1
「何故だ!?」
「俺は君のことをそこまで好きじゃないからね」
ライザーが取り乱して志貴に問いかけると素直に言った。ライザーは悔しそうにしながら
「俺は諦めんぞ!そうだ!リアスとやるレーティングゲームにお前も出ろ!?もしも俺が勝てばお前には俺の正妻になって貰うぞ!」
ライザーは何か思い付いたように言った。ライザーは女志貴に完全に惚れてしまったようだ。当初の目的を忘れてしまったようだ。グレイフィアだけではなく志貴やリアスの眷属も驚いていた。
「ライザー様!それは」
「分かった!もしもお前が勝った場合はいいよ!その代わり12日ゆうよを与えてくれるか?」
「ああ、良いだろう!」
グレイフィアが止めに入ろうとしたが、志貴が受けた。その代わりの条件を言った。
「分かりましたでは、ライザー様が勝利した場合リアスお嬢様と志貴様の結婚!リアスお嬢様が勝利した場合ライザー様との婚約破棄及び志貴様への接触禁止で良いでしょうか?」
「いや、別にいいよ。そうだな、冥界に行く許可証みたいなものでいいか?ライザーの領土だけで構わない」
「分かりました」
グレイフィアが確認するかのように聞くと志貴はひとつだけ変えてもらうように言った。グレイフィアは了承した。
『志貴ちゃん』『甘いね』
禊はひとりごとのように言った。リアスは唖然としていたがグレイフィアが
「よろしいでしょうか?リアスお嬢様?」
「え、ええ···良いわよ!レーティングゲームをやるわ!」
「出場されるのはリアスお嬢様及びその眷属と志貴様ですね?」
グレイフィアがリアスと志貴に確認確認するかのように言うと禊が手をあげて
『僕も出るぜ』『志貴ちゃんこの試合でも油断しないでね』『寝首をかきにいくかも知れないぜ』
「ああ、いいぞ!グレイフィアさんどうでしょう?」
「構いませんがライザー様もよろしいでしょうか?」
「ああ、それくらいのハンデがあってもいいぜ」
志貴は禊の言葉を肯定した。グレイフィアに聞くとライザーに良いかと聞くとライザーは軽く了承した。
「それでは13日後のレーティングゲームにてまたお会いしましょう」
2
次の日に志貴とリアス眷属はとある山道を上っていた。禊は必要な時に呼ぶ事にした。何故なら禊の体力も絶望的にないからだ。木場とイッセーは大荷物を持っていた。朱乃とリアス、アーシアと自分達の荷物が入っている。志貴は自分の荷物だけ持ってきている。小猫はイッセーと木場の倍以上持っていた。それは全部小猫の荷物なのだが
因みに志貴は女状態だ。戻ろうとしたらイッセーに泣いて女の状態のままでいてくれと泣いて頼まれた。リアスの別荘についたら戻ると言う約束でまだ女の状態のままでいる。
「うっ···重い」
「イッセーガンバレー」
志貴が軽く応援するとイッセーが今までの何倍もの力を出して上っていった。
「····単純だな」