吸血鬼とバトル!!
レールガン!!
ばしゅっ☆ごぉぉ☆
大勝利!!
捕☆縛
上海可愛い
お腹に空いていた穴はすぐに塞がり、吸血鬼は直ぐに意識を取り戻した。が、身動きは取れない。口以外をロープでぐるぐる巻きにしておいたからだ。
「...こんなロープ程度でこの私を「衣玖さん」
私の合図と共に衣玖さんが電撃を放つ。
吸血鬼は電撃をまともに喰らい、口を閉ざす。
目配せをし、電撃を止める。
「.....痛い、やめろ。電気は嫌いだ」
「こんな事になった原因はあんたにあるんだけどなぁ?」
「そうですね...確かにそちらから襲ってきましたものね?」
「え?...背後に回っただけなのだ「衣玖さん」
電撃を喰らい吸血鬼が身を攀じる。
さっきより少し遅めに電撃を止める。
「この私に人権は無いのか!?」
「吸血鬼に人権ってあるのか?」
「.....ない...」
「えぇ...仮にも吸血鬼だぞ?この私は仮にも吸血鬼だぞ!?」
「総領娘様に刺客を向かわせたのはどこの吸血鬼でしたっけ?」
吸血鬼は口を閉ざす。そしてため息を一つ。
「分かった...何が欲しい...金か?権力か?家か?それとも世界の半分か!?」
「強いて言うなら.....金...いや、情報?」
「情報...一番高いものを要求するな?何の情報が欲しい」
「全て。」
「まずはあなたのお名前、素性等からお願いします」
衣玖さんがフォローを入れる。さすがに’’全て,,はアバウト過ぎたか。
吸血鬼は静かに自己紹介を始めた。
「この私の名前は先刻も言った通り。ヴェルヘル・ディルヴァルム。吸血鬼だ。」
そう言いながらディルヴァルムは閉じていた目を少し開け、頭を軽く振り金髪を軽く靡かせた。
ディルヴァルムの目は澄んだ緑色をしている。
「なるほど...では私達を襲った。その目的は?又は動機は?」
「妖怪の賢者に頼まれたからだ」
「もっと詳しく」
「地上にな。楽園を作るんだと。その為には天界の土地が邪魔になると。」
「そんな勝手な理由で...」
衣玖さんは顔を伏せ、下唇を噛む。
そんな衣玖さんを見ても悪びれもせずディルヴァルムは続ける。
「私は邪魔な者を片付ける役を与えられた。そんな役はこの私がやるべき事ではないと言ったのだがな...あれだけの大金と土地を与えると言われたら流石のこの私でも折れる他ない。」
「金に釣られた駄目吸血鬼...」
「そこの小人、口を慎め。この私がその気になればお前の存在を消す事もできるんだぞ?」
「事実じゃん.....衣玖さん!」
「は「やめろ!!電撃はやめろ!!」
突然声を張り上げたディルヴァルムに皆動きを止める。
そしてディルヴァルムは’’また,,ため息をついた。
「分かった...この私が悪かった.....」
「それ衣玖さんに言ったの?それともルーミアに言ったの?」
「ん?永江衣玖に言ったのだが?」
「じゃあルーミアにも謝って」
「何故だ?私が何かしたか?」
「蹴った。後私たちを襲わせた。ついでに言うなら私もやられたから謝って。」
「えぇ.....」
「.....そうです。謝ったら...永遠に従うと誓うのです...」
「むぅ.....」
「さぁ早く。私も早く帰らないと総領娘様が寂しくて死んでしまいますから。」
「断る」
ディルヴァルムはロープを’’消滅,,させ、立ち上がった。
「お前達に言う事などもうない。情報もたっぷり与えた。という事で失礼する。」
そう言いながらディルヴァルムは背中から宝石のような羽を広げ、羽ばたき飛び去った。
撃ち落とそうと攻撃するも、全て効果が見られなかった為、早々に切り上げた。
もっと頑丈なロープにすべきだったか。
こんな色...でしたよね?まずは皆さんお久しぶりです!!サタンです!!え?誰.....だって!?酷いです!!え!?私が喋れるのもあと少し!?そんなぁ...作者なんですから何とか...え?疲れた!?そんな理由で!?えーっと...皆さん!!また次回もよろしくお願いします!!後私のことも忘れ(