1
家のドアを開けると志貴は二人の少年と少女に攻撃された。二人が志貴に向かってかかと落としをした。
「てめぇが神上志貴か?」
少女のほうが言ってきた。志貴は立ち上がって答えた。
「···そうだけど、それはかかと落としをする前に言うべきじゃないか?」
「そんなことは知りませんね」
「おい!てめぇが抱えてるのって球磨川さんじゃねーかよ!?」
少女の方が先に禊がいたことに気が付いた。少年の方もすると気が付いた。二人とも驚いていると球磨川禊が目を覚ました。
『おはよ志貴ちゃん』『あれ?』『飛沫ちゃんに蛾々丸ちゃん』『久しぶり』
少女の方は
「飛沫に蛾々丸?···成る程。確か禊がいた
志貴は確認するかのように禊に聞くと
『そうだよ』『女の子方は志布志飛沫ちゃんだぜ』『彼女の
「「!?」」
二人は驚きながら視線を志貴に向けた。禊は付け加えるように志貴に言った。
『飛沫ちゃんと蛾々丸ちゃんは安心院さんに呼ばれたらしいぜ』『駒王学園にも来るみたいだぜ』
「成る程ね。弱い人間か!よし、お前ら風紀委員会に入らないか?」
「「はぁ?」」
二人は声を揃えて言った。志貴がいきなりかかと落としをしてくる奴等に風紀委員会に入らないかと言う提案をしてきたからだ。
そのあと二人と話合い風紀委員会に入ることになった。
2
「久しぶりだね志貴君」
「久しぶりなじみ。珍しいな!お前が俺を呼ぶなんて。なんかあったか?」
夢の世界に安心院なじみが現れた。正確に言うとなじみに呼びだされたのだ。志貴を呼ぶことは鍛えたりする以外ではあまりないことだ。
「別に何でもないぜ」
「用がまさか禊の落とし方とか言うなよ?」
「····」
「おい!目をそらすな!」
志貴がそう聞くとなじみは目をそらした。安心院なじみは球磨川禊の事を好きなのだ。いつ好きになったかは知らないがいつの間にか好きになっていたのだ。
「ところでどうやればいいと思う?」
「知るか!」