1
志貴とセラフォルーはメイド喫茶に来ていた。セラフォルーは結構メイド喫茶が好きなようで志貴とよく来たりしている。志貴もメイド喫茶は好きな方だ。そのせいか志貴はメイド好きになってしまっている。
「で、志貴ちゃんどこいく?」
「適当にぶらついてもいいが···行きたいとこあるんだろ?」
「うん!」
はたからみたら恋人同士に見られるが本人たちには自覚がない。可愛らしく返事をしたセラフォルー。志貴はため息をついていた。飲み物を頼んだ。志貴はブラックコーヒーでセラフォルーは紅茶を頼んだ。
「魔法少女関連かな?」
「そう!今日の初回特典で貰えるものがあるの!」
「はぁ、じゃあそこにいくかな」
「やった!志貴ちゃんのいきたい所はある?」
「特にはないぞ」
志貴がため息をつき答えるとセラフォルーが喜んでいた。コーヒーと紅茶が届くと一口飲んで志貴は言った。
「じゃあ適当に服でも見に行くか」
「私が選んであげる!」
「じゃあ頼むよ」
これから行く場所は話し合って決めた。取り敢えず魔法少女のものを見に行ってそのあと映画を見てそのあとに昼食をとってそして服を見て行くと言う予定になった。
2
セラフォルーは目的の商品と特典がもらえて満足そうにしていた。その商品の特典はペアじゃないと行けないようだった。
「映画は何を見る?って聞くまでもないな」
志貴たちが映画館につくと志貴が言うがセラフォルーは魔法少女の映画に食いついていた。タイトルは『劇場版魔法少女ミルキー危機一髪』だった。志貴は飲み物とポップコーンを買ってきた。
「ほら」
「ありがとー!」
志貴はセラフォルーに渡した。セラフォルーはお礼を言った。二人は時間になったのでなかに入っていった。セラフォルーは集中して見ていたが志貴は眺める程度にしか見ていなかった。映画が終わるとセラフォルーはグッズを見に行った。結局グッズを全て買っていた。予定通り昼食をとることにした。
セラフォルーの希望でハンバーガーを食べる事にした。
「うん!美味しい!」
「そうか!美味しいね」
二人は仲良くハンバーガーを食べていた。二人はデートをしているようだった。ポテトも食べながら話したりした。映画の話したりした。食べ終わる頃には満足そうにセラフォルーはしていた。
3
服を見に行く途中に二人は異変を感じた。セラフォルーは近くから悪魔の気配がすると感じて見渡したりしている。セラフォルーは何とか志貴を逃がそうとしたがどこにいるか分からないので逃がすことも出来ないと思った。志貴はセラフォルーが悪魔であることには気づいている。だからと言ってどうかする事ではないので特になにも言っていない。
「志貴ちゃん今日は」
「さがれ!」
セラフォルーがなにか言おうとするとセラフォルーの方向に炎の攻撃が来た。志貴はセラフォルーをかばうようにして受けた。
「カカカ、馬鹿なやつだ!魔王を助ける為に死ぬとはな!」
セラフォルーの目の前にはSS級はぐれ悪魔がいた。セラフォルーは怒ってなにか言おうとすると
「勝手に殺すなよ!」
志貴が煙の中から無傷で現れた。セラフォルーとはぐれ悪魔は驚いていた。志貴は続けて
「その程度じゃまだまだだぜ!」