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志貴はイッセーを見て違和感を感じていた。実は禊がイッセーを尾行して帰ってきた次の日つまり昨日から感じていた。
志貴にとってはそこまで関係ない。いかなる種族であっても風紀を乱すなら一切の容赦はせず粛清する。それが彼のポリシー。故に駒王学園の生徒である兵藤一誠に害をなすなら風紀委員長として彼は迷いなく動く。
「堕天使がいるってことは勿論天使がいるってことだな!自分以外の種族と言うのも興味深い!少し調べてみるか」
一人言のように志貴が言って立ち上がった。彼はとあるところに行くために『瞬間移動するスキル』を使って行った。
2
志貴が行った場所は書物が一杯ある部屋だった。ここには志貴の友人がいる。本が好きで一日中本を読んでいる人物。
「
人物名を言うと一人の少女が歩いてきた。どうやら書物の整理をしていたみたいだ。彼女の名前は
「志貴、久し振りだね。どうしたの?」
「ちょっと調べたいことがあってな」
「いいよ」
ここにある書物はすべて火恋が作り出した物だ。正確に言えば火恋の
火恋は幾つか
志貴は人間以外の種族全般の知識、歴史などを見続けた。
3
2、3日で全て読み終わった。学校に行きながらこれだから凄い。彼は全て理解して火恋にありがとうとだけ告げて戻ってきた。志貴は駒王町にいる堕天使の計画まで見てきた。
そして堕天使を粛清する時間が始まろうとしていた。