あとルミアとグレンは法陣の練習をしてないことになってます。御都合主義ですごめんなさい。グレンがなぜちゃんとした授業をしたのかは後でわかりまふ。
あれから数日経ち、やっと手続きが住みアルザーノ帝国魔術学院に編入という形で入学することになったのだが。
グレン「いや、お前まじで来るとはおもってなかったは」
朝のHRに向かうため俺とグレンは教室に向かっていた
ハチマン「お前のとばっちりだろうがよ…てかまじで自己紹介すんの?てかお前教師として大丈夫なの?」
一番はグレンが教師としてやっていけてるかの確認なのだ。
グレン「最近やっとまともな授業をしてな、まぁ悪くないよ」
ハチマン「最近って1ヶ月近くたってるじゃねーか…まぁそうか、よかったよ」
こいつにもそれなりの心構えが必要だったんだろ、もしくは他の何かに感化されたか。まぁ楽にいけそうだな。
グレン「よしハチマン、ついた。自己紹介よろしくな」
帰りたい…
グレン「というわけで…本日から新しくお前らの学友となるハチマン=ヒキガヤだ。お前らもいろいろあった後だけどまぁ、仲良くしてやってくれ。」
グレンが俺を教室に連れて軽く紹介すると、周りはなんともまぁその、なんとも言えない感じが出てる
「残念ね…」
「顔は中々だが…目が」
おいおい、言葉に出すな。傷ついちゃうだろ!豆腐メンタルなめんな
グレン「まぁとにかくだ、お前らも気になるだろうからとりあえずハチマンに自己紹介してもらう。よろしくな」
やっぱりっすよね、わかってました。ちゃんと先生してて面白すぎた。
ハチマン「ハチマン=ヒキガヤです、よろしくお願いします。」
挨拶と名前をいい頭を下げた。
グレン「……おい、続きは」
ハチマン「終わった」
数秒間の沈黙がつづく。
グレン「名前しか紹介してないだろうが!!てか、名前の紹介は俺が最初にやったっつーの!ふざけてんのかあれか!おまえ!斜に構えてる俺かっこいいか?!いやそんな奴でももうちょっとましな挨拶するぞ!?」
いやちょ、あたまゆれるゆれるゆれる!!やめてグレン先生!わかってた!わかってました!てかクラスの人たちがものすごい目で見てきてるよ!こわいよ!
ハチマン「他になんか言う事あるかよ?」
グレン「なんでもいいんだよ、趣味でも特技でも!とにかくみんながお前のことを知れるようにおまえ自身のことを適当に話せるだけ話しときゃいいんだよ!」
ハチマン「趣味は読書です。」
グレン「もういいや…」
長い学園生活の長い長い1日が終わり今は放課後、グレンに学園の構造ある程度覚えておけと言われたので学園内ぶらぶらしてる。今朝の自己紹介の後、それはそれは忙しくていろんな質問責めにあい、途中からドMに産まれなかったことを後悔していたりした、マジで最近の子の好奇心スゴィょ…
「《廻れ・廻れ・現社の命より・理の円環にて・道をなせ》」
かなり近くから聞こえてきた声、誰かがこっそり練習してるのだろうか
ハチマン「魔力円環陣か、誰がこんな時間に」
問題としては魔術の発動が読み取れなかった事だろうか、しかもあの声クラスの連中にいたような…金髪のぼいんの子。いや母音な、最後の呼び方が「ア」だったはずだぼいんさいきょう。とりあえず実験室と書かれた教室の扉を開けて中を確認しよう、
ルミア「え、ハチマンくん?どうしてここに?」
なんでファーストネームで呼んでるんだこいつ、好きになっちゃうからやめて。
ハチマン「いや、学園の教室の位置とか把握しようとしてな、てかそれよりグレンの許可得てんのか、ここ」
そんな簡単に生徒の個人練習の許可など降りることなどないと思い聞いて見たが「ア」さんは図星をつかれたような顔をしている。こいつ見た目によらずやんちゃやんけ。名前まじで思い出せねぇけど
ルミア「えへへ、どうしても法陣の復習したくて、いつも教えてくれるシスティがいないから今日はもう帰るよ。片付けるね」
ハチマン「いや最後までやったらどうだ。俺もめんどいから先生にチクるとかないから」
ルミア「でも…うまく起動できなくって、どの道、諦めるとこだったんだよね」
ちょっとションボリ気味にいう母音さん、なに、手伝えってか。てかよく見たら水銀足りてねぇじゃねーか。
ハチマン「水銀が足りてないだけだろ」
ルミア「え?」
近くにあった、水銀を手に取り魔法陣にかける。これで多分起動するだろう。さっきの詠唱にも《力》がちゃんとあったし。
ハチマン「これで大丈夫だと思うが」
ルミア「すごい精密にかけるね…まるで機械みたい、ハチマン君ってもしかしてすごい人?」
ハチマン「いやなんで名前で呼んでんだよ…」
いい加減気恥ずかしいのでやめてほしい、うっかり惚れてしまう。ぼいん
ルミア「ダメだったかな…?あ、自己紹介がまだだったね。さっき人が多くて行けそうになかったんだよね。私はルミア=ティンジェル。ハチマン君のクラスメイトだよ」
まるで太陽が笑ってる、そんな印象をうける彼女、だがどこか決意を秘めてるその瞳。どこかで…
ハチマン「お前どこかで…、まぁいい、もう終わったから帰るぞ」
ルミア「え、あ、そうだ!ハチマン君がしてみてくれないかな?見本、というかおねがいできないかな…?」
こいつなかなか、手強い。普通の奴らならここで引き下がるはずなんだが…やれば終わるし引き下がる気もないらしいしやるか。
ハチマン「一回しかやらないからな。《廻れ・廻れ・原初の命よ・理の円環にて・道をなせ》」
その瞬間、法陣が白熱し視界を白一色に染め上げた
ハチマン「まぶちぃ…」
光が収まる。そこに映ったのは七色に光り輝く銀が織りなす、まるで幻想光景。その姿は神秘的で何よりも単純に美しいとしか言いようがない。
ルミア「すごい…今まででみた誰の法陣よりも魔力の光が鮮やかで繊細で力強い…」
ハチマン「これを組んだのはお前だし、素材が良かったんじゃないのか。用事あるから帰るぞ、俺。法陣練習がんば」
もうここにいる理由ないし、てかなんで俺こんなに手をかけてるんだろう。ただ単に似てるだけでここまでする義理はないだろうに。
俺は後ろから聞こえる声を無視して帰路についた
遅筆でごめんなさい