無目的な旅人達   作:ザワールド

7 / 10
サブストーリーです。


第7話

榛葉料理店(はるばりょうりてん)

 

個人経営でさほど忙しくは無い、とは言え夕方頃からはそれなりに人が入ってくるそうだ。

 

丁度人員募集をしていたので、ここで働かせて貰っている。

 

「兄ちゃん達が居てくれてホント助かるよ」

 

「そうだね〜ホント助かる」

 

ここでは仕事場のマスターとその奥さん

 

面接もしてくれた人達だ。

 

共働きだそうで、作れるのはお惣菜や決まった定食、

 

オカズ等手間があまり掛からない物が多い。

 

ガゼルとヒイロは料理は手慣れているので、ここではなくても良かったが、

 

訓練所等に行く時間など、時間を有効に使いたいのでここに決めた。

 

ガゼルやヒイロは料理の仕込み、揚げ物や焼き物等を担当し、

 

マスターと奥さんは主に接客で焼き物等を担当。

 

お店自体はそこまで大きくない小料理店だ。

 

お客さんも固定客が多いせいか、これといって問題はなく料理が運ばれて行く。

 

「なんだマスターと、はるば奥さん2人して接客た〜良いアルバイト雇えたんだ」

 

「そうなんだよ〜、いきなり厨房任せれるなんて、そうそう居ないから楽できるよ」

 

「2人入ったんだけど2人とも筋が良いから・・・」

 

 

 

厨房の中

 

「ガゼル結構俺達あてにされてるんだな」

 

「だね、漬け込みや焼き物位だけなら俺達でも楽だしね」

 

「もう私もやくにたってるじゃない〜!」

 

イズノメ様は今厨房の所には居ないが店はそこまで広くないので

 

お店の玄関とレジ付近で待機中だ。

 

少しの距離なら離れられるという事で、マスターに頼んで目立たない所に神石を置かして貰った。

 

お客さんが店に入ったら即俺達に伝達、

 

メニューも、マスターや奥さんがオーダー入る前に

 

相手の会話を聞いたりして既に準備に取り掛かったり、

 

お客さんと喋っているマスターや奥さんがレジにお客さんがいることに気が付かなくても

 

イズノメ様が知らせてくれるので、ありがとうございました!と言うと直ぐにマスターか奥さんが

 

レジに行ってくれる。

 

 

今回ばかりはイズノメ様は凄い役に立っていた。

 

「エッへん!私もやれば出来るでしょ!」

 

「ああ、凄い役に立ってるぜ!」

 

姿形は可愛いと言いたいが、いかんせん小さ過ぎるのと他の人から姿が見えないのが欠点か。

 

等身大で姿が見えてれば看板娘もとい看板女神になれただろうけど。

 

あまりにもスピーディに事が運ぶので次の日の仕込みもすぐに終わった。

 

時給8百ゼニーだったが、翌日から9百ゼニーに変わり

 

週4日出ることになった。夕方6時から夜11時まで。

 

営業時間AM11時~PM2時 PM5時~PM12時

 

 




色々と手を付けて書いています。

オリジナルやってみて結構難しく感じます。

けど面白いので、最後まで完成させたいな〜と思っている今日この頃です。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。