さぁ、今回も地霊殿編です。しばらく...と言うか結構続きます。
上海可愛い
[喧嘩街]
「トウッ!!」と言う掛け声とともにどこかから桶に入り覆面を被った変人が飛び降りてきた。
「えっと...あなたがチャンピオンキスメさん?」「いぃぃぃかにも!!!!私がチャンピオォォォォン!!キスメだ!!!!」と言い両腕を天に掲げ、両腕でガッツポーズを作りドヤ顔を決めた。決めポーズにしてはダサイな。
「...じゃあ急いでるので。」と言い逃げようとすると「ちょっと待て」と言う声とともに私の小さな体を鷲掴みにしてくる。
「小さき挑戦者よ!私に挑戦しに来たのだろう?私はどんな者の挑戦も受ける!」「いや、挑戦とかしてないので」「ここに転がっている奴らの仲間になりに来たのだろう?」ここに転がっているのは、全員この変人が倒したのだろう。そう考えると強そうだ。
「いや、他にも行くところがあるので」「観光がてら挑戦していきなよ~!!小さな挑戦者~!!!!」「そうだよ(便乗)観光ついでにやって行きなよ!」こいし様...あなたはこっちの味方じゃないんですか?
「やっていきなよ~!!金は取らないから~!!」金とる気だったのか?「て言うかこいし様はどっちの味方なんですか?」「え~...こいし様って呼び方やめてくれたら味方してあげる!」「仕事をするからには雇い主の妹は様付で呼ばないと...」「え~...私達友達でしよ~?せめてちゃん付けで呼んでよ~」「くっ.....わかりました...こいし...ちゃん...」ちゃん付で呼ぶのは慣れてない...大体様か、さんだから呼びなれてないのだ。
「えっと.....私を忘れてないですか.....?」すっかり忘れていた。まぁ、別に忘れて困るものじゃないだろう。
「キィィスゥゥメェェ?仕事サボってぇぇぇ.....何しているのかなぁぁぁぁ?」地獄の底から聞こえてくるような声が響いてくる。
「え?え?どこ?ヤマメ?私はちょっと休憩に...」「休憩ぃぃぃ?休憩で4時間も仕事をすっぽかす奴がいるのかなぁぁぁぁ?」どこからともなく蜘蛛の糸が飛んでくると、桶の変人に絡みついた。
「ちょ、ちょっと待って?まだ挑戦者が...」「さっきから話を聞いてたけどそっちはやりたくなさそうだったよぉぉぉ?さぁ、キスメ。さっさと戻るよ!!!!」「嫌だぁ!!やめろぉぉ!!死にたくない!!死にたくなぁぁぁい!!!!もうお絞りを作り続ける仕事は嫌だぁぁぁぁ!!!!」そんなことを叫びながらチャンピオンキスメは、蜘蛛の糸に引っ張られていった。
あの姿はまさしくチャンピオン(笑)だな。
ヤマメですか(笑)
キスメの扱いが酷い?お絞りを作るのは大事な仕事なのだから仕方ないじゃないか。
やっぱり今回はネタを詰め込みすぎた気がします。たまにはこんな回があってもいいんじゃないかな...
それではまた次回...