いつか静かなこの海で ~1人のイレギュラーの物語~   作:そーりゅー

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前回のあらすじ!

前回は、腹を煮え繰り返したミシガンが怒りの元凶となる、大湊鎮守府を攻撃したんだ!
今回はな大湊鎮守府から少し離れたキスカ島泊地を目指すみたい…さてさてどうなることやら。





第三話 入港&接触

第三話 入港&接触

 

あの対地攻撃の後、私と電はある場所へと向かって航行していた…。

 

どこへ向かっているのか。それは数分前に遡る…。

 

~数分前~

「電、聞きたいことがあるんだけど…この近辺に休めそうな場所ない?」

私はとりあえず休むために近辺に休めそうな場所がないか、聞いてみることにした。

 

電「う~ん…あるにはあるのです。大湊鎮守府から少し北上するとキスカ島泊地があるのです」

キスカ島泊地…ミシガンは聞き覚えがあった…。

ミシガンの居た世界で第二次世界大戦中日本軍が撤退が奇跡的に成功した島だと乗員が読んでいた本に書いてあったのを見たのだ…。

 

電「キスカ島泊地は廃れてるけど鎮守府としての設備は一式整っているのです。休むならそこが良いと思うのです」

 

そして…ミシガンと電はキスカ島泊地に向かうことにして現在に至るのである…。

 

「電…一応、打電しておこう。いきなり攻撃されるのは避けたいからね」

とりあえずキスカ島泊地に打電することにした。味方からの誤射は避けたいからね。

 

電「了解なのです。」

 

 

~同時刻 キスカ島泊地鎮守府~

 

電『提督、大湊鎮守府の電から打電です。内容は…我ト随行艦一隻ハ本鎮守府への入港許可ヲ求…です』

 

???「そうか…。先ほど大湊鎮守府が襲撃されたという打電が入った…恐らくその影響だろう」

提督と呼ばれた男性はまだ若く、歳は25~27という外見であった。

 

???「…返信。入港を許可、と」

 

電『了解です』

そして電が執務室を出て通信室へと向かう。

 

そして提督が独り言を呟く。

???「私の勘だけど…これから大きな問題に巻き込まれそうな気がする…」

 

 

~そして再びミシガン一行~

 

電「キスカ島泊地鎮守府より返信…入港ヲ許可ス…なのです」

キスカ島泊地鎮守府より返信された文を電が読み上げる。これで今後の方針が決まるのだが…

 

「そう…時間的に後、15分ぐらいかな?」

電から入港許可が下りた事を聞き、ほっとした。これで今後の方針が決まったのだから…。

そして私は入港までの時間を見計らう。

 

『…!ミシガンさん。右舷前方65度、距離3500。キャビンテーションノイズ4探知。   接触まで推定5分』

副長がスクリュー音を4つ探知したことを報告する。

敵か?と思ったけれどその不安は直後に無くなった。

 

『前方接近艦隊より発光信号受諾!入港指示ヲスル。我ニ続ケ…です』

副長より更に報告があり、接近中の艦隊が鎮守府からの迎えということが分かった。

そして、ミシガン一行は艦隊に近づくことにした…。

 

 

 

 

 

 

「前に居るのは電というのは分かるけど…後ろに居るのは一体誰なのかしら…」

 

そう言うのは、第六駆逐隊旗艦の雷であった。

雷はほかの艦娘たちにも意見を聞いてみた…

 

「腕に魚雷発射管みたいなのを付けているし…潜水艦じゃない?」

そう解釈する自称「レディ」の暁。

 

「でも背中に箱みたいなのを背負っているけどあれは何なのだろう」

そう疑問を持つのは青っぽい白の髪も持つ響

 

「とりあえず詳しい話は後で聞くことにして入港の誘導をするよ」

そう、駆逐隊をまとめたのが提督の秘書艦 電。

 

 

そしてミシガン一行は第六駆逐隊誘導の元、入港したのであった…。

 

 

「総員、入港用意!速力最微速!」

 

雷の指示で艦娘たちは徐々に速度を落としながらキスカ港に入港していった。

 

 

 

「フクさん。原子力機関停止!」

『了解です』

 

それに続いて不慣れながらみんなと波長を合わせ、ミシガンもキスカ港へと入港していった。

 

 

「よいしょっと…」

苦労しながらも何とか入港したミシガンは艤装を体内に収容すると、

キスカ島泊地鎮守府へと上陸した。

 

 

そして、ミシガンのもとに一人の男性がやってきた。

 

 

???「初めまして。君が電だね。それでそっちの艦娘は…?」

 

電「はい、大湊鎮守府所属の電なのです!」

 

ミシガンは男性の問いに対して口を開く…。

「わ、わたしは…米海軍太平洋艦隊所属、原子力潜水艦ミシガンです。それで貴方は…?」

そしてミシガンが所属を応え、ミシガンもまた男性へ質問する。

 

 

彼女の前に突如現れた男性。帝国海軍の第二種軍装によく似た軍服を着用しているので、

その男性は軍の関係者であることがわかる。階級章からしておそらく海軍中将だろう。

 

 

???「私はこのキスカ島泊地鎮守府の司令官、つまり艦娘たちの提督をしている伊井波慎也。階級は海軍中将だ。」

その男は伊井波慎也と名乗った…。

 

 

この男性とミシガンの出会いがこの世界を大きく動かすことなど今は誰も知る由など無かったのである…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回はまだ未定ですm(__)m

<次回予告っぽい!>
伊井波提督と接触したミシガンは対談することになる。
また電は近代化改修を受けることとなる…。

そして転機が訪れる…。

「私は…艦娘として日本へと協力します。」

次回!「第四話 対談」っぽい!

次回もよろしくっぽい!


上で次回は未定と言ったな…あれは嘘だ。
「…主よ覚悟は良い?」ガチャ(魚雷発射管を向ける
ヒエェェ~…チュドーン‼

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