--紅魔館 食堂--
今、ここには紅魔館のメンバー全員が集まっていた!
理由は単純、DIOが異変についての話をする為なのだが…それを彼女達はまだ知らない。
レミリア「…で? 何なのよ話って」
パチュリー「私も気になるわね、わざわざ全員呼び出したりして…なんのつもり?」
咲夜「そうよ! 私もお嬢様達をお呼びしたけど、理由を聞いていないわ」
こぁ「あわわ…私まで…」
影DIO「……」
(ここには“フランドール·スカーレット”なる者が居る筈…何故このDIOにも隠している?)
レミリア「聞いてるの?」
影DIO「……」
(幻想郷縁起にもデータ不十分と書いてあった、不確定要素は早々に消しておいた方が良いのだがな)
レミリア「…無視する気?」
咲夜「…」
影DIO「……」
(やはりここは紅魔館の人間(?)に直接聞く方がいいかも知れん)
れみりあ「…う~」
咲夜「…」ドォォォォン
咲夜は時を止めた。彼女が時を止めた場合、少し複雑な事になる。
まず、彼女のスペルカードでの静止時間は[5秒間]であるが、スペルカードルールに乗っ取らず能力を行使した場合、彼女はほぼ無制限に時を止める事ができる。
しかし、何故かDIOが
恐らく時を止める方法の違いによる物だと思われる。
なお咲夜が時を止めた場合、DIOの行動時間は最長[7秒間]である。
3部DIO「ッ! なんのつもりだ、咲夜」ギロリ
咲夜「お嬢様を無視しないの! 全く…少しは見直してあげてたのに…」
DIO「…そ、そうか。……ウム、次からは気をつけるからな」
(しまった、全然聞こえなかった…)
咲夜「…っ! まぁ分かればいいのよ分かればっ!」
(え、もしかして聞こえてた!? うぅ…恥ずかしい)
DIO「取り敢えず、時を元に戻せよ」
咲夜「そ、そうね…時止め…解除っ!」
レミリア「と、とにかく私達は反対よ! ただの人間がフランには勝てないわ!」
DIO「…このDIOは、ただの人間ではない」
そう言い残し地下室へ向かう。
後ろからは抗議の声が聞こえるが気にしない…
--紅魔館 地下室前--
3部DIO「…ここが地下だな、血の匂いも濃い」ガチャ
???「おじさん誰?」
そこにいたのは血濡れた服を着て、肉塊の真ん中に立つ可愛らしい幼女だった。
だが、その幼女の瞳に狂気が燻っている事を見逃すDIOでは無かった--
影DIO「私の名前はDIO D、I、OとかいてDIOだ。君の名前は何と言う?」
フラン「私はフラン、ねぇDIO私と遊ぼうよ!」
そう来るだろうな--DIOは内心舌打ちした。
フランが狂気を孕んでいるのは資料からも確認していることである。
しかし、今までDIOは狂気や悪事のタガの外れた人間を束ねていたのだ--故にッ!
DIOはこの幼い吸血鬼の狂気を操ってしまおうと考えたッ!!
影DIO「ああいいとも…たが、少し話をしよう」
フラン「なになに?お話ってどんな?」
影DIO「…君は、自身の心と狂気の心の間で迷っているようだね」
フラン「っ!?」
影DIO「大丈夫だ…迷うことはない、君自身の心を強く持て そうすれば君は自由だ」
フラン「…どういう事?」
影DIO「『狂気』と言うモノは、君にとって…とても恐れている存在なのだろう」
フラン「……」
影DIO「だが、その恐怖--君にとっての狂気を克服すれば…君は自由になれる、と言っているんだ」
フラン「詳しく聞かせて?」
影DIO「ならば聞こう、君は『生きる』とはどういう事だと思う?」
フラン「…へ?そんなの心臓が動いて、自由に動く事…かな?」
影DIO「確かに生物的にはそれであっているだろう」
フラン「生物的…?」
影DIO「要するに間違ってはいない、という事だ」
影DIO「だがッ!おれは『恐怖』を克服することが『生きる』ことだと思う 世界の頂点に立つ者は!ほんのちっぽけな『恐怖』をも持たぬ者ッ!」
フラン「へぇ…」
影DIO「つまり、君はまだ生きれていないのだ…そこで私は君に1つチャンスをあげようと思う」
フラン「なに?私が狂気を抑えられるようになるの?」
影DIO「なに…簡単な事だ、私が起こす異変に協力してもらうだけなのだからな」ニヤリ
フラン「私も戦って良いの!?」パァァァァ
影DIO「勿論だとも、そこで衝動に対する我慢と能力の制御を勉強してもらう。そこで覚えられなければ--また地下室に逆戻りだ、しかし『狂気』という『恐怖』を克服することが出来れば君は自由だ。どうする?」
フラン「…わかった、やってみるよおじさん」
3部DIO「交渉…成立だな」
to be continued…
DIOの哲学を上手く表現できない…こんな駄文になってしまった…
あと長い…
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