ろくでなしぼっち   作:53072

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ロクアカとガイルコラボです。続くか未定


第1話

殺した たくさん殺した

 

100は超える命を殺してきた。たくさんの人を殺してきた。殺して殺して殺して、これが誰かのためになるのだと信じ。ただ正義の魔法使いに憧れた

 

俺が引き取られたのは、俺が物心つく前だった、全く覚えていないから母親代わりのセリカに一度だけ聞いたことがあるが、その時はやんわりと「悪い魔術師に捕まっていたお前らの近くをたまたま通りかかった所をグレンとお前、二人一緒に引き取った」そうだ。俺はその時人体実験の果てに死にそうな所を引き取られ、一命を取り留めたのも奇跡と言われていた。名前はその時俺が首にかけていたネックレスに書かれていたそうだ。

セリカに引き取られてからは魔術の練習や格闘技の練習など生きるための手段の一つとして教わってきた。

当時の俺は不思議な魔術の世界に心惹かれるようになっていた。その頃、俺は魔術師として優れた才能が判明した。幼かったからよくわかっていなかったがライトニングピアス程度なら使用できるレベルにはできていた。

それからある程度時間が経ち宮廷帝国魔導師団という帝国最強の魔導師団にグレンが引き抜かれた時俺も一緒に引き抜かれた。どうやらあまり無視できる魔術の才能ではなかったらしい。最年少での宮廷帝国魔導師団の入団、学校には行ってなかったがセリカからの教えである程度の魔術は使えるようになっていたため任務にもすぐに行かされた。任務といっても殺しが殆ど、帝国の気に入らない連中や悪の組織など色々な暗殺を任された。

1人目は誇らしかった、これでセリカが胸を張れる、そう思っていた。

2人目はなんかおかしいとおもった、人殺しが正義の魔法使いだなんて、何おかしいとおもった

3人目ははっきりと自覚した。みんな俺のことを天才だ英雄だって、確かにたくさんの人を助けた。でもやっぱり向いてないと、そう確信した。

それでも殺し続けた。これで誰かが助かるのなら。俺が出来ることはこれしかないのだと。ただの人殺しになった。

 

 

 

 

 

時は経ち。ある朝のセリカ邸

セリカ「ハチマン、お前そろそろ学校に行けよ」

目の前にいる、気怠げに頬杖をつく妙齢の女。セリカ・アルフォネアがとてつもないことを言い出した。ついでに言うと美人

ハチマン「セリカ、どうしたんだ。熱でもあるのか、今日は一日中見てやるからすぐに体拭いて寝るんだ」

セリカ「《まぁ・とにかく・いけ》」

目の前を紅蓮の衝撃が埋め尽くす。いやマジで殺しにきてるはこれ。ちょっち怒ってね?

セリカ「グレンといいお前といい。どうして親の言うことが聞けないのかね…今朝、グレンにはアルザーノ帝国魔術学院の臨時講師をしてもらう事になってな。いやぁ骨が折れた」

グレン何してんだよぉ…キレッキレの第七階梯とかもうやばい(やばい)

ハチマン「よくあいつがいくって言ったな。てかなんでだ、理由を聞きたい、学校で習う魔術の勉強なんて俺に必要なくないか?」

ほとんどの魔術の勉強はセリカから教わっているので学校に行く意味が俺にはない、てかこのセリカのヒモ生活から抜け出したくないよぉ…

セリカ「行かなきゃ殺すと伝えた。理由か、そうだな…グレンのお守りもあるが一番にお前には友達が必要だとおもってな。グレンはお前が生徒なら行ってやってもいいと言っていたから、ある程度準備はこちらでしておく。」

拒否権が消えてる…!グレンのとばっちりは慣れっこなのだが友達か…必要ないだろ

ハチマン「そうだなぁ…ハチマンちょっぴり不安だけど、ここは思い切って断っちゃおうかな♪」

俺の渾身のてへぺろがセリカに直撃した。ものすごいキモそう。だがすぐに真面目な顔になり俺を抱き寄せた。え、ちょっとどうした

セリカ「お前の事情もよくわかっているつもりだ。でもお前にはこれからでも遅くないちゃんとした人として生きていて欲しいんだ、そのためには学校はお前の価値観を改めるためにはうってつけだと思ってな。母親の頼みだとおもって聞いてくれんか?」

いや、その柔らかい柔らかい。違う違うそうじゃない。恥ずかしい恥ずかしい。

ハチマン「まぁ、その、なんだ。魔術は嫌いだがグレン一人だとめんどくさそうだしな。俺も行ってやるか」

セリカ「ちょろ」

てめぇぶっころすぞ。

ハチマン「うぜぇ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




とりあえず書くだけ書きました

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