ハイスクールD×D~超越者と負完全~   作:式龍

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第5話過負荷と超越者

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家のドアを開けると志貴は二人の少年と少女に攻撃された。二人が志貴に向かってかかと落としをした。

 

「てめぇが神上志貴か?」

 

少女のほうが言ってきた。志貴は立ち上がって答えた。

 

「···そうだけど、それはかかと落としをする前に言うべきじゃないか?」

 

「そんなことは知りませんね」

 

「おい!てめぇが抱えてるのって球磨川さんじゃねーかよ!?」

 

少女の方が先に禊がいたことに気が付いた。少年の方もすると気が付いた。二人とも驚いていると球磨川禊が目を覚ました。

 

『おはよ志貴ちゃん』『あれ?』『飛沫ちゃんに蛾々丸ちゃん』『久しぶり』

 

少女の方は志布志飛沫(しぶししぶき)。少年の方は蝶ヶ崎蛾々丸(ちょうがさきががまる)。この二人は過負荷(マイナス)だ。

 

「飛沫に蛾々丸?···成る程。確か禊がいた(マイナス)十三組立った頃の仲間だったか?」

 

志貴は確認するかのように禊に聞くと

 

『そうだよ』『女の子方は志布志飛沫ちゃんだぜ』『彼女の過負荷(マイナス)致死武器(スカーデッド)』『古傷を開く過負荷(マイナス)』『男の方は蝶ヶ崎蛾々丸ちゃん』『彼の過負荷(マイナス)不慮の事故(エンカウンター)』『ダメージを押し付ける過負荷(マイナス)だぜ』『飛沫ちゃん』『蛾々丸ちゃん』『彼は神上志貴』『彼の異常(アブノーマル)は超越』『簡単に言うとめだかちゃんの完成(ジ・エンド)よりも上の異常(アブノーマル)だぜ』

 

「「!?」」

 

二人は驚きながら視線を志貴に向けた。禊は付け加えるように志貴に言った。

 

『飛沫ちゃんと蛾々丸ちゃんは安心院さんに呼ばれたらしいぜ』『駒王学園にも来るみたいだぜ』

 

「成る程ね。弱い人間か!よし、お前ら風紀委員会に入らないか?」

 

「「はぁ?」」

 

二人は声を揃えて言った。志貴がいきなりかかと落としをしてくる奴等に風紀委員会に入らないかと言う提案をしてきたからだ。

そのあと二人と話合い風紀委員会に入ることになった。

 

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「久しぶりだね志貴君」

 

「久しぶりなじみ。珍しいな!お前が俺を呼ぶなんて。なんかあったか?」

 

夢の世界に安心院なじみが現れた。正確に言うとなじみに呼びだされたのだ。志貴を呼ぶことは鍛えたりする以外ではあまりないことだ。

 

「別に何でもないぜ」

 

「用がまさか禊の落とし方とか言うなよ?」

 

「····」

 

「おい!目をそらすな!」

 

志貴がそう聞くとなじみは目をそらした。安心院なじみは球磨川禊の事を好きなのだ。いつ好きになったかは知らないがいつの間にか好きになっていたのだ。

 

「ところでどうやればいいと思う?」

 

「知るか!」


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