第1箱始まり
1
その隣では黒い髪をした学ランの少年が歩いていた。彼は
何故この二人、
志貴が持つスキルは『超越』。簡単に言うと黒神めだかの『
彼らは今、登校中だ。彼ら二人は駒王学園に向かっている。え?何故球磨川禊までかって?そんなのは平等なだけの人外のご都合主義に決まっている。志貴は風紀委員長をやっていて、禊は風紀副委員長をやっている。
他の風紀委員はいない。禊が副委員長になったときに辞めている。
2
『志貴ちゃん』『今日はジャンプが読みたいから』『帰っても良いよね?』『帰っても』『僕は悪くない』
「駄目だぜ。今日は見回りだ」
『そんなの』『志貴ちゃん一人で余裕に終わるだろう?』『僕が行っても意味はない』『だから』『僕は悪くない』
球磨川禊と神上志貴が二年の教室内でそんな話をしていた。禊も志貴も二年だが風紀副委員長と風紀委員長をそれぞれやっている。禊と志貴の二人で定期的に見回りをしている。風紀を乱したら委員長である志貴の鉄槌を下したり、たまあに禊のマイナスな鉄槌を下している。
「おまえも風紀副委員長だからな。イッセー達を見てこい」
『はぁ』『また勝てなかった』『わかったぜ!』『····うん』『あの子達だけが女子のパンツを見るなんて許せないね』『あの子達が更衣室を覗くって許せない』『それはぼ··』『ごは』
「おまえも行けねぇよ」
禊は志貴の拳をまともに頭に受けた。そして志貴は突っ込みを入れた。
『『
禊は禊の過負荷『大嘘憑き』で殴られたさいの気絶を『無かった』ことにした。それが球磨川禊の過負荷のひとつ。『