無目的な旅人達   作:ザワールド

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4話です。


第4話

漁港都市エーゲデン

 

ここでは各国の色々な魚が集まって来る有数の漁港都市の一つである

 

うちの村も行商人経由で取引をしている所だ。

 

俺とガゼルと女神イズノメは宿泊場所を見つけて一段落していた。

 

「ガゼル着いたは良いけど、この先の事考えて無かった」

 

「俺もそうだな〜・・・」

 

「外見に行こうよ〜!」

 

「・・・まあ考えててもしょうがないか、

 

イズノメの言う通り外に出て散策ついでに情報集めすっか」

 

「了解〜」

 

「やったね〜!」

 

とは言ったものの田舎者と何も考えて無さそうな女神では、何が何処にあるのか分からず、

 

商店を見つけて、この都市の案内所を探した。

 

幾つか分かったことだが、この都市で勝手に釣り狩りをしてはいけない。

 

やるには許可と一年間はここに居住してなくてはならない。

 

等、結構と言うか、かなり制約が厳しく、どうしようか?と考えていると

 

この辺りでなら住み込みで働けれる所、と言ってきてもらった。

 

「ヒイロどうする?」

 

「どうするってたった2日旅してここで永住ってのはあんまりだ」

 

「うんうん」

 

「とりあえず情報は手に入れたから一旦戻るぞ」

 

「「分かった」」

 

 

ヒイロ宿泊地

 

 

色々と話し合ったが生活費も基盤も無いので、仕事を探す事にした。

 

魚市場

 

「おーい新人2人手伝ってくれ。」

 

「「ハイ親方!」」

 

「お前ら筋いいな、どんどん覚えてガッツリ稼ぎな!」

 

 

「ガッツリやります!」

 

ヒイロ宿泊施設

 

「そこの新人1人人魚さばいてくれ、もう1人は肉を切ってくれ、いつも通りで頼むよ!」

 

「「ハイやっときます!」」

 

朝から魚の搬入の仕事や夕方からの宿泊施設の調理に携わって仕事をしていた。

 

元々慣れてるから、すんなり仕事に入れて順調に給料を稼いだ。

 

 

なんだかんだで、慣れてきた頃に。

 

「結構慣れたし、お金もある程度稼いだね」

 

「そうだな〜」

 

もう4ヶ月はそうしてただろうか。

 

朝からの仕事と宿泊施設の宿泊代の代わりに料理等で補い

 

結構貯まっていた。

 

そして今日もいつもと変わらず仕事場に行こうとしていたら

 

周りがざわついていた。

 

「おーいお前達来てたのか」

 

「親方どうしたんです」

 

「稀にくる海龍がずっと沖の方で見掛けたらしいんだよ、そうそう無いんだけどな、

 

襲われるってことは無いのだが、海龍の生態はまだよくわかってねえんだ。

 

たまたま襲わないだけなのか、自分のテリトリーじゃないからなのか。

 

ただ2人には悪いが仕事の量が減るから、解雇って形になる」

 

ええええ!

 

「こういう時もあるから、この解雇証明書を持ってこの都市のギルドに見せなさい

 

たくさんは出ないがお給料は出る」

 

 

 

ヒイロ宿泊施設

 

こちらも海龍騒ぎが起こり同じように解雇証明書を渡され、ギルドに見せに行った。

 

 

 

「ヒイロどうするか…」

 

手元にあるお金は150万ゼニー

 

解雇される原因はこの都市に完全に住んでる事ではないのが1番の原因との事。

 

「だから制限が厳しいんだな」

 

「どっか行こうよ〜イズノメ飽きた」

 

「お前はなんにもしてないからな飽きるわそりゃ」

 

「ぶ〜いじわる」

 

「でもさ、ここに居てもしょうがないし、お金もある程度貯まったから中央都市行かない」

 

「そうだな!行くか!けど行く前にギルドに行って中央都市ギャリシャの情報聞いてこよう」

 

「よーし行こうよ〜!」

 

「「おおお!」」

 

ヒイロ達はギルドに行き、中央都市ギャリシャに向かうのだった。




続け様に投下です。

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