上海可愛い
[工房にとり・地下室]
「にとりさん!!早くできませんかね!?」「ん~...ちょっと待ってね~」「今にも玄関の扉をぶっ壊してくる勢いで叩いてますけど!?ほんとに大丈夫ですか!?」「うーん。大丈夫だよ~」
にとりさんは上の空で答える。今私は地下室でにとりさんの装備作りを見守っている。
今にも破壊されそうな玄関の扉の向こうにいる奴らに怯えながら見守っている。
玄関の扉がバキバキと嫌な音をたてている。上の様子を見に行く勇気は無いので、ここで静かに待つしかないのだ。
「んー...なぁ上海~?青か水色どっちがいい~?」「そんなのどっちでも良いですよ!!それより早くしてください!もう玄関の扉、ぶち壊されますよ!?」「え~?どっちでもって言われても~...なら赤色で良いよね~...」
と言い塗装作業に入る。そんなのいいから早く終わってくれ!!今にも津波のように奴らが押し寄せてくるぞ!?
「よ~し出来た~!!」
と言い翼のようなものを掲げる。
「出来たなら逃げますよ!!逃げ道でもあるんでしょう?」「.....えっとね~この装備はね~...PSGって言って、色々出来る便利な奴なんだよ!でも、急いで作ったから潰れやすいから気をつけて使ってね~」「分かりましたから!早く!!」「んじゃ、これ背負って。電源入れるから!」
にとりさんに促されPSGとやらを背負う。
「ちなみにそれもガ〇ダムのガ〇ダムSE〇Dって奴に出てきた装備を作ってみました~!!」「そんな説明いいから早く電源入れてください!!」「も~...説明ぐらいさせてくれても良いのに...まぁ、いいや。ポチッとな!」
にとりさんがボタンを押す。すると背中に付いている羽が火を吹き始める。
「火吹いてますけど、大丈夫ですか!?故障じゃないですよね!?」「.....うんそうだよ~.....」「何故間を開けたんですか!?露骨に目を逸らさないでください!!口笛吹かないでください!!しかも吹けてませんし!!」
そんなやり取りを繰り広げていると玄関の方から聞こえては行けない音が聞こえた。
「やっと空いたぜ!」「血だぁ...血をよこせぇ!!」「死体があればぁぁ!!記事になるぅ!!」
完全に狂ったヤツらの声が聞こえてくる。
「さぁ!!上海!!私のその完璧なPSGで奴らを一掃するのだ!!安心しろ!球は麻酔弾だ!!」「いや、これ羽しか付いてないのに戦えるんですか!?」「もちろん!!」
とにとりさんが言うと、肩から小さいガトリング砲が飛び出してきた。
「さぁ、show timeだ...」
復帰早々無理をしていくスタイル。
いや~、眠れなかったので、書きました。後悔はしていない。
PSG装備はP(パーフェクト)S(ストライク)G(ガ〇ダム)の略です。え?最近ガ〇ダムネタが多い?.....こんな時もあるさ...
まぁ、次回は明日らへんに出すのでよろしくお願いします。