遊戯王ってバーチャルだね!   作:ROXAS²

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いやー、しまった。
説明だけってダメなんですね・・・
もうちょい気をつけよう。

後書きの赤き竜の説明を変更しました。


プロローグ
転生


「あー、うん。ようこそ、死者の都へ!」

 

・・・何言ってるんだ、コイツ。

 

「あー!今、コイツ何言ってるんだ、って思ったでしょ!?」

 

当然だろ。いきなり目が覚めたら、死者の都へようこそ、なんて痛い事言ってる奴が目の前に居たんだ。精神を疑わない方が可笑しい。

 

「うわー、無いわー。神様の精神を疑うなんて、トンだ罰当たりね。」

 

うん。やっぱ可笑しいな、コイツの精神。

どうしたら自分を神様と躊躇無く、当たり前の用に言えるんだろ。いや、そんな事言う奴もいるんだろうけど。

後、何で俺の考えてる事分かるんだろ?

 

「お、よくぞ聴いてくれました!私はあなた達の言う神様、その内の一人でね。転生の任を任されているんだ。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・は?

 

「おぉう、驚いてるねぇ~!うんうん。いい顔だ。」

 

今、何て言った?転生?イヤイヤ、ナイナイ。

普通、二次創作の神様でも、転生させる相手って、善人とか、神様のミスとかだろ?コイツの様子からすると、自分のミスとは考え辛い。

 

「あぁ、うん。ミスはしてないよ。酷な事だけど、君の寿命、死ぬ時は最初から決まっていた。その上での転生だ。」

 

更に分からなくなってきた。

どういう事なんだ?

俺の死は、ミスとかそんな事は無しで、ただ決まっていた事だったんだろ?

善人?馬鹿言え。俺はどこぞの正義の味方みたいに人助けなんて自分からは殆どしてない。

なら、問題は無い筈だ。

 

「あぁ、君が善人でも無いのは把握しているよ。君は運が良かったんだ。」

 

・・・運?

 

「そう運だよ。実は、神様にもノルマが有ってね?」

 

ふむ。

 

「転生のノルマは、君達の住む世界での1日の間に、善人を何人か転生させる事なんだ。」

 

ふむ。

 

「でね、ちょっと問題が有ってねぇ・・・」

 

ん?

 

「その、善人の何人かが転生を断っちゃって・・・」

 

は?

つまりは、ノルマ達成出来ないから転生してくんないって事?

 

「うん!いやぁ、話の分かる奴は良いねぇ~!」

 

・・・何だろうか、俺の神様像がマッハの速さで崩れていく。

大体、そんな事は他の神様に報告すればどうにでもなったのでは?

 

「ちょっとね・・・、この前報告書を作るの面倒だから、虚偽を書いちゃってね?それで少し信頼が・・・」

 

オイコラ自分の問題じゃねぇか

 

「いやぁ~ゴメンね~・・・、サボってる訳じゃないんだよ?ただ、すこ~し疲れたから休憩してただけなんだ。」

 

それをサボってるって言うんだよ!

 

「ふぅ、まあ、今説明した通り、君は転生出来る。どうする?」

 

別に良いけど?あ、でも殺し合いが頻繁にあるような世界以外でとか出来る?

 

「うーん、人間以外に転生しても良いならあるっちゃあると思うけど・・・石とかでも良い?」

 

あ、いや、良いです。はい。人間でお願いします。

そうだよね。人間なんだから殺し合いは頻繁にあるよね・・・

仕方がない事だったか。

 

「んじゃ、君の楽しめそうな場所。娯楽に満ちた場所はっと・・・」

 

駄女神様が何処からかオーブを出して、調べ始める。

うん、少し神様っぽい。

今までの感じで余計にそう見える・・・

しばらくして、神様はこちらを見てきた。

おっ、見つかったのかな?にしては何か気だるそうな目をしてるな・・・

 

「うん、遊戯王の世界で良いよね?良し、君は遊戯王について良く知ってるみたいだし説明は要らないよね?じゃあ転生の準備をしよう。」

 

・・・ちょっと待て

何だその説明めんどくさ感。説明しろよ。

 

「えー・・・、しないと駄目?」

 

駄目だ

 

「はぁ、世界は遊戯王VRAINSだ。君は高校生で、両親は居ない。OK?じゃあ、準備して?」

 

・・・おい、なんでVRAINSなんだよ。

ろくに知らないんだぞ。もっと教えろ。

 

「他の転生者で他の遊戯王の世界は一杯一杯なの!面倒だからこの子と頑張って?大丈夫、この子が一緒に居ればどうにでもなるって!ホラ、俺Tueeeとか?出来るって!」

 

そう言って渡されたのは5Dsに出てきた、タクシーこと赤き竜。

 

『オオォォォォンンッ!!』

意訳:ふざけるなぁ!

 

うん。怒ってるねこれは。確実に。

気のせいか、体の色がもっと赤くなってる気がする。

 

「それじゃあ、頑張ってね~。こっちも応援してるから~、あ~あ、やっと終わったぁ~。あー、けど報告書有るのか・・・めんどくさ・・・」

 

え、ちょ、おま

体が浮かび上がり、徐々に体が粒子となって消えていく。

隣に居た赤き竜はカードになっていくのが分かる。

 

「君の生前の持ち物や必需品は送ってある。君の個人情報もね。バックの中はかなり広い空間になってるから、君のカードとかは全て入っているから安心して。それでは頑張りたまえ。」

 

意識が遠退いて行く。

不思議な気持ちだ。

 

「へぇ~・・・転生って、こんな感じなのか・・・」

 

そう呟き、有馬は完全に意識を失った。

 




主人公
名前:アリマ レン
   有馬 蓮
アカウント名:The user
性別:男性
年齢:16才
性格:面倒くさがりでいつも眠たそうにしている
所有デッキ:エグゾディア(ネタ)、覇王眷竜搭載型魔術師(ロマンに溢れている)、方界、青眼、巨神竜、HERO召喚獣、ラー(ただし使う可能性は0に近い)、星杯
特徴:髪は黒で目も黒、肌は白く少し影が薄い。また、コンマイ語を使う度、他の人に何言ってるか分からないと言われる。自分の言いたい事を伝えるのが兎に角下手。ただし、それなりにコミュ力はある。
転生前はネタデッキを良く作っており、ガチデッキではなかなか良い発想は出ないが、ネタデッキでは良く出てくる。
プライドは皆無で、親しくなった人には良く否定的な意見を出して相手を不快にさせる。
嫌いな物はとことん嫌うが、好きな物の為ならとことん頑張る。
転生先では両親は事故により既に他界しており、生活を支えてくれている麻由さんにあまり面倒を掛けさせない用に様々な方法で負担を軽くさせようと奮闘している。
本当に原作知識はほぼ無く、転生しても神様の手抜きで原作知識は貰えなかった為、いきなり転生して周りの環境にしばらくはついて行けなかった。
アカウント名のThe userは利用者という意味で、遊作のPlaymakerのmaker、作成者を意識した物。
特に意味はない。
尚、カリスマ決闘者がいる中で、エンタメ決闘者を演じてみたいと思っている。
好きな物:布団とカード、デジタルゲーム、辛い料理
嫌いな物:勉強、運動、アニメ効果、特別甘い物
許せない事:自分に害の及ぶ事、世話になっている人、友人に害の及ぶ事
今の所、ヒロインは未定。
また、デッキも増えて行くので、増えしだい更新予定。

赤き竜(アルティマヤ・ツィオルキン)(ケツァルコアトル)
有馬の精霊。
アニメ版の方なので、比較的温厚で優しい。
テレパシーを使えば話す事が可能。
ただし、マスタールール4的に出しにくい。
神様が手抜きする際に、「面倒だからこの子と頑張って~」と言われ、有馬のサポートを任された。

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