--紅魔館前--
咲夜「着いたわ、ここが紅魔館よ」
彼女が案内してくれたのは、予想通りあの真っ赤な館だった。
しかし、門を開けるとそこにはとても綺麗に整備された庭があった。
DIO「…いい庭師でも居るのかな? とても綺麗に整備されているじゃあないか」
???「お褒めに預かり光栄です、ですが私は庭師ではありませんよ。お客様」
後ろからの知らない声、声のした方を振り向くとそこには中華服を着た女が‥てかここには女しか居ないのか?
人里でしか男は見てないぞ!?
咲夜「…珍しいわね、貴女が起きてるなんて--美鈴」
どうやらあの中華服は美鈴と言うらしい。覚えておこう
美鈴「あらら…酷いですよぉ咲夜さん、私だってそこまで禍々しい気を感じたら流石に」
気? 何だそれは‥あれか溜めたら空飛んだり、気弾撃ったりできるのか? ヤサイ人のお友達のクリリソみたいに?
クソッ! そんなものがあるならもっとあいつ(慧音)の説明を聞いておくべきだったかッ!
咲夜「そう…」
それにしても‥完全に警戒&敵対ムードだな。
ううむ、承太郎から教えてもらったタバコのあれやってみるか?
この空気を変えられるかもしれないしなァ…
美鈴「咲夜さん、気を付けてください…この人想像以上にヤバイです」ボソッ
咲夜「えぇ…分かってるわ」
あ、今タバコ持ってないじゃあないか。
ちょっと待て、タバコだけじゃあないッ!ナイフもないじゃあないかァッ!
これはマズイな…遠距離の攻撃手段がかなり減ってしまった。
うぅん…念じたりしたら出ないかなァ?
…ナイフよ…出ろォ、出ろォ! ………出た。
咲夜「それではお客様、どうぞこちr…そのナイフは?」
あ、ヤバイな 勘違いされた。
それよりもナイフが念じたら出るってどういうことだ。
取り敢えず言い訳でもして、一時的に穏便に…
殺るなら一気に殺ったほうが楽だからなァ。フッフッフ…
DIO「…武器のチェックだ」
咲夜「失礼ですが…預からせてもらっても宜しいでしょうか?」
DIO「あぁ、構わんよ」ナイフテワタシー
咲夜「あ、有難うございます?」
DIO「何故疑問系なんだ?」
咲夜「な、何でもございません。ではお客様、こちらです」
(まさか素直に渡してくるなんて…)
DIO「わかった」
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--紅魔館内部 レミリアの部屋への通路--
咲夜「…」チラッ
(お嬢様にコイツを会わして良いのだろうか…)
「…」キョロキョロ
(ディアボロが言うには確か、こういう館を見たら”中は思ったより綺麗だな“って言うんだったな)
咲夜「お嬢様、お客様を連れて参りました」
???「入りなさい」
咲夜「…失礼します」ガチャ
咲夜が部屋を開ける、そこに居たのは幼女と紫色の服を着た少女…また女。
二人共殺気立っているな…まだ何もしていないだろう…
???「よく来たわねディオ·ブランドー 私の名前はレミリア·スカーレット、ここ紅魔館の主をしている者だ」カリスマー
???「…パチュリー、パチュリー·ノーレッジよ」
DIO「…」
何故…何故こいつらが私の捨てた名を知っているのだ?
解せんな…暫く様子見に徹しよう。
DIO「自己紹介有難う、可愛らしい吸血鬼よ。私については何処まで知っているのかな?それによって自己紹介も変わるのだが…」
レミリア「お前については、あのいけ好かない八雲達から聞いたのよ。私は名前しか聞いてないけどね」
DIO「ヤクモ…確かケーネの言っていた賢者だったかな?」
パチュリー「それで合ってるわよ」
DIO「そうか、では改めて自己紹介しようか。私の名前はDIO
D、I、Oと書いてディオと読む。」
パチュ·レミ「? ブランドーの姓は?」
DIO「昔捨てたんだよ」
レミリア「そう…ねぇ、相談なんだけど」
なんだ?このガキ、さっきからやけに喋りかけて来るな…
何なんだ全く。
DIO「何だ?」
レミリア「貴方…外来人よね」
DIO「そうだが…何か?」
レミリア「吸血鬼を前にしても怯えない精神力、堂々とした風格…貴方何者?
答えによっては、貴方を全力で排除するわ」
まさかあっちから来るとは…しかし好都合ッ!これで戦闘に持ち込んでここの住人の戦闘力の目安としようッ!
もし出来れば肉の芽も植えてみるか…
DIO「フフ…試してみるがいいさ」
to be continued…
中途半端でスミマセン