上海人形家出禄   作:ルシャルシャ@黒P

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恐竜ドラゴンさんとのコラボです!
人生初のコラボなので、色々と至らぬ点もございますがよろしくお願いします!!そして、恐竜ドラゴンさんの[東方悪夢男_フレディ・クルーガーが幻想入り]もよろしくお願いします!!

上海可愛い
フレディ恐ろしい


番外編4 上海とフレディ・クルーガー

どうも、上海です。

朝起きたら知らない森にいました。

「.....ここどこ?」

とりあえず周りの探索をする。幻想郷って事は間違いないのだが.....何かが違う。

 

しばらく歩いているとその違和感が分かった。生き物に会わないのだ。

動物どころか、虫にすら出会わない。この調子だと、人里に行っても誰もいないだろう。

「.....異変か?」

そうだとしたら.....生き物が全て消える異変か.....私は人形だから被害を受けなかったと考えると筋が通る...

 

しばらく歩くと博麗神社が見えてきた。どうやら博麗神社の裏の森の中だったようだ。

「おーい!!誰かいないのか~!!」

博麗神社に向かって叫ぶ。

「誰もいないぜ~!!」

と、返ってくる。

「親切にどうも~!!」「いいってことよ~!!」「.......ちょっとまて...誰かいるじゃないか!」

声の聞こえた方に走る。

襖を勢いよく開け、中を確認するが...誰もいない。

確かに声は聞こえた...なら誰かいるはず...

「何か悩み事でもあるのか?俺で良かったら聞いてやるが?」「それはありがた.....」

後ろから声が聞こえる...

「侵入者は.....殺さないとなぁ?お前もそう思うだろ?」

後ろにゆっくりとふりかえる

そこには顔中火傷まみれで帽子をかぶり、シマシマのセーターを着た薄気味悪い男が立っていた...

「.....見たな?」

咄嗟に危険を感じ後ろに飛ぶと、今まで浮かんでいた場所が切り裂かれる。

なんと奴の右腕は義手で、その先にはいかにも切れ味が良さそうなナイフが付いていた。

「.......スクアーロ?」「フレディだ!!あのフレディ・クルーガーだ!!!!」「.......やっぱりスクアーロ?」「.......そうか...俺様を知らないのか.....なら教えてやる...」

と言い、フレディ・クルーガーとやらは目の前からいなくなった。

「悪夢の支配者!!このフレディ・クルーガー様の恐ろしさをな!!」

いなくなったフレディの声が上から聞こえてくる。

「お前はこの博麗神社に無断で入った上に襖までぶち壊した!それがお前の敗因だ!!」

フレディが上から降ってくる。避けようと後ろに飛ぼうとすると、足に何かが引っかる。

「んなっ!?」

足元を見るとさっきのセーターを着た腕が床から生え、上海の足をガッチリ掴んでいた。

「逃げられると思うなよ!!」

フレディがすぐ頭上まで迫っている。咄嗟にランスを上に向ける。

 

[グシャ!!]

刺さった感触がランスを伝って分かる。

「やったか!?」

ランスに刺さったフレディを確認する。

恐る恐る動かなくなったフレディを小さな指でつつく。

「.....死んでる...のか?」

一体何だったんだ...フレディ・クルーガー...どこかでまた戦うことになったら次は負けるだろうな...

「.....とりあえず他の所も探すか...」

と呟き、後ろを振り返り歩き出す。

「いつから俺が死んだと錯覚していた?」「( 'ω')ファッ!?」後ろを振り返る。が、死体はそのままだ。

「.....化けて出ないでくれよ...お化けとか苦手なのに.....」「そりゃいいことを聞いたな!!」

突然床に引きずり込まれる。必死に抵抗するが、引っ張る力は緩むどころか強くなる。

「うわぁぁぁ!!離せ!!離してくれ!!他の誰かを呪ってくれぇぇ!!」

と叫びながら、床にランスを刺しまくる。もちろん手応えは無く、完全に引きずり込まれてしまった。

 

上海が引きずり込まれた所にはポッカリと穴が空き、そこから血が勢いよく吹き出していた。上海のその後を知るものはいない.....

 

「グァァァァァァァァ!!」

汗まみれになりながら飛び起きる。

周りを見ると昨日寝たのと同じ場所だった。

「ハァ...ハァ...一体何だったんだ...そうか.....夢だったのか...人形でも夢を見るんだな...」

上海は安心し、ベットに倒れ込む。

「へっ!所詮はスクアーロの偽物って訳か!!」

「ならもう1度やってやろうか?」

どこからともなくフレディの声が聞こえる。

「申し訳ございませんでしたぁぁぁぁぁ!!」

急いで土下座する。

「.....まぁ、いいか。くれぐれもこのフレディ・クルーガー様の名前を忘れるなよ!!」

そう言うと上から血まみれのナイフが1本自分の目の前に降ってきた。

「.......もう1回寝よう...」

次に起きてた時にはフレディ・クルーガーの事などすっかりと忘れていたとさ。




...何だかフレディの特徴を活かしきれていないような気がする...
と、と、と、とりあえず人生初のコラボと言う事で目をつぶって頂ければありがたいです。
私も[東方悪夢男_フレディ・クルーガーが幻想入り]を小説を投稿する前から読んでいたので、今回のコラボを持ちかけられた時は涙が出るほど嬉しかったです。
改めまして恐竜ドラゴンさん、コラボして頂きありがとうございます!!

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