上海人形家出禄   作:ルシャルシャ@黒P

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今日二話目の投稿。今日のお昼はラーメンと焼き鳥というちょっと豪華なお昼でした。
今回から紅魔館編です。

上海可愛い


六体目 上海と面倒な門番

思わぬ収入にちょっとウキウキしながら紅魔館の門の前にたどり着く。見事に赤い...いや、紅い。

[紅魔館]

こんなに大きいと掃除も大変だろう。きっと人手が足りないに違いない。よし、私が雇われて手伝ってやろう。自分の中で交渉成立!!そうと決めたら即実行!!

「えっと...ここで何をしているんですか?」さぁ、何も聞こえない聞こえない。「シャンハーイ」「ちょ!!無視しないで!!」面倒くさそうな門番が何か言ってるが気にしない。

「侵入者なら容赦しませんよ!!」面倒な門番だな...確か名前は紅美鈴...だっけか。まぁ、蹴られるのは嫌なので話は聞いてやろう。聞くだけな。

「シャンハーイ?」「やっと話を聞く気になりましたか...まずあなたの名前はと目的は?」「私の名前はシャンハーイ。ここで働かせてください!」「シャァベッタァァァァァァァ!!!」その反応はさっきも見たのだが...「って、ここで働かせてって...人手は足りてますし、人形は雇えません!!」「それじゃあ、住み込みで」「それも一緒です!!」なんて面倒な門番なのだろう...こうなったら奥の手を使うしかなさそうだな...「あなた...堂々と昼寝したくありませんか?」「え?今なんて?」「ひ・る・ねだよ。」「そんなことが出来るんですか?」「あぁ、私を雇えばね」「どうして昼寝が出来るのですか?」「私があなたの使い人形として門番をするのですよ。」「なるほど...門番も出来て昼寝もできるというわけか...」ま、そんな面倒なことする気はないけど。「それじゃあ、通してもらおうか」「くっ...どうぞ...」チョロイな...よくこれで門番が勤まってるよ...「シャンハーイ...」

[紅魔館中庭]

「シャンハーイ」うまく入れたが、次はメイド長を何とかしなくては...とある人形から聞いた話、敵と見なしたものは容赦なく串刺しにするらしい。先にこの館の主の所に行って直接交渉すれば万事解決なのだが.....そんな簡単に物事は運ばない。すっごい見られてる。明らかに怪しまれてる。正直いってめっちゃ怖い...なんかナイフ構えてるし、完全に少しでもおかしいところがあれば串刺しにするって目で言ってるもん。

「可愛い...」え?今なんて...「すっごい可愛い...誰のだろう...」周り見渡して何しようとしてるの?怖い...別の意味で怖い...「部屋のどこに飾ろう...」あ、ダメだ...

その日、小さな人形を持った咲夜さんが上機嫌で部屋に入っていって、その後の仕事を秒で全てこなしいつもより早く部屋に戻っていった姿を見たものは大勢いたという...

ある意味ホラーである。

 




今回はVS美鈴でした。結構あっさり終わりましまね。
ここの美鈴はよく昼寝をして怒られている方の美鈴を使っております。
次回は咲夜さんの部屋からの脱出がメインです。
それではまた次回...

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