ハイスクールD×D〜造られた少女の物語〜 作:bear glasses
白龍皇の少年のΨ難
時系列は原作前、ヴァー君十五歳、アリア十七歳
————アリアの家にて
今は冬、肌寒い日が続いていた。そんな中ヴァーリとアリアは……
「ねぇヴァー君」
「なんだ」
「そろそろ炬燵から出てお風呂入ってきなさい」
「アリアから入ってくるといい。女性だろう?」
「フェミニストぶっても無駄よ。炬燵から出たくないだけでしょう?」
「……何のことやら」
二人並んで
「嘘が見え見えよ」
「ふん、そんなわk熱ぁ!?アリア貴様、他人様の脚を炬燵の熱源に押し付けるとは何事だ!?」
「嫌ならさっさとお風呂に入って来なさい」
「くっ!なら!!」
と、ヴァーリは
「あ!足に防御障壁張ったわね!?」
「フハハ!さぁ、如何する!?」
「なら、こうよ!」
「なっ、ちょっ、くすぐるな!おい!くッ、ふはっ!やめっ!脇はよわッ!アハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
「降参する?」
「する!するからやめっ!やめてくれ!?」
「しょうがないわねぇ」
「………ハァ、ハァ、このっ、よくもやってくれたな!?やり返してくれる!」
「なっ、ちょっ、やめなさい!セクハラよっ!?って、やめ、アハハハハハハハハハハハハハハハ!!ギブ!ギブ!入ってくる!!入ってくるからやめて!!」
「最初からそうすれば良いものを」
「くッ……!」
悔しそうな顔をしていたアリアだが、ふと、嗜虐的な笑みを浮かべた後、顔を赤くして……
「……ヴァー君は、そんなに私が入った後のお風呂に入りたいのね?」
「んなっ!?」
「そうよね。思春期だものね。そういうことに興味が出ても仕方ないものね」
「いや、そんなつもりは……!!」
「でも、その、私が入った後のお風呂に浸かってそういう妄想はやめた方がいいと思うの、だから、その——————」
と、もじもじしながら
「一緒n「風呂に入ってくる!!」——————計画通り……!」
アリアは、平然と1人の少年の純情を利用した
「お背中流しましょうか————?」
「いらん!」
からかいも追加注文で
両者お風呂に入った後
「ねぇヴァー君」
「なんだ?」
「お布団敷いて?」
「アリアがやればいいだろ?」
「自分の分は敷いたもの」
「面倒臭い。炬燵で寝る」
「その炬燵、アザゼル総督の改造で九時以降は急速に冷めていって、温かくならないのよ」
「チッ……!アザゼルめ!余計なことを」
「ああ、敷くのが面倒なら一緒に寝る?」
「断る!」
「私、ヴァー君だから言ってるだけで他の人には言わないわよ?事実、アザゼル総督にも言って無いし」
「それは当然だ!って、な……!!」
「ああ、でも、きっぱり断られて傷ついたから。今日は強制的に一緒に寝てもらおうかしら」
「てn「
傲慢。能力は相手の能力の封殺。破るには禁手に至るレベルの思いを叩き込むか、圧倒的なオーラで掻き消すしかないのだが、ここでは使えない為、実質破られない
「さて、一緒に寝ようか?」
ヴァー君♪
その囁きは、とても蠱惑的で、
「…すぅ…すぅ…」
「(寝れるかぁああああああああああああああああああ!!)」
ヴァーリ少年の夜は長い