上海人形家出禄   作:ルシャルシャ@黒P

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今日はこれでおしまいです。ちょっと疲れてしまったので今日はゆっくり休みます。
ほぼ非日常...

上海可愛い


十一体目 上海とむきゅん

[紅魔館地下 大図書館]

「あら、ランスならもう出来てるわよ?」「ありがとうございます」今私は紅魔館地下の大図書館にいます。目的は主に2つ。ランスの修理と、お嬢さまのお使い。

[数時間前]

お嬢さまの元へ咲夜さんを引きずって行くと。驚かれずに「大丈夫だった?」と冷静に言われた。何があったのか知っているような口ぶりだったのできっとナイフが当たらなかったのは、きっとお嬢さまが能力を使っていたからだろう。だがいちよう一連の事は話した。すると「まずはパチュリーの所へ行って、咲夜を連れて行って咲夜の状態を聞いてきて頂戴?ついでにそのランスも直して貰いなさい」ちゃんと雇っている人のことも気遣える。こんな素晴らしい人はあまりいないだろう。「では行ってまいります。」「あ、咲夜は出来れば引きずらないでもらえる?痛そうだから...」あ~聞こえない聞こえない。

[そして現在]

しばらくたったらまた来てちょうだい。と言われたので、10分ほど図書館を歩いたあと来てみれば...完璧に直ってるじゃないか...やっぱり魔法の力ってスゲー。「それで咲夜の状態だけど...」10分で終わるのか?「今は何とも言えないわね...意識がまだ戻ってないけど、多分明日には起きてるわ。あなたそんなに強く殴ったの?」あ~すっごい図星...「シャンハーイ...」「そう...あ、そうそうランスにちょっと仕掛けを付けておいたわ。手元の持つ部分のボタン、押してみなさい。」ポチッ!!っと押した途端ガシャゴン!!と言う機械らしい音をたてながらランスが少し変形した。ランスの突く部分の後ろ側、広がった部分から輪っかの様なものが飛び出した。「これはいったい...?」「それは外の世界の[じぇっと]と言うらしいわ。ちょっと改造してボタンを押したままにしていると[じぇっと]が火を吹いて、前に進むようにしておいたわ。スピードは出るようにはなっているけど途中では止まれないから気をつけてね?」なるほど、それは大層なものをつけてもらえた。「さぁ、お礼だけど何にしようかしら...」お礼はちゃんと取るようだ...「シャンハーイ...一つ依頼を無料で受けましょう...」気は進まないけど...「名案ね。なら一つ依頼をしましょう。そうね...でもあれは小悪魔でさえ出来なかったし...」何か依頼はあるようだが...「’何でも,です。何でも一つ依頼を受けましょう...」「.....なら一つ...依頼を頼みましょう...私の無くなった指輪を探して欲しいの...」指輪?「この前ふと気づいたら無くなっていたの...多分魔理沙が盗って行ったと思うんだけど...聞いても知らないと言うの...」まさかあの釣り人からふんだくっ...報酬として受け取った...「この指輪ですか?」指輪を取り出す。「え?それ!それよ!何であなたが持ってるの?」これだったのか...貰っといてよかった...「湖で見つけました。」「そう...きっと魔理沙が盗って行った本に引っかかって、湖に落ちたのね...ありがとう...この指輪はとても大切な人からもらったの...ありがとう...」と言い、指輪を見ながら涙を浮かべる。とても大事なものなのだろう。「このお礼はどうしたらいいのか.....」「これは私のランスのお礼ですから。あなたからお礼は受け取れません」キッパリと言ったが、まだお礼をしたいと言う。別の方で面倒な人だ。「えっと...じゃあ私をいつでも危ない時は助けてくれますか?」それが1番いいだろう。「分かったわ...それ以外に何か出来ることはある?」やっぱり面倒だ。「それじゃあいつでも本を貸してくれますか?」「それだけでいいの?他に何か...」「その時はその時頼みます。」「.....分かったわ.....あ、そうそう。1度レミィに咲夜の状態を伝えに行ってくれる?咲夜は大丈夫。明日には目を覚ますって。」「分かりました」切り替えが早いな...さぁ、伝えに行かなきゃ...




今回は指輪が役に立ちました。結構あの釣り人は重要な人で後々登場させる予定です。
さぁ、次回の内容は未定です。頑張ってアイデアを出さなきゃ...
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