今回は予告どうりバトル回になりますが、風邪なので文章がいつも以上におかしいかも知れませんのでそこんとこ宜しくお願いします。
上海可愛い
上海は目の前の敵に集中する。奴の何本も持っている剣たちで切られれば一溜りもないだろう。
「いざ!」と言い奴が飛びかかってくる。ひらりと避けると奴は商品棚に突っ飛んでいった。このまま行けば前のように、上手くいくのだが…
奴は商品棚をすり抜けていった。まぁ、亡霊なら当然か。だが、商品棚をすり抜けると奴がどこに行ったか分からなくなってしまった。多分外だろうが、こっちからじゃ奴の姿は見えない。
カタカタと商品棚の一部が揺れると、そこから奴が飛び出してきた。
奴が剣を振るった瞬間、ランスでいなす。パチュリーさんに強化してもらっていて助かった。
奴の剣の軌道は変わり、置いてあった壺に当たる。壺が綺麗に真っ二つになる。相当切れ味がいいのだろう。
奴の体に突きを放つ。だが、奴の体をすり抜けて置いてあった謎の箱に当たる。後で聞いた話しだが、その箱は[ぱそこん]という名前らしい。
どうやら奴の体は攻撃を放つ時だけ実体化するようだ。
奴がまた店の外に出る。次はどこから来るのか、と身構えていると天井から音が聞こえてくると同時に奴が落ちてくる。
「その首貰った!!」「それはこっちのセリフだ!!」すかさずランスを上に構える、と同時に[じぇっと]を起動する。
凄まじい音を響かせながら[じぇっと]が炎を吹き出す。恐ろしい程の力で上に引っ張られる。これが[じぇっと]か...
奴の頭にランスが当た.....らずにすり抜ける。
「馬鹿め!!貴様がこの隙をついてくるというのは予測済みだ!!」そう言って奴は床に消えていった。
走り出した[じえっと]は止められない。天井に勢いよくぶつかる。今までならぶつかって「痛てぇ...」で住んでいたのだが、[じぇっと]の勢いで天井を突き破って天井裏にたどり着く。そこで[じぇっと]が止まる。外まで飛ばなかったのが幸運だった。
屋根裏は物置のようになっており、色々な物が転がっていた。何か使えそうな物は無いかと、探していると小さなお札を見つけた。これなら何かに使えるかも知れないと思い一様持っておく。
下に行くと霖之助は動かず同じところにいた。
奴はどこに行ったのかと周りを見渡すと青銅の剣だけが無くなっていた。
「あの剣はどこにやったんだ?」と聞くと「さぁ?」とだけ霖之助は答えた。
「あの骸骨はどこだ」と聞くと「.....さぁ?」と返してくる。どこに行ったかきっと知っているだろうが言わないだろう。明らかに霖之助の様子が違うからだ。
「霖之助さん、今日の売上は?」と試しに聞いてみる。
「君は何を言ってるのかな...そんなことよりあの骸骨は探さないでいいのかい?」と言って座っていた椅子から立ち上がった。
「そう言えばさっきあの剣はどこにやったのかって、聞いてきたよね?その答えを教えてあげるよ...」と言い机の下に手を伸ばす。
「あの剣は...今君を切り裂いているよ!!」と言い机の下に仕込んでいた剣を上に振るった。机を真っ二つにしながら私に迫ってくる剣をサッと横に避け、霖之助に向かっていく。
「どうせ乗っ取られたんだろ!!叩いても問題ないよな!!」と叫び脳天にランスチョップを叩き込む。可哀想なんて思わない。こっちに剣を向けた瞬間敵なのだ。
すると凄まじい叫び声と共に奴が体から飛び出した。やはり乗っ取られていたようだ。
抜け出した瞬間を逃さないようにすかさずお札を投げる。上手く当たり、奴は勢いよく天井に顔から突っ込んで行った。
[ガンッ]と鈍い音が響き落ちてくる。そこにランスで突っ込む。
今はお札の力で実体化している。なら打撃が聞くだろう。[じぇっと]を起動し勢いよく突っ込む。奴の骨の間に引っかかり、奴を持ち上げながら進んでいく。突っ込んだ先には.....
気絶から起き上がったばかりの霖之助が居た。
「喰らえぇぇぇぇ!!」目一杯の怒りを込め、霖之助に突っ込んでいく。
「え?ちょ、待って...」
当たると同時に霖之助のメガネと奴の骨が砕け散る。これで暫く起きられないだろう。(2人とも)
「ふぅ...いい仕事をしました...」額に付いた汗を拭う仕草をして、一息つく。
ふと外を見ると吹雪が止んでいる。あの骸骨が起こしていたのかは知らないが、とりあえずこれで帰れる。早く紅茶を持って帰らなければ...きっとお嬢さまが、待っている.....
いや~、結構長くなってしまいました。
香霖堂編は次回で終わりかな?
紅魔館編の後の行き先がなかなか決まらないので、[活動報告]にあるアンケート(ほぼ募集)に行ってほしい所を書き込んでいただければありがたいです。
それではまた次回...