤い石を家に忘れるとは考えもしなかった.....
取りに戻ってきたが、もう昼過ぎになってしまった。これから戻るには遅すぎる.....
さて、どうしたものか.....とソファーに座りながら考えていると、蓮子が昼ごはんを作ってきた。
「上海~メリ~、ご飯できたよ~」
「今日のご飯は一体何で?」
「今日は夏らしくソーメンよ~」
「「わ~い♪」」
いつの間にかメリーが隣に座っていた。
蓮子はソーメンの入った大きなボウルを机に置き、それぞれの皿に麺つゆを注いでいく。
とりあえずご飯を食べてから考えようと思った。
私は冷蔵庫に向かい、中からワサビとカラシを取ってくる。二つともキンキンに冷えている。
メリーは.....ソーメンをつまみ食いしている。手伝ってくれると助かるんだがなぁ.....まぁいつもの事だ。
色々と準備が終わり、みんなが席に着く。
みんなで手を合わせて.......[とぉるるるるるる]
ちょうど電話が鳴る。鳴った電話は、リビングと玄関を繋ぐ廊下の真ん中に置いてある。
「ちょっと出てくる」
そういい蓮子が電話をとりに行く。
私はメリーがソーメンを食べようとするのを止めながら蓮子を待つ。
5分後.....
蓮子が走りながら戻ってきた。大慌てで出かける準備をしだす。この状況に置いてけぼりにされていた私は蓮子に何があったのかを聞いてみることにした。
「そんなに慌ててどうしたんだ?」
「おばあちゃんが倒れたって!!今すぐおばあちゃんの所に行かなきゃ.....」
涙を堪えて、準備をしながら言ってくる。
あんな元気な人が倒れるなんて.....寿命というものは恐ろしいものだ。
すると黙って話を聞いていたメリーが口を開く。
「私も行くわ。親友の為だもの、どこへでも行けるわ。私は役にたたないかもだけど、励ますくらいなら出来るわ」
「メリー.....ありがとう...」
「それじゃ私も行きますかね、2人には世話になったからな。後菫子殿にも世話になったしな。」
「上海.....うぅ.....」
「ほら、泣かない泣かない...絶世の美女のメリーさんが付いてるからね~」
と言いながらメリーが蓮子の頭を撫でている。自分の事を絶世の美女って言うのか.....
しばらく泣いて落ち着いたのだろう。起き上がり、突然ソーメンを食べ始める。
急にソーメンを食べ始めたので私もメリーも驚いている。
するとメリーが蓮子の横に座り、ソーメンを食べ始める。
流れに乗って、私も横に座りソーメンを食べ始める。
真ん中に蓮子、右にメリー、左に私だ。
みんな無言でソーメンを食べている。
その様子は今言うべきではないが、まるで葬式の様だった。
会長ぉぉぉぉ!!!!菫子の運命やいかに!!!!
次回!!菫子、死す!!デュ〇ルスタンバイ!!!!