東方龍王伝~自由気ままな龍王様~   作:黒猫のゆっきさん

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どうも皆さん、全身筋肉痛の作者、黒猫のゆっきさんです。
重いもの持ちすぎて特に肩と腰が痛いです。
ようやっと学校祭が終わりましてね、本当に疲れた。
だけど、あの労働に対して休み1日ってちょっとどうかしてると思うな。
全然疲れが抜けないし、すぐにテストがあるし、休む暇がないっすわ。
では、この話もここまでにして、本編をどうぞ。

シュックラン アラビア語でありがとう。
機龍のプラモが届いたので早速作りました。
かっこよすぎていろんなポーズをとらせてにやけてました。
あと絶賛風邪引き中です。更新が若干遅れたのはそのせいです。


84話 意外なところで再開。

side楓

 

ー龍弥と別れてから少ししてー

 

さて、そろそろ会議が始まる時間ね。

会議場に移動しないと。

それに会議中はあまり不審な動きはしないようにしないと。

 

はたて

「すぐ顔に出ますもんね。楓姉さんは。」

 

「はたて、普通に心読むのやめてもらえる?」

 

貴女は超能力者かなにかなの?

 

「まぁまぁ、それよりそろそろ移動しましょうか。」

 

「むぅ、そうね。それで今日の議題なんだっけ?」

 

はたて

「資料には目を通しておいてくださいよ!」

 

「いや、だって、いつも会議中に読んでるんだもん。

事前にはあんまり読まないし、私はみんなの言ってることを聞くだけだし。

しかも、いきなりこんな紙束持ってこられてもこんな短時間で読めないわよ。」

 

「いつもとは違う緊急会議なんですからしっかりしてください。」

 

「う、ごめんなさい。」

 

それ言われたらなんも言えないわよ。

 

「それじゃ、時間がないので歩きながら説明しますね。」

 

はたて

「今回の緊急会議の議題は……白狼天狗の処遇についてですよ。」

 

「え……あ、本当だ。そう書いてるね。タイミング良いじゃない。」

 

「最悪ですよ。主な内容は白狼天狗を追い出すって言うことなんですから。」

 

「えマジ?」

 

ーーーーーーーーーーー

 

side龍弥

 

『そうか、分かった。ありがとう。こっちは作戦通りで行くよ。あぁ、よろしく。』

 

いやぁ、楓に通信札を渡しといて良かったわ。

何かあったら使ってくれって渡しといたんだけど役に立ったわ。

 

風夏

「何かあったの?」

 

『あぁ、緊急会議の内容が白狼天狗を追い出す的な内容だって連絡が来たんだよ。』

 

五葉

「げ、タイミング最悪じゃん。」

 

『まぁ、支障にはならんだろ。』

 

風雅

「悪い大天狗がこの発案者ですかね?」

 

『かもしれないな。……あ、そろそろ行ってくるわ。』

 

風雅

「お気をつけて。」

 

『あぁ、お前らも呼ばれたらすぐに出られるように準備しといてくれ。」

 

「分かりました。」

 

『じゃ、ちょっと行ってくるわ。』

 

ーーーーーーーーー

 

ここが正門か。

前は裏から入ったからな。何気に初めてだ。

とりあえず、あの門番に言えば良いのかな。

ってあれ?

 

門番1

「止まれ。天魔様のお屋敷に何用だ。今は緊急会議中で謁見は全て延期にしたはずだが?」

 

門番2

「ん?おぉ、お久しぶりです。体は休まりましたか?」

 

あ、やっぱり。俺らを大天狗のところをまで案内してくれた門番さんだ。

 

『えぇ、おかげさまで。』

 

門番1

「なんだ。知り合いか?」

 

『えぇ、そんなところです。』

 

門番2

「ところで、どうしました?先程も言った通り謁見は全て延期になりましたよ?」

 

『えっと、それなんだがな、謁見ではなく天魔…葉桜楓に個人的に用があって来た。』

 

門番1

「……貴方の名前を聞いても良いか?」

 

『空牙です。』

 

門番1

「……ここでしばらくお待ちいただきたい。確認を取ってくる。」

 

『分かりました。』

 

門番2

「どこかの天狗の首領、なんてものじゃなかったですね。まさか空牙様とは。失礼しました。」

 

『いや、俺の名前が知られているのは分かるが、こんなにもあっさりしていて良いのか?』

 

門番2

「えぇ、空牙という名前だけである程度の信用はあります。

しかも知る人が限られている天魔様の名前を知っているということは本当に天魔様と繋がりがあるお方なのでしょう。

天魔様の名前は多くの者に知られることがないようにされていますからね。」

 

『なるほど、だがもし、俺が空牙だと偽っていたら?その可能性は考えないのか?』

 

門番2

「それこそありえません。自分は空牙だと偽ることは死を意味します。

今はもう自分は空牙だと偽る不届き者はいませんが、貴方なら理由は分かるでしょう?」

 

『まぁ、な。』

 

うん。めっちゃ心当たりある。主にうちの神使についてだけども。

なんか主人の名前を汚すなだとかなんとか言って偽物を片っ端から……うん。

この先は色々規制がかかりそうだから割愛するけども、

 

とてもみせられたもんじゃないとぼくはおもいました。

 

門番1

「空牙殿、確認が取れた。応接室に案内する付いてきてくれまいか?」

 

『分かりました。門番さんこの前と今日、ありがとうございました。』

 

門番2

「いえ、こちらも貴重な体験をありがとうございました。」

 

門番1

「では空牙殿、こちらへ。」

 

さて、楓の方は大丈夫かな。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

side楓

 

困ったわね。下手なことを言えない手前、明らかに間違ってることも指摘できない。

うーん、どうしましょう。いつ賛成に傾くか分からないのに。

空牙さーん早く来てー!

 

「天魔様。」

 

「どうしたの?」

 

「空牙さんが来ました。」

 

「!分かったわ。今行く。」

 

大天狗1

「天魔様。どちらへ?」

 

「私の友人が来たみたいなの。どうやら緊急のようだから少し行ってくるわ。」

 

大天狗2

「しかし、会議中では。」

 

「今来ているのは私の友人であり恩人なの。無下にはできないわ。貴方達も一度休憩を挟みなさい。」

 

大天狗1

「…分かりました。」

 

「私は行くわ。文、急ぐわよ。」

 

「はい。」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

大天狗1

「天魔様があれほどまで言うとは、どんな人が来たんだ?」

 

大天狗2

「分からない。ただ、会議を止めるほどだ、相当な人に違いない。」

 

??

(チッ、もう少しなのに。)

 

ーーーーーーーーー

 

side龍弥

 

「空牙さん!」

 

『おう、とりあえず順調か?』

 

「えぇ、今の所はね。でも雲行きは怪しくなってきてるわ。」

 

『そうか、なら早く行かないとな。』

 

「貴方に頼るしかないけど、お願いします。」

 

『いきなり畏まってどうしたよ?』

 

「礼儀は大切でしょ?」

 

『ま、確かに。じゃ、俺も、任せとけ。かな?』

 

「良いんじゃないかしら。」

 

『そか。それじゃ、ケリをつけに行こうか。』

 

 

 

 

 

続く。

 

 

 




はい、お疲れ様でした。
風邪ひいて投稿遅れました。
すいません。
次回で天狗編完結だと思います。
きっとたぶんおそらく。
では、今回も見てくださり、

グラティアスティビアゴ。

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